こんにちは、ヒカリです。


今年の夏は長すぎて、

秋はあっという間に通り過ぎ

気が付いたら12月。

そしてクリスマスが終わると、

一気に年末感が増しますね。


そしてこの時期は、

クリスマス、年越し、お正月と

家族や親戚、友人達と賑やかに過ごす事が多いですが、

いつもと変わらず過ごす方達もいらっしゃると思います。


私の知人にも特に何の予定もなく、いつも通りに過ごすと言う人もいます。

この時期は周りが賑やかなだけに、いつもは感じない寂しさを感じたり、

何のために生きてるんだろうなぁ、とまで感じる事があると

その知人は言っていました。


その話を聞いている時に、

ふと、先日私の実家のご近所の方に言われた言葉を思い出しました。


「このところずっとお留守の様だけど、お母さん入院されたの?」

そう言って私を見つけると、

そのご近所の方は私に話し掛けてこられました。

その方と母はご挨拶程度のお付き合いでしたので、

母が春先に亡くなった事はその時にお話しました。


母は亡くなる前日まで普段と変わらない生活をしていたので、

とても驚かれて

「いつもね、夜になるとお宅の外灯が点いて、私の家からもお母さんのお部屋の明かりが見えたのね。

ほら、私も一人暮らしだから、夜って何となく心細いのよ。

でもね、お宅の外灯やお部屋の明かりが見えるだけでほっとすると言うか、安心できたのよ。

…もうお母さん、いらっしゃらないのね。私も寂しいわ…。」

そう言って母の不在を悔やんでくださいました。


ここ数年は娘の私だけではなく、

デイサービスのスタッフの方々や

ヘルパーさんのお世話にならずしては生活する事ができなかった母は、

時折

「皆さんのお世話になるばっかりで、何の役にも立てない年寄りになってしまったわ。」

と少し悲しげに嘆く事もありましたが、

何もできない母が、何気なく点ける部屋の明かりに元気付けられる人もいたのです。


顔を合わせなくても、

言葉を交わさなくても、

ただそこにいるだけで誰かの役に立ったり、

心の支えの一部になる事もできるのだと改めて知りました。


人は生きているだけで、

そこにいるだけで十分な存在価値がある。

例え自分から何か積極的に行動をしなくても、

あなたがただそこにいるだけで

助けられている人もいるのです。


だから寂しく感じる時も一人じゃない。

あなたを思う人がいる、

あなたを必要としてくれる人がいてくれる、

そう思うと心が温かくなりませんか?


「なんか、元気でた!!」

その話をした後に、見せてくれた知人の笑顔に

私も心が和みました。



今年も残すところあと数日。

かなり押し迫って参りましたね。

大掃除やお正月の準備にお忙しい方、

帰省される方やご旅行に行かれる方、

私の知人の様に、特に普段と変わらずに過ごされる方、

どなた様もご自愛なさって、お元気に新しい年をお迎えになられます様に。


今年もお世話になり、ありがとうございました。


愛を込めて。









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