どうして他人は他人に対して
「自殺するな」
などと残酷なことが言えるのだろう。
自殺は残されたたった1つの希望だったりするのに。
自分が死んだら悲しむ人が居る。
その人の人生を壊してしまうかもしれない。
トラウマを植え付けるかもしれない。
そんなことはわかっている。
それでも自殺はいけないのか。
人はいつか死ぬのに、どうして自殺だけが悪く言われるのか。
安楽死に名前を変えれば許されるのか。
自分の頭で考えず、なんとなくの響きで自殺を否定してるんじゃなかろうか。
なぜ自殺が駄目なのか、自分の言葉で説明できるんだろうか。
説明できないのであれば、僕は「死ぬな」という人を反撃したくなってしまう。
可哀想なので我慢するけれど。
生物というのは遺伝子レベルで
「死なない」ようにプログラムされている。
こんなことを書いている僕だって日々、死なないように傷つかないように細心の注意をはらって生きている。
虫だって死なないように生きている。
ウイルスでさえ死なないように生きている。
それが自分で自分を殺したいと思うなんて重大な故障なのである。
客観的に見てもこの人は死んだ方が楽だろうという人だっている。
そんな苦しい人たちに「自殺するな」
という言葉の暴力はどうか堪えてあげてほしい。
我慢できなければ仕方ない。
人には人の考えがある。
みんながみんな同じじゃない。
そうなったらもう戦争なのだ。