METライブビューイング「メデア」 | ナスターシャのブログ

ナスターシャのブログ

音楽、芸術、京都をこよなく愛します♪

またまた、ブログ久しぶりの

登場となりました。

 

紅葉ももう終わりそうです・・

12月に入って一気に寒くなりました。

 

みなさまにはお元気で

お過ごしでしょうか(*‘∀‘)。

 

昨日、あまりにも

素晴らしいものを見ましたので、

久々に書いてみます。

 

METライブビューイング2022~23が、

始まりました。

 

第一作は、ケルビーニの「メデア」です。

 

マリアカラスしか歌えないとも言われた、

歌唱力も演技力も難易度の高いソプラノの役が

タイトルロールのメデアです。

 

ソンドラ・ラドヴァノフスキーが、

タイトルロールでした。

 

もう、すごかったです!!(≧▽≦)(≧▽≦)

 

内容はドロドロの恋愛ものですが、

終盤に子どもたちがでてきて、

最後は血みどろの悲劇がおき、

なんという舞台でしょう・・・

となりましたが、

演出も、そして音楽も、

素晴らしかったので、

強烈な悲劇でしたが、後味が悪いものではなく、

ただすごいオペラを見てしまったという、

驚きと、満足感がありました。

 

指揮はカルロ・リッツィ

演出はデイヴィッド・マクヴィカー

 

メデア    ソンドラ・ラドヴァノフスキー

ジャゾーネ  マシュー・ポレンザーニ

グラウチェ  ジャナイ・ブルーガー

クレオンテ  ミケーレ・ベルトゥージ

ネリス    エカテリーナ・グバノヴァ

 

作曲家のケルビーニは18世紀の人のようです。

 

古典派とロマン派の、

両方の要素のある音楽が、

時に美しく登場人物に寄り添い、

時にストーリーの裏側を暴き、

時に人間の演技や声では表現できないほどの

怒りや情念や恨みなどのすさまじい感情を、

見事に音楽で描き切っていました。

 

こんなオペラがあったのですね。

 

しかし、ギリシャ悲劇を題材にしたような

このようなおはなしは、

歌の技巧も高度なこともあって、

マリア・カラス以外ではあまり、

上演されてこなかったようです。

 

タイトルロールを歌える

プリマドンナがようやく現れた、

といったような、紹介がありました。

 

ソンドラさんご自身の提案で、

実現した舞台だそうです。

それもすごいことです。

 

METは、今シーズンもなかなか、

おもしろいラインナップのようです。

 

久しぶりに、

METライブビューイングを見て、

非日常を味わえて楽しかったので、

また行けたらいいなと思いました。

 

あと、ニューヨークの劇場では、

もちろん席は満席のようでしたし、

だれもマスクしていなかったような・・・

といった、お客さんの雰囲気も見られて、

すっかりコロナ前のようでした。

 

そんなことも知ることができて、

いろいろと、面白かったです!( *´艸`)