ハルのブログ -2ページ目

buntaday.





















「ふんふふんふふ~ん♪」
機嫌良く廊下をスキップするのは俺、丸井ブン太。
何で機嫌がいいかって?
決まってるだろィ?
今日は俺の誕生日だからだろ!
女の子にいっぱいケーキ貰って俺すげー幸せェ…。
「お!!彩香ァ~」
教室の前でクラスメートの木瀬彩香がいた。
【あやか】じゃなくて【さいか】。
珍しいだろィ?
「何?」
首を傾げて俺を待つ、何気にかわいい顔。
「今日は何の日?」
「知らない、私もう帰るの」
プイっと俺に背を向けて教室に入っていく。
「待てよ、マジで知らねーの?」
「知らない、忙しいから私」
目も合わせないって事は照れてる?
「照れなくてもいーしー!」
「照れてなんかない」
何でか冷たい…何時もと全然違う。
まじで怖いぜ…。
「ど…どうしたんだよ?何時もと何か違うぜ?」
半分ビビりながら聞くと鞄を触っていた手を止めてハッとした表情をした。
「彩香?」
「帰る、また明日ね」
目も合わさないで教室をでようとする腕を無意識のうちに掴んでた。
「何?」
「あ、いやっ…その…、今日何だか変だぜィ?どうしたわけ?」
真っ直ぐ瞳を見据えて言ってみた。
すると彩香は俯いて、俺の制服の裾を掴む。
何だ…?と首を傾げていると、俺を探すファンの声がした。
「バイバイ…」
「彩香!」
それに気を取られてる内にダッシュで逃げられた。
溜め息をついてるとファンの女の子がプレゼントを渡しに来たが、テンションはガタ下がりだ。
彩香…何か悩んでたのかな…とか考えてみる。
悲しそうな顔は…してた、何でだ…何が悲しかったんだろィ…?
そんなこんなで今は彩香の家の前。






「どうしたんゼヨ、早よ押しんしゃい」
「でっでもさぁ~…?」
仁王についてきてもらった。
つーか俺が家を知らなかったから仁王に案内させた。
「はぁ…往生際が悪いのう」
「だってさぁぁぁあ!?」
仁王がいつの間にかインターフォンを押してた。
アタフタと、まさにこんな感じ(゜Д゜;≡;゜Д゜)で焦ってたら中から彩香が出て来た。
「ブン太と…にぃ君?」
首を傾げて出て来た彩香の服装が何気に可愛い。
「俺は帰るけェのう」
「えっ!?」
じゃあのうとだけ言って、仁王はまじで帰って行く。
ポカーンとそれを見送ってたら彩香が近付いてきた。
「で、どうしたの…?」
「あぁその…今日、様子変だったから…」
驚いて俺を見つめる瞳にドキンと胸が高鳴った。
どっどうしよ…、俺…彩香のこと…好きなのか?
「ありがとう…」
照れたように言われてやっぱりドキンとする。
「彩香…なんかあった?」
何か役に立ちたくて聞いてみる、それと心配だし。
「ううん…恥ずかしいから言わない…」
本気で顔を赤らめて照れるから可愛い…。
どうしよ…ドキドキが止まらない。
「言えよ、俺が何とかするから!なぁ?」
手を握って顔をのぞき込んでみる。
かわいい顔…ヤバいヤバい。
「笑わない?」
「絶対笑わない」
真顔で語りかける。
信じてくれたか…な…?
「あのね…ブン太がモテモテだからね…怖かった…」
泣きそうな顔で言われて、思わず抱き締めてしまった。
理由が俺がモテモテだからとか…脈ありじゃん…。
ヤバいヤバい…幸せ…。
「ぶっブン太?」
「好き」
いつの間にか耳元で告白してた。
「ヤバい…好きすぎるんだけど」
「え?え?」
アワアワと戸惑ってる感がまたいい。
「彩香、俺彩香が好き」
「え…うそ」
照れてるのか耳が真っ赤だ。
「返事は?」
「ぁ…私も好き…です…」
ギュッと俺の服を掴んでるのがまた可愛い。
「付き合ってくれる?」
「うっうん!」
顔を上げた瞬間にキスしてやったり。
これから幸せな日々がまってんのかなぁ…。




end

kintarouday


関西弁大阪弁っていうより神戸弁です…。
かなり頑張ったつもりなんですが、財前光君のキャラがいまいち分かりませんでした…。
それでもおkな方はどうぞ。。。

















明日は金太郎の誕生日や。
うちは金太郎と同じクラスの幼なじみ。
テニス部のみんなと話し合ってたこ焼きパーティーすることになったねん!!


「じゃあ俺が金ちゃん呼んでくんねんな?」
「そーそー」
謙也が自分を指差して言った。
だからうちがそれに同意した。
「うちがケーキ作るから、光君手伝ってー!!」
「おぉ分かった」
「アタシとゆう君は飾り付けするわね!」
「せやなー小春」
「んじゃ俺と白石は買い出しばいね」
「じゃあみんな明日はよろしく頼むでー!!」
「「「「おー!」」」」
適当に打ち合わせして部室を出た。
「光君一緒に帰ろー?」
比較的にこん中では一番家が近い光君に寄っていった。
「ちょっと待っとれ」
「ほーい」
金太郎は何も知らんと帰って行った。
明日が自分の誕生日って位はわかっとるみたいやったけど、まさかパーティーまでは考えてないはずや。
「帰ろか」
「うん!」
光君の隣に並んで歩く。
「金太郎ってたこ焼き以外何あげたらよろこぶかなぁ?」
「食い物やろ」
「それ以外ィ!!なんかこう…物理的なもの!」
うちとしてはたこ焼き以外に、金太郎に誕生日プレゼントをあげたいねん。
「物理的…なんやろ、ピアス」
「何でやねん!それ光君がほしいもんやろ!」
いつもどおり光君におちょくられる。
「じゃあタオルとかリストバンド」
「あ~なるほど…リストバンドええなぁ!」
金太郎は何色が似合うかな~と考える。
青?ちょっと金太郎とはちゃうな…。
赤?似合わん事も無いけど…。
黄色?
「黄色や!!!!」
閃いて叫んでしまった(笑)
まぁよくあることやし?
「黄色にしよー!」
「俺には?」
「金太郎の誕生日プレゼントやって言うとうやろ!」
なんでこうも突っ込んでほしんやろ。
突っ込むうちが段々疲れてきた。
「で?いつ買うん?」
「今から!」
「今からァ?」
何でやろ、さっきから呆れる行動ばっかりしとった光君に呆れられた。
「だからバイバーイ」
手ェ振って繁華街に足向けたのに光君もついてきた。
「俺も行く」
「何で?」
「暇つぶし」
あんまり表情変えへんから感情が読めへん。
嫌やーこういう不可解な行動ー!!
「俺の行っとうスポーツ店にリストバンドめっちゃあった」
「ホンマ!?」
やったー!ちょっとはええとこあった!
光君の隣に並んでスポーツ店を目指す。
「光君のリストバンドそこで買ったん?」
「そおや、肌触りとかめっちゃええから結構気に入っとんねん」
「へ~…」
明日の話とか色んな話してたらスポーツ店についた。


「コレ金太郎に合う思う?」
黄色に黒のラインが入ったリストバンドを光君に見せた。
「ええんちゃうか?」
「ならこれにしよー!」
レジに行って足早に店を出た。





「プレゼントっぽい?」
「あぁ、ええんちゃうか?」
近くの文房具店で買ったラッピングで、うちなりにプレゼントっぽくしてみた。
「じゃぁ、これ明日金太郎に渡したら完璧や!」
「よかったな」
「?…うん?」
なにがよかったんかいまいち分からん。
「ほなら帰るか?」
「そやな、帰ろー」
今まで座っとったベンチから立ち上がって、帰路を歩く。
明日忘れんようにカバンの中にいれなアカンなぁ…。
「明日って部室ですんの?」
「ケーキ作るんは家庭科室で、やるんはおさうちゃん次第ちゃうかな?」
詳しい事はあんましらんけど、部屋はおさむちゃんが用意してくれるらいい。
だから、部室かどっか教室かなんらか用意してくれるやろ!
「器具は?」
「家庭科室のやし、スポンジの材料はうちんちにあるから大丈夫!白石らが生クリーム買ってきてくれるんと、金太郎に見つからんようにせなかんけど」
「明日の朝迎えに行くわ」
「なんでー?」
「お前やと金太郎に見つかったときにぼろが出る」
「すんませんねーアホで」
嫌味ったらしい光君は、多分実は優しいきがする。
「じゃぁ9時に行く」
「わかった」
明日は運のいいことに土曜日!
せやから午前中は部活で、午後からは一部の人らでパーティーする予定。
「じゃぁさ、うち先にケーキ焼いとこか?」
「二人で作らんの?」
「朝からやったらうち一人で作れるからトッピングだけしよーよ」
「わかった」
そうこう言うとう間に分かれ道まで来てた。
うちは左、光君は右。
「じゃぁまた明日なぁ!」
「うん、またなー」
バイバイして左に進んだ。





次の日、材料をカバンに詰めて光君を待っとった。
【ピンポーン♪】
光君かなぁ?と思って玄関に走った。
「はいはーい」
ドアを開けたら案の定想像しとった顔があった。
「用意できとんけ?」
「うん、ちょっと待っててな、カバン持ってくるから!」
先に制服に着替えとってよかった。
部屋にカバンを取りに行ってまた玄関に来た。
「いこー」
「おぉ」
今日は家に誰もおらんから、鍵かけておk!!
さぁーケーキ作んでー!!
「カバン重ないん?」
「ん~…まぁまぁ」
「持ったる」
「大丈夫やって!」
って言うたのに没収された。
「大丈夫やのに、てか光君のカバンのほうが重いやろ?」
「アホ、俺は男やぞ」」
関係あるんか?
まぁ、男のほうが力持ちって言うけどそんな変りない…ことはないな。
「あんがとう」
「まぁ俺優しいし?」
冗談っぽいからめっちゃ笑ってもた。










「じゃぁ、部活がんばってなー」
「はいはーい」
家庭科室で光君と別れた。
先生の許可はちゃんと取ってあるから大丈夫!!
「よっしゃー!!美味しいやつ作んでー!!!」



―3時間後―



「よっしゃ!!完璧やな」
すぽんじは完璧にできた!
後は光君とトッピングするだけやぁ!!!
「お、できたんか?」
「うん!後はトッピングだけやねん」
光君がまず顔を出した。
「ほら、生クリーム買ってきたばい」
「味見できんのかー?」
続いて買出し担当の白石と千歳が入ってきた。
「コラ白石、お触り禁止!!」
あー危なっ!!
「俺生クリーム泡立てる」
「あんがとー」
光君が生クリームをボウルに入れた混ぜてた。
「なら俺らはフルーツ切るわ、その間休憩しとき」
「ん、あんがと」
白石に頭撫でられた。
3人に背中を見ながらいすに座ってカバンを漁る。
「ん~…あったっ!よかったぁ…」
金太郎へのプレゼント。
ちゃんと忘れんと持ってきてた。
「ふぅ…」
なんかめっちゃ眠い…。
今日ははよねよ。


「できたでー」
「んーどんなん?」
いすから立って3人のとこにいった。
かわいらしい…のはぜんぜんないけど、かなりいい感じの盛り付けやった。
「じゃぁ、もって行く?」
「どこでやっとん?」
「部室」
「結局やん!」
大阪らしいノリとツッコミをしてから部室に向かった。



「ケーキ登場やでー!」
白石がでかい声で中に声かけた。
「ほーうまそうやん」
と謙也。
「ほんまぁ…ええ感じやねー!!」
と小春ちゃん。
「うまそうやー!はよ食べたいわー!!」
と金太郎。
ん?金太郎!?
「「「「金ちゃん!?」」」」
みんなかなりびっくりしてた。
「なんでおるん?」
代表してうちがきいてみた。
「なんや美味い匂いするからきてん!そしたらケーキやん!みんなわいだけ除け者にするつもりやったんけー!?」
「あーちゃうちゃう…」
白石が呆れつつ…てか完全に呆れて説明した。

「わいの誕生パーチー?」
「パーティーや」
相変わらずオもろいボケかましとった、
「まぁ、そうと分かったから乾杯の準備や!」
「なんでおさむちゃんが張りきっとんねん」
誰かがさりげないツッコミをしたとこでパーティーは始まった。


「金太郎」
「んぁ?」
まだご飯食べとう金太郎を呼んだ。
「これ、誕生日プレゼントやで」
「ホンマ!?おおきに~!!」
めっちゃ笑顔やったから、速攻で準備してよかった。
「誕生日おめでとう!!」
「おう!!みんなおぉきにー!!」






END

kenyaday、








ここは大阪の四天宝寺中のテニス部。
「白石~これ誰んやろ?」
うちが白石に見せたのはピンクの包みのプレゼント。
「あれちゃう、1ヶ月以上遅れたバレンタインとか?」
「いやせめて3日遅れのホワイトデーやろ」
部室にある机の上に置いて、机の高さに目線を置いて2人で見てた。
「開けたいなぁ~」
「それはアカンやろ~」
多分うちらがおる逆から見たら目しか動いてへんから、誰か部室に入ってきたらかなり怪しい。
「あ」
「どないしたん?」
急に頭を過ぎった事。
昨日まで覚えてたのに今日はすっかり頭から抜けてた。
「謙たんの誕生日や!」
「あぁ…なるほど」
そう言うたとこで立ち上がった。
「なんやぁ~飽きた」
「俺もや、打ち合いしに行こ~」
ユニフォームの上着を羽織る白石にうちは鞄を持った。
「うち家帰ろ~」
「あぁ~ってちょっと待てェ!」
なんやろ、急に突っ込まれてもた。
「謙也の誕生日やのにデートせんの?」
「ちょっ…聞いてよ!謙たんにそれ言うたらさ!?「俺はそんなん嫌いや」とか言うねんで!?腹立っ!」
白石に当たってもしゃーないけど当たらなやってられへん。
「あぁ、そら謙也が悪いなぁ」
「やろ?はぁ…折角プレゼント用意したのにいらんやん…」
自分の鞄を見つめてもう一回溜め息ついた。
「ならコレと一緒に謙也のファンから~ってしたら?」
「おぉ!絶頂やで白石!」
イェイ!と親指を立てて白石に向けた。
「せやろ!絶頂やぁ!」
そしたら白石もしてくれた。
「なら白石後は頼んだで」
「任せとき」
白石に緑色の包みを渡した。
「ほななぁ~」
「気ィつけよ~」
部活を出たらオサムちゃんのお笑い講座「ツッコミ」をやっとったからちょっと見学してきた。








道頓堀をブラブラと歩いてた。
何故かと言うと最高に旨いたこ焼き食べて、謙たんの事なんか忘れたんねん!
「おばちゃん!たこ焼き五個ちょうだい!」
「あいよ!オマケで多めに入れといたるからなぁ!」
とやっぱりノリが良かった。
そんで近くの公園のベンチに座ってたこ焼きを馬鹿食いしてた。
「姉ちゃんそないに食べたら太るど~?」
「ええお世話です~」
と、通りすがりのおっちゃんに言われてしもた。






「はぁ~…いっぱい食べたなぁ!!そろそろ帰ろかぁ」
とベンチを立ち上がった。
公園にはまだ子供が遊んでた。
ゆったりと足を踏み出し、謙たんの事を考えてみた。
「俺は手作り嫌いや」とか、「別に誕生日なんか祝わんでえ~やないか」とか「デートなんかしとう場合やないねん。堪忍やで」とかよう考えたら謙たんとカップルらしい事をしたことがない。
手ぇ繋いだぐらいや。
謙たんにはうちなんかいらんのかなぁ~?
部活や、受験や、って上手いことスルーされとうし。
「はぁ~…」
別れた方がええんかなぁ…。
メールは返ってこん、電話は返ってこん、話しかけてもあしらわれる。
元はうちが告ったし、好きちゃうのに付き合う言うたんかな…。
そう考えたら悲しくなってきた。
うわっ涙でそうや。
「あれ、帰ったんちゃうん?」
顔をあげると白石。
「たこ焼き食べててん」
「またやけ食いかいな?」
呆れられたけど今はブルーやし。
「謙たんはうちが嫌いなんやろーなぁー思ててん」
ケロッとした風に言うた。
「んなことないで?」
「なら煙たいねんよ、はぁ…なんかうちがうざいわ…」
頭を撫でてくれる白石。
チラ見したら穏やかに笑っとった。
「自信持ちや?そんなネガティブなんはお前らしないやろ?」
優しい言葉に胸がグッとした。
涙が溢れそうになったけど、俯いて我慢した。
「泣いたら負けや、でもな?我慢のし過ぎはあかんで。言いたいことは言わなあかん、分かってんねんやろ?」
頷いたら笑う気配がした。
「ほなら言ってき?俺は後悔してほしないから」
背中をさすられて完全に泣いてもた。
そんなうちを白石は宥めてくれる。
「なにやっとんねん!!」
怒鳴り声がして顔を上げたら向こう側に謙たんがおった。
ほんでこっちに走ってきた。
「何でコイツ泣いとんねんな!?」
そう言うて白石にキレだした。
「今までコイツを無視し続けてたから、俺にせん?って口説いとったんや」
平然とそう言ってみせる白石が怖いっ!
「ちょっ…ちゃうから!謙たん落ち着きいや!!」
涙をガシガシと荒く拭いて謙たんの腕を掴んで止めた。
「落ち着けるか!人の女に手ェ出しよって!!」
そう言うてくれるんは嬉しいけど、今はかなりいらん。
「返事はまた今度な」
笑って帰り始めた白石。
「まて白石!!覚えとけよ!!」
ベーッと舌を出して威嚇した後うちを見た。
「………。」
「………。」
二人とも黙り込んで沈黙が続く。
何か話さなと思っても何も思い浮かばん。
「お前は…」
「…ん?」
俯いたまんま謙たんが言い出した、だからうちは謙たんを見た。
「…お前は俺よりも白石がええんか?」
顔を上げてうちを寂しそうな目で見た。
「…俺みたいな、無視するような奴嫌やわな…」
完全に自己嫌悪に入ってもた謙たんは泣きそうやった。
「謙たん、うちのこと好き…?」
白石が作ってくれたチャンスは最大限に使おうって思っても、思い切って聞いてみた。
「……めっちゃ好き…」
初めて言ってくれた言葉に泣きそうになった。
「えっとな、謙たんに3つ言わなあかんことあんねん」
そっと謙たんの手を握った、恥ずかしいから今度はうちが顔を伏せた。
「な、に…?」
恐る恐るで聞きたないってのが伝わってきた。
多分勝手に振られる覚悟してるんやと思う。
「一つ目はうち白石に口説かれてない」
「…はぁ?」
ポカーンとした声が頭の上から聞こえてきた。
「…ちょっ…待てや」
「二つ目は今日もらったファンからのプレゼント…緑のんはうちのん」
謙たんの反応は無視して続ける。
「最後は、うちも謙たんめっちゃ好きやから…」
改めて告白したみたいで恥ずかしい。
「纏めたら俺は白石にだまされたんか…?」
「うん」
そしたらはぁ…と安堵の息をついた。
「よかった…俺、振られる想た…」
ぎゅっと抱き締められた。
久しぶりの謙たんの感触がうれしかった。
「これからは、愛想よくしてな?」

「・・・でもな?お前の顔みてたら照れんねんよ・・・。」

「えぇ・・・?」

以外に照れ屋な謙たん、かわええ・・・。

「でっでも、お前が離れんの…いややからっ頑張る!!」

「うん!!」






やっとカップルになれた気がした・・・。






謙たん、ガンバってよ?ほんまに・・・。







end