我が家が在宅介護しないワケ⑦ | 妊娠中に父が脳梗塞で倒れた話

妊娠中に父が脳梗塞で倒れた話

妊娠中に父が脳梗塞で倒れた話。
をコミックエッセイ式に描いていきます。
現在父は要介護5。
娘(父にとっては孫)の誕生と成長を喜んで
くれています。

今回の台風19号の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

 

こちらの記事

我が家が在宅介護しないワケ⑥

の続きです。

 

 

初めましての方はよろしければこちらもニコニコ家族紹介

 

 

 

 

今回は幼少期の思い出と共に、現在の心中を私なりに整理しました。

多少暴力的な内容がありますので、不快になる方は見ずにスルーしてくださいね。

 

 

 

 

 

 

昔から短気、すぐ怒る、すぐ手が出る、

そんな父に対しては、家族皆なんとも複雑な感情がある我が家ですが、

今は昔に比べるとはるかに穏やかになって、怒鳴られることもかなり減りました。

 

妹とも、「なんかお父さん、良いお爺ちゃんになって気持ち悪いね真顔

と話してるくらいです。

 


 

昔から、ささいな事で子供たち(私)にも手を挙げる父でした。

 



殴られた記憶は数え切れないほどありますが、一番覚えているのが小学生の時。

 


我が家は自営業だったので父も母も忙しく、自然と夕飯の片付けや掃除は私と妹が担当、みたいになっていました。(弟は男という理由で免れてた。時代ですね。)

 



ある時、父も近くに居たのですが、

「面倒くさいな~w」と冗談っぽく文句を言いながら片付けていたら、

 

おもむろに父が来て、思いっきり頭を数発殴られました。

この時、衝撃で頭がジンジン、クラクラしたのを今でも覚えています。(その後ショックと恐怖でチビった)

 



父が怒った理由は、

 

「家の手伝いを嫌々するな。むしろ人の役に立てることに感謝しろ」

 

というものでした。

 

 

いや、分かるけど。

そうかも知れんけど、

口頭注意でいいやん、そんなん。真顔真顔真顔

殴らんでもいいやろ。

一応グーグーではなくパーパーやったけども。

 


当時も「ええ~⁉チーン」となったけど、今考えても、理不尽の極み。ゲローゲローゲロー

 

 

 


そんな狂犬よりも怖かった父ですが、

 

今は、

 

先ほど書いた通りだいぶ温厚になり、会いに行くと

穏やかな時間を過ごすことができています。

 

 

 



帰り際には、父は

 

「ありがとう」

 

「また来てくれよ」

 

「ありがとう」

 

と、何度も何度もお礼を言ってきます。

 

 

実は、小学生のあの時、文句を言いながら片付けをしていて殴られた時も、

 

ただお父さんに褒めてほしくて、ありがとうって言ってほしくて、

聞こえるように言ってたんですけどね

 

(結果 想定外の大惨事になったけどな)

 

 

 



子供の頃にも、こう言ってもらえていたら、こんな風に優しくしてくれていたら…


…と、思わないでもないですが。




脳梗塞で倒れて、

車椅子になったけど、

左半身麻痺になったけど、

要介護5になったけど、

 

 私は、

今の父が

今までで 一番好きです。





続きます。

次でこの話は一旦終わります。


 


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