あるときはエンジニア、またあるときはゲージュツ家、そしてまたあるときはバス運転士、その実体は心理学者(臨床心理・人間科学)でもあるバス次郎のブログへようこそ!!
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* この記事には学術的な記述と曖昧な記述の両方が含まれています.
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こんにちは( ◠‿◠ )
昨日、今日と超久しぶりの2連休(^ ^)
身体は正直ですね。張り詰めた緊張が解けると疲れがドッと押し寄せてきます。
昨日は夜の9時には寝てしまいました。
今日も家でマッタリして強ばった心身を解放させようと思います(^ ^)
何するって?
瞑想しているつもりがいつの間にか昼寝に変わります(笑)
イメージ画像
今日も”心と身体のあいだ”と言うテーマでお話ししようと思います。
心でもなく身体でもない。そんな不思議な領域があるかもしれないし、それがある種の疾患に関わっているかもしれない。あるいは、人生そのものを決定する何らかの因子が隠れているかもしれない。なんとなく推測しています(^ ^)
そして前回の記事では感覚について取り上げました。そして、心理学上、感覚は意識である。ということをちょっとお話しをさせていただきました。
”感覚”とはどういうことなのか?
共時性(意味のある偶然)を考える際の原点は「時間と空間に関して心的に条件づけられた相対性」であることであるから共時性の一つである時間を考える場合、その”時間”は”時間認知”が個人的無意識や集合的無意識にどのように働きかけているのかということを考察していかなければなりません。そして、時間知覚と共に感覚や知覚がどのように意識や無意識に作用しているのかということを知っておく必要があります。
今日の記事では感覚の中でもESP(extrasensory perception;超感覚的知覚)についてこのあたりのお話しをしようと思います。
これまでの関連記事を以下に貼っておきます。
(意識と感覚)
(時間知覚)
(時間とは何か?)
(Jungの共時性の考え方)
(集合的無意識と類心的無意識)
(意識の構造)
* 共時性の説明記事はこちらをご覧ください。
はじめに
心理学という学問はとても幅が広く奥が深い学問です。
臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学のお話しはこれまであまりしてきませんでした。本当はもう少し歴史や現象についてのお話しをしたいところですが、あまり歴史や現象ばかりの記事になるとスピリチュアルブログやオカルトブログと間違われてしまう(既に勘違いされている^^;)ので歴史や現象については取り敢えずここまでとして、第11話以降ではこれまでの話しを元にさらに心理学的、精神分析学的アプローチより深掘りをしていきたいと思います。
今後は医学、物理学、量子力学、人間科学、精神分析学、臨床心理学、超心理学、トランスパーソナル心理学など複数の領域に跨るちょっと変わった心理学のお話しもしていければと思います。
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ちなみにバス次郎の心理学に対する学派は恩師の教えもあってユング派です。それがいいか悪いかはわかりません。一つ言えることはどの学派に属するかではなく、一つの考え方を体系的に学び探求していく過程に於いて深く洞察することができる言わば拠り所あるいは原点であると考えています。
ちなみに現在のバス次郎の研究テーマは”無意識の心理と感情”ですがユングの元型、共時性、類心的無意識が関わっています。一つの研究テーマに対してあらゆる方向から追求していく中で思いもかけないことが発見できるのかもしれません。そんな研究テーマから研究ノートに書かれているメモの一部をこのシリーズでは記事にしています。
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ESP(extrasensory perception;超感覚的知覚)とは?
心理学分野の中ではちょっと特殊な分野である超心理学という分野で研究する領域にESP(extrasensory perception;超感覚的知覚)の研究があります。
ESPとは、超感覚知覚のことであり通常の感覚器とは異なり一般的に知られている感覚知覚の事象とは異なる感覚知覚のことを言います。物理的なエネルギーの交換や言語を用いず心と心が通じ合うテレパシーや透視、予知含むものをESPと言います。
スプーンを曲げたりすのはサイキック(psychokinesis;PK)と言いますがこれもESPに含まれます。ESPとPKをまとめてPSI(サイ)とよびます。
異常な意識の相互作用
PSIの研究については日本よりも欧米諸国での研究が進んでいます。
物理学者でありノーベル物理学賞を受賞したこともあるブライアン・ジョセフソンのホームページを最初にご紹介します。
バス次郎が言うことではないですが、よくまとめられています。
そのジョセフソンが熟読をススメル論文があります。
『Experimental Evidence Suggestive of Anomalous Consciousness Interactions』
日本語に訳すと『異常な意識の相互作用を示唆する実験的証拠』
原文は英文ですのでこの論文の主なところを抜き出して解説したいと思います。
著者はイギリスのエディンバラ大学心理学部のDeborah L. Delanoyという方が1993年に書かれた論文です。
*和訳、および、文字修飾箇所はバス次郎が追記したものです。
はじめに
いわゆる「心身問題」は、間違いなく人類の最も永続的な問題です。この質問の核心は、心が体から独立して存在できるかどうかです。
または、言い換えると、心は脳機能のエピフェノメノンですか、それともある程度、私たちの物理的な脳の機械的特性とは無関係ですか?書かれた歴史を通して、最も偉大な哲学的思想家はこの問題を熟考してきました。
しかし、超心理学の分野以外では、意識が身体とは無関係にその環境と相互作用できるかどうかを調査する実験的研究はほとんどありません。
この論文では、感覚、運動活動、生理学的出力などの既知の物理的メカニズムによる媒介なしに、心または意識がその環境と直接相互作用できることを示唆する実験的超心理学研究で見つかったパターンを調査することによって、これらの問題に対処します。
この実験的研究から生まれたパターンが見た目どおりである場合、それらは、身体から独立して行動する意識の能力に光を当てるのに役立つ可能性があります。
まず最初にこの論文の特徴として、意識と身体を切り離して考えること。そして、心や意識というものが言語、感覚、物理的手段を使わずに直接相互作用できることを示唆する超心理学実験で得られた結果からそのパターンを調査することにより身体とは関係なく心や意識が単独に作用することが認められる可能性があることが書かれています。
結論として、これらのメタアナリシスの結果は、一貫した傾向とパターンがデータベースで見つかることを示唆しています。
ガンツフェルト研究で見つかった結果の一貫性、堅牢なPK効果、予知データベースによって明らかにされた修正変数、DMILS効果を表示するさまざまなターゲットシステム、および性格特性との相関関係はすべて合法的な関係を示しています。
これらの関係を考えると、「理論上のチャンスベースラインからの単なる説明のつかない逸脱」として調査結果を却下することは困難です。 301 [23]。
これらの影響が、現在認識されていない統計的問題、検出されていない方法論的アーティファクト、またはますます可能性が高くなっているように、真に新しいものの組み合わせを表すことが証明されるかどうか。
これまで認識されていなかった心や意識の特徴はまだ見られていません。
バス次郎も証拠のないインチキなESPやスピリチュアルについては懐疑的ですが、この論文に書かれている証拠を読む限り否定する根拠はありません。
ただし、意識や無意識の新たな特徴や機能説明については未発見ですから今後の研究が待たれるところでもあります。しかし、意識の力だけで相互作用が認められる可能性を示唆しているということがすごいことでもあると思うのです。
ますます意識というものが謎になってきます^^;
バス次郎は感覚や知覚がESPに関連していると今でも考えていますが・・・。
その根拠となっているのは野生動物に近い生活をすると動物も人も特殊な能力が芽生えるという説があります。
このことは感覚や知覚により生命を維持するために必要なことなのです。
感覚や知覚が私たちが住む近代化された環境の中にいる感覚や知覚と何もないジャングルや森の中で生活するのとでは感覚や知覚の”感度”も変わってくると思うのです。
それが”意識”へどのように影響しているのかはわかりません。
ただ一つ言えることは上述した論文にも関係しますが”意識の能力”というものが証明されることによって意識や無意識というものがもっと明らかになっていくと思うのです。
今回はここまでとします。
参考文献
今日はこの辺で。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。