今回は赤池から名古屋まで"名鉄だけ"で行ってきました。

普通ならこの区間は名古屋市営地下鉄で行くのが一般的ですがなんと名鉄のみで行くこともできるんです。

(※撮影日:2022年12月3日)

 

今回の旅は赤池駅から始まります。

この赤池駅は名古屋市営地下鉄鶴舞線と名鉄豊田線が乗り入れているんですが地下鉄の管轄というもあり地下鉄の方が若干主張が大きめです。実は赤池駅は名古屋市ではなくなんと日進市に位置しています。

 

運賃の比較です

名古屋市営地下鉄で行こうとすると310円です。

 

対する名鉄はなんと1130円です。地下鉄の約3.6倍です。

 

しかし今回は名鉄の旅なので1130円の乗車券を購入します。

 

ICカードでもよかったんですが名鉄に申し訳なかったので敢えて購入しました。

 

それでは早速こちらの高級な切符を投入します。

 

それではこちらの名鉄豊田線直通の豊田市行きに乗車します。

名鉄豊田線は地下鉄鶴舞線と相互直通運転を行っているためこのように名鉄の車両ではなく地下鉄の車両が充当されることがよくあります。

今回はN3000系でした。この車両は一応まだ新型車両ですがかなり見かけるようになりました。

 

赤池を発車です。

 

赤池を発車してすぐに地上区間に入ります。左に分岐しているのは名古屋市営地下鉄日進工場への線路です。

 

日進工場では最大320両の車両を留置できます。またこの敷地内にはレトロ電車館という施設があるので興味があればぜひ行ってみてください。

平子トンネル

高松トンネル

2つのトンネルを抜けると日進市の中心駅日進に到着です。

 

日進の次の駅米野木駅を発車して速度計を見るとなんと100Km/hになっていました!鶴舞線では75Km/hまでしか出せないので名鉄豊田線はスピードの本調子を出すには絶好です。

 

実はこの名鉄豊田線はなんと踏切がなくほとんどの区間が高架とトンネルになっています。意外と高規格なんですね。

 

さらにこの路線は尾張丘陵を横断する関係でなんと30‰以上の急勾配が至る所に存在します。こちらは黒笹駅付近の勾配です。画像では伝わりにくいと思いますかなり急な勾配です。

 

列車は浄水駅に到着です。この駅は全国的にも珍しい半地下の構造になっています。

上豊田駅を発車してしばらくすると景色がかなり開けてきました。終点はもうすぐです。

列車は間もなく梅坪駅に到着です。左に合流するのは名鉄三河線です。ここから最後は名鉄三河線を走ります。

終点の豊田市に到着です。豊田はトヨタ自動車が有名です。さらに豊田市は愛知県第2の都市です。せっかくなら途中下車したいですが乗車券を買ってしまった以上途中下車できません...

 

豊田市からは名鉄三河線に乗り換えです。乗車するのは15:45発普通知立行きです。

 

使用される車両は名鉄の中でも特に古い6000系です。この車両は戦後に登場した車両ということでVVVFインバータではなく界磁チョッパですので車内はかなりうるさいです。しかしこの車両もあと少しで見納めになってしまいますので今のうちに楽しみましょう!

 

豊田市発車です。先ほどまでは複線でしたがここからは単線となります。実はこの名鉄三河線は名鉄で2番目に長い路線になっています。三河線は知立から猿投の山線と知立から碧南までの海線と別れています。

 

豊田市を発車すると先ほどまでは都会的な風景でしたが田舎な風景へと変わりました。(※撮影した季節の関係で知立までほとんどの区間は日差しが照り付けます。)

 

土橋に到着です。この駅は三河線の中でも大きく2面3線の構造になっています。

三河線はワンマン運転なのでドアの開閉は運転士が行います。

三河線では豊田市公共交通基本計画の一環として一部区間で複線化に向けての工事が行われています。将来は名古屋から知立を経て豊田市へ至る列車を実現させるのだそうです。またこの計画によって三河線は更なる進化が期待されます。

 

列車は高架区間に入りました。上に交差しているのは伊勢湾岸自動車道です。

列車は三河八橋に到着です。この駅は三河線でも珍しい高架駅です。

三河八橋から少しの区間複線が続きます。まぁ複線と言ってもほんの少しですけどね(笑)

列車は三河知立駅に到着です。終点の知立はあと少しです。

ちなみに市役所は知立ではなく三河知立が最寄り駅です

 

間もなく知立です。ここでは三河線の海線と合流します。

終点の知立に到着です。夕焼けによって駅名標にいい味が出ています。知立駅は現在は要塞化工事が進んでいます。名古屋本線の上り線はすでに2階部分に移転されています。

この駅では最後の列車ではある快速特急新鵜沼行きに乗り換えます。

 

先ほどまで乗っていた普通列車は猿投ではなく碧南行きとなりました。一応山・海線と系統が分離されていますが山線、海線どちらも同じ列車が担っています。

いわゆるスイッチバックの方式が採られています。

 

最後の列車は快特新鵜沼行きです。車両は2200系です。

せっかくなので最後は特別車に乗ることにしました。(360円はシンプルに安いですよね...。)

 

久しぶりの特別車は快適で楽しいです。2両目は結構乗っていたらしいのですが1両目は僕を含めて4人ぐらいしかいませんでした。

最後は快特にふさわしい走りを披露します。

今回の旅最初の通過駅一ツ木を通過です。ここから名古屋市の神宮前まですべての駅を通過します。


これこそ快特の走りです。

境川を渡り三河地方から尾張地方に入ります。

尾張地方に入り日本最大の無人駅豊明を通過です。この駅は無人駅なのにも3面6線となっています。

(さすが名鉄クオリティ...。)

急行停車駅の中で最も利用者の多い駅前後駅を通過です。急行停車駅といえど容赦なく通過します。

急行停車駅の鳴海駅を通過です。この駅は2面4線でさらに高架になっていて急行停車駅の中ではかなりの巨大駅です。

鳴海通過の時点で既に名古屋市に突入しています。(※中京競馬場前から既に名古屋市です。)

 

神宮前の隣駅堀田を通過。この駅の通過中に神宮前到着放送が流れます。

熱田神宮の最寄駅、常滑線との分岐駅である神宮前に到着です。いよいよ名古屋市の中心部に入りました。

熱田神宮の隣、愛知県第2の大ターミナル駅金山に到着。次は名古屋です。

山王駅を通過してすぐに名古屋の到着放送が流れます。その時に8両編成のミュースカイとすれ違いました!この時期のミュースカイの8両はとても珍しいです。

 

地下に潜り間もなく名古屋です。

というわけで名古屋に到着です。地下鉄だったら30分だったところを名鉄を利用したことで約1時間30分かかってしまいました。しかし地下鉄とは違いほとんどの区間は地上ですから様々な車窓を見ることができました。皆さんもぜひやってみてはいかがでしょうか?

 

最後に本日辿ったルートです。

 

またYouTubeでもこちらの旅の動画を投稿しています。もしよければ是非!

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました!