七夕の夜、独り酒を酌む。
古い話にある不思議で奇跡の夜。

一年に一度しか巡り会えないけれど、恒久的に約束のある二人が羨ましい。


交わした約束は守れそうにない。
星が落ちたよ

誰よりも気高き孤高の星

双翼、双頭、双剣

比類なき相棒

そしてあまりにも寂しい孤独の生に捧げる
――最後の生き残り――

悲しい血脈。
理解されない気持ち。
先の見えない世界。

そんな孤独に初めて心を痛めたのは、たった一つの言葉。
『ロンサム・ジョージ』日本名、孤独なジョージ。
いくつもの仲間がありながら、その中の一つの唯一血統の最後の生き残り。

もし、薄汚い人間共が彼の地に行かなければ、彼は孤独にはなりはしなかったのではないか?
彼は彼の血脈を絶った人間をどのように瞳に映したのだろうか?


たった独りの孤独。
それはあまりにも辛く寂しい。
誰にも理解されず、仲間の影を追ってしまう。


美しい夜空の女王を見上げながら、思わずにはいられない。

いつかどこかにいる仲間に、いつか、出逢える。

そしたら、昔のように酒を酌み花を愛で笑い明かそう。

それだけの為に孤独な旅は終わらせない。