SAP Dialy~神戸在住のキャリア講師からのメッセージ~

SAP Dialy~神戸在住のキャリア講師からのメッセージ~

2009年4月末、19年1ヶ月続けたサラリーマン生活にピリオドを打ち、これまでの経験を活かして就職指導・キャリア教育を担当するジプシー講師として独立しました。日々の活動で感じたことなんかを綴っていきたいと考えています。

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「時の流れに身を任せ・・・」というフレーズの歌がありますけど、

就職という節目で問われるモノに、「何かに一生懸命取り組んだ経験」が

あります。


流れに身を任せず、一心不乱に何かに取り組む経験・・・って、

自分は大事だと思っています。

採用側も、自分自身でモチベーションというエンジンを廻せる人材って、

欲しいですもんね。


これまでの人生で、こういう経験が無いのであれば、

今からでもしましょうよ!

就職活動の鉄則で、「自分にないモノは売れない」というのが

あります。

自分の中に、売り物として用意した方が良いモノは、

どんどん今から仕入れましょう!

「企業研究の仕方がわからないんです…」

大学生から出てくる疑問の一つですよね。


一人の民間人として、一人の生活者として

触れている業界・企業が、まず産業界全体から見ると

ホントに一握り!でしかない・・・と自覚することが大事です。


就職活動で大事なのは、この世の中にどういう産業があって

どういう役割を担っているか?を知ること。

すると、世の中の見え方が変わりますし、今、魅力を感じている

業界・企業に対する見方も、より深くなります。


要は、「未知」を恐れずに、様々な業界・企業に触れること。

そして、世の中の勉強をすることです。

この努力を、心がけを持てるかどうかで、自分自身の持つ

可能性を拡げられるかどうかが決まりますよ。

「既知」だけで勝負しないように!

リーマンショックを「100年に1度の不況」とよく形容するので、

今の雇用不安も「100年に1度」で、失業していることを

「ついてない!」と感じている方、多いですよね。


失業に至った理由に、外的要因だけによる方なんかは

本当に「ついてない!」と思います。

でも、「一身上の都合」での離職の方も、そうなんですかね?


現に、バブル崩壊後は、雇用に関する統計では、

有効求人倍率が1倍を超える「売り手市場」の時期は

本当に短くて、大半の時期は1倍以下の「買い手市場」です。

どう考えても「100年に1度」ではない・・・ですよね?


バブル後に、労働者個々人に求められているのは

「エンプロイアビリティ」=雇用されうる能力を

自分でどう高めて、どう維持するか?です。

要は、自己責任において、この「力」を保持することが

求められている訳です。


トレーニングで、後天的に身につけられる「力」も

多いですから、頑張りましょう!


新卒の方は、あらゆる場面で多くの方から
言われていると思うんですけど、
就職活動は学生生活の総決算という
意味合いだけではありません。
企業の採用基準のベースにあるのは
「社会人としての基礎的な能力」にあります。

メールでのビジネスコミュニケーションなんか、
当然日常あることなので
自分の考え、意見を、メールの送信先に
理解してもらえるように文面を作成することは
当たり前に必要な能力です。
だからエントリーシートで「論理的に書く」
力が備わっているかどうかを見ます。

また、自分の意見や考えを、会議などの場で
話すことも当たり前に存在しますので
相手にわかってもらえるように伝える
力を面接で見極めます。

だから、就職活動で課されることは、
入社後に必要な基礎的な能力を見るという
意味でもあります。

就職活動を通して、これらの力を身につけていく、
高めていくことができるか?
これも就職活動に挑戦する意味でもあります。

当然なんですけど、企業は入社後活躍してくれそうな
学生を採用したいんですから、
学生さんも「内定をもらうこと」が
就職活動のゴールではなく、
入社後に活躍できることをまずは目指して、
そのために必要と思われることに
努力してください。

…というのも、環境が厳しいことが影響していると
思うんですけど、「就職活動をどう乗り切るか?」
みたいなイメージの質問があまりに多いので…。
どうしても景況感が悪いので、
根拠のない大手志向が増えている感じですね。
こういう経済環境だと特に、
企業規模が大きい方が「事業継続」という点で
安定しているイメージを持つこと、これは
否定できません。

でも、大手企業に入ると、自分自身も
安定するんでしょうか?

事業所が全国(というか海外)にあるのであれば、
転勤の可能性が当然ある訳で、
腰をお落ち着けて生活することとは結びつかない
可能性がありますよね。
職種や仕事内容も同様。
ジョブローテーションで若手社員育成を考えている
企業なんかは、当然ですけど、2~3年で
異動していくことになります。

「安定」とうキーワードが何を示すのか?
このキーワードで、あなたが実現したいことは
何なのか?
言葉で表現できないといけませんよ。
「他にどんな企業の選考にさんかしてますか?」と
面接で聞いた時に、
選択基準がよく分からない「大手企業しか受験して
ません!」みたいな学生さん、多いですよ。
こうなると、就職することで何を望んでいるのか
分からないので、あまり魅力的とは思えなくなります。

新卒採用セミナーのプログラムを書く
仕事をしてますので、多くの企業の
セミナーを見に行く(自分から見ると
仕上がりを確認しに行く)んですけど、
職場の人間関係を確認する質問、
本当に多いですよね。

気になるのは理解できるのですが、
一人の応募者として、

基本は
「会社は選択できる」
「仕事(職種)は選択できる会社もある」

そして、「同僚・上司は選択できない」。

加えて言うと、
人間関係は本当に辛ければ、既にその会社には
いない…とも言えます。
社会人になると、仕事をする環境=人間関係は
自分の努力で居心地良くすることは
当たり前なんです。
極論すれば、仕事をするから給料を貰えるので、
最優先は当然「仕事」になります。

せっかく、その会社で仕事をしている方に
質問をぶつける機会ですから、
自分が「聞きたいこと=欲しい情報」という
視点だけでなく、前にも書きましたけど
自分がその会社に入って仕事をする具体的な
イメージを持つために必要な情報を
得て欲しいと思います。

面接対策や模擬面接をやっていると、
おも~い鎧(よろい)を着ている人に会います。

「面接ではこうしないといけない」
「理想の形はこうだ」

そういう思い込みで、自分を作りこんでいる人です。

でも、鎧を着ているのは、何人、何十人、何百人も面接している
面接官には一目瞭然です。

どうにか、鎧を脱がして、
「本当のあなたを見せてください」と面接官は頑張るわけですが、
なかなか、脱いでくれなかったりします。

そうすると、面接官としてはどうするか?
結局、「あなたのホントのところはよく分かりませんでした」とか
「そんなに重い鎧を着ないといけないほど自信がないのかな」
とかって思ってしまうのです。
そうすると、あまり積極的に選考を通そうと思えなくなってしまう。

鎧を着ていませんか?
ジャージでいいとは言いませんが、
ビジネスカジュアルくらいで面接するのがちょうどいいくらいです。
ちゃんと相手に自分を伝えていきましょう。

昨日から新卒採用のお手伝いの仕事で
松山へ来ております。
セミナーに参加していただいている学生さんからも
年も明けていよいよ本番近し!という
ムードが感じ取れますね。

先輩社員と対話していただく時間を
セミナーのプログラムの終盤にとっているの
ですが、そこで、職種に偏りなく
「1日の流れを教えてほしい」という質問が
出ています。

社会人未経験が学生さんですから、
朝出社してから帰るまでの、
1日を過ごすイメージを持ちたいという
ことなんでしょう。

でも、少し疑問も。

まず、この質問の解答が、企業によって異なるのか?と
いう疑問です。
出社時間や勤務時間は企業によって異なりますし、
業務も同じ企業の中でも職種によって
当然ことなりますから、情報収集の意図は
理解できるのですが、
それはホームページや就職サイトである程度理解できる
範囲ではないか?というポイントと、
解答を得て他社と差別化し難い情報であるという
自覚・前提があるのか?というポイントなんですね。

もう1点が、仕事をするから給料を貰えるのですから、
仕事の流れを「日」ではなく「案件」で
捉えてほしいというポイントです。
「ミッション」感覚とも言えるでしょうか?
営業職であれ研究職であれ、ミッションを果たすには
多くの時間を使って、小さな成功を積み重ねていく
ようなイメージでの業務遂行が多く求められます。
営業であれば、1軒のお客さんと新たに取引を
生むまでの過程…というイメージです。
この情報を獲得できれば、自分が仕事として立ち会う
「場面」のイメージを持つことができますし、
どういう能力が求められるか?も考えることが
できますよね。

何か、社会人になってどういう1日を過ごすか?という
イメージだけ…になっている方が多いような気がしました。

よく言われることではあるんですけど、
「仕事、ビジネスに正解・不正解はない。
 あるのは成功か失敗かだけ…」


何かに取り組むとして、その取り組んだ結果は
成功か失敗かしかないんですよね。
だから、自分も結果は得るモノだと思ってます。

大事なのは、その取り組んだ経験を自分なりに
しっかりと振り返って、そのプロセスを
見直す、振り返ることから何を学べるか?
なんですね。

だから、プロセスから学ぶのであり、
大事なのはそのプロセスにあるんです。
就職活動も同じです。

内定をもらえるか選考で落ちるか、これは結果。

その過程を振り返って、その経験を次に

活かせるモノに置換するのは、個人の努力なんです。

これが上手くできる方は、就職活動を通して

成長できるんですね。


就職活動で問われる「経験」の意味は
ここにあります。
偶然上手くいった経験を聞きたいのではなく、
よい結果を出すために、どう取り組んだのか?
何を考え、どう行動したのか?を聞きたいんです。

成し遂げた結果の自慢をするのが
自己PRではありませんよ。
むしろ、逆境に立ち向かったイメージを
表現しましょう。

今日は大阪での内定塾でした。
生憎の空模様でしたけど、多くの学生さんに
ご参加いただき、本当に感謝!です。

会が終わってから、何名かの学生さんと話して
たんですけど、やはり「説明会」への
参加エントリーに四苦八苦している方も
いらっしゃいますよね。

システムで予約管理されている以上、
満席表示になっていると、メールで
参加したい意思を表明するか、
直接電話するか…いずれにせよ、
「参加したいという自分の意思」を
相手に伝えることが大事ですよね。

選考参加への条件が説明会への参加であるなら、
とにかく参加できるようにお願いするしか
ないわけで。
悶々とするくらいなら、直接お願いしてみようよ。

選考参加への条件ではない説明会は、
あくまで企業が学生への情報公開の機会として
開催するだけなんで、無理にお願いしても
だめですよ。
大手企業になると、多くの学生さんに参加して
もらえるような「器」の大きい会場で
開催しないといけなくなるので、
この経費節減のご時世に、そんなに会場費に
多く割けませんからね。