やっと気持ちの整理がついたので
最初の職場でのことを書こうと思います。


私が大学を出て最初に就いた仕事は
塾の専任講師でした。


大学4年間塾講師のバイトをしていたことと
子供が好きだったことから決めました。


でもやってみると
好きだけじゃどうしようもないことも
たくさんありました。


上司からは


仕事が遅い、給料もらいすぎだね。


などとよく言われていました。


今思えばとても変わった塾で
事務員さんなどおらず
全部自分たちでやっていました。


初めての職場だったので
まあそんなものだろうと思っていましたが
今となって思うと
とんでもないことばかり。


勤怠の時間の30分前には必ず出社し、
教室の掃除や準備を済ませること。


残業はどれだけ遅く残っても
申請してはいけないこと。


突然イベント企画を振られ
翌日までに企画書を
あげないといけないこと。


カリキュラムとは別に
自習用のプリントを明日までに作れと言われ
通常の業務のある中で作成すること。


上司同士の意見が噛み合わずに
下が被害を受けたことなどは
数え切れないくらいありました。


今思えば全ておかしかったです。


その中で私にとって決定的だったのは
夏期講習でのこと。


エリアで決めたカリキュラム通り
授業を行なっていたのに
エリアマネージャーに呼び出され
別の授業の指示をされました。


他の講師との連携もあるので確認する、
と私がいうと
狭い別室に呼び出されて
1時間怒鳴り続けられました。


俺が何か言ったら
お前は「はい!」とだけ言え!


そう言われたとき、
もう無理だと思いました。


私は、正直言って気が強い方です。


伯父たちから放たれる様々な言葉に
黙って耐えていたら
反抗心が強くなりました。


そんな私が、
なんで理不尽なことを命令されて
黙って耐えなければいけないのか。


また来年の夏にも
同じことを繰り返すのだろうし、
もっと言えば冬の講習にだって
同じことが起こるかもしれない。


耐えられないと思いました。


これ以外にもこのエリアマネージャーには
いろいろ言われています。


体型のことをしつこく言われたり、
遠回しに給料泥棒と言われたり、
直接的に自分にいくら支払えと
言われたことも数え切れないほどあります。


子供が好きだから始めた。


初めてみたら子供たちはどんな子も
とてもとても可愛くて
その気持ちだけで続けてきた。


いろんな子の卒業を見届けたいと思った。


でもこのエリアマネージャーの元では
それは叶わないんだと諦めました。


本当に好きな仕事だったから
理不尽な待遇にも耐えられたけど
あのエリアマネージャーだけは
受け入れられなかった。


今思えばブラック企業から
抜け出すきっかけをくれたのだから
恩人と思うべきなのかもしれませんが
私が恩を感じているのは
当時の直属の上司です。


その方の話は
また気持ちがまとまったら
書きたいと思います。