少し前に、『ChatGPTが嘘をつく』
というような記事のタイトルを見かけました。
それまでは目に入らなかっただけなのか
メリットだけを紹介する記事ばかりが目についていたのですが、
内心、「やっぱり…」と思いました。
AIというと、世間的には人間を遥かに超えた人工知能であり、
漠然とした“万能感”のようなものがあったりしますが、
AIが回答の元にしているネット情報の質を考えれば、
当然、ChatGPTの回答が誤答であることは大いにあり得ます。
(個人的に、何度も失敗していますし...)
そのChatGPTによる誤答を「嘘をつく」と表現したのが、
冒頭の記事のタイトルだったわけです。
結局のところ、ChatGPTを上手く活用していくには、
ChatGPTの“嘘”を、なるべく少なくする工夫や、
出された回答の間違いを見抜く力が必要です。
巷では、これから迎えるAI時代には、
これまでのように勉強する必要もなくなるだろうという、
学習不要論も多く見受けられますが、
ChatGPTの例を一つとっても、楽観的になって良いということはなさそうです。
少なくとも『生活の中のAI』
これを使いこなす能力は必要ではないでしょうか。
ChatGPTに使い方が似ている、自動翻訳機の場合もそうですが、
自分の言いたいことをそのまま入力したり、話したりしても、
意図したような翻訳が導き出される保証はありません。
英語の場合、日本語の主語がないと、
AIが勝手に判断した“主語”が出現して、
意図とは全く違う翻訳文が作成されることがあります。
鵜呑みにしてそのまま使用すると混乱が生じてしまいます。
以上のことを踏まえて、
自動翻訳機やChatGPTの活用に必要な能力を
簡単にまとめると、
①欲しい答を導き出すための能力(質問力)
②答の間違いや矛盾などを見抜く能力
大きく分けてこれら二つの能力が必要です。
①の上手な質問の仕方ひとつ取っても、
一筋縄ではいかないということは想像に難くありません。
②の間違いや矛盾に気づく為には、
やはりある程度の知識や経験は必要不可欠です。
ChatGPTなどAIの活用に関しては、
教育現場でも議論される機会が増えています。
今後どのように活用していくか。
導入に伴い教育をどのように設計するか。
ブログでは、乳幼児から社会人までの教育のヒントを
様々な角度からお届けしていく予定です。
経験のみならず、AI時代を生き抜くための新情報も
随時更新していきます。
モットーは出来るだけ簡単で、
子どもでも出来る再現性の高い提案です。
面白い!簡単!楽しい!
そのような時間を共有できるようがんばりますので、
よろしくお願いいたします。
※ChatGPTとは、知りたいことをAIに質問すると、
まるで会話しているように質問に答えてくれる、対話型AIのこと。