いつもお疲れ様です。お元気ですか?

ヒカリです。


(だいぶ間があいてしまいましたが、前回の記事の続きです)

不健康な生活習慣から40代半ばして高血圧などの健康上の不安材料がいくつかあった私は、尊敬する先生のもとへ漢方相談に行きました。

問診や舌診(舌を見て診断すること)を経て、先生が処方してくださった煎じ薬を翌日から朝晩2回飲み始めました。

しばらく服用を続けた後、当時受講していた講座で方剤(漢方薬)の勉強をしたので、改めて自分が毎日飲んでいるお薬の成分や効能について見直してみました。

すると、様々なものが混ざり合う中、一番効き目を求められているものは「肝(かん)」の余分なエネルギーを取り去る生薬でした。

ちなみに肝とは、中医学では「怒り」の感情と深く関わるとされています。

「つまり、私は怒りが溜まりに溜まって、取り除く必要がある状態ということ?」と、寝耳に水の感覚でポカンとしてしまいました。

というのも、それまで私は「自分は最高とは言えないまでも、結構幸せな方なんじゃないか」と信じて疑っていなかったからです。

でも、中医学では心と体は一つのはず…これは一体どういうことなのかと、自問自答の日々が始まりました。

それは、長い間蓋をしてきた本当の自分と向き合う過酷な旅の幕開けでした。