飛ぶ教室 (講談社文庫)/講談社

¥520
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小生が25年前に読んだ本。
今回友人に薦められ、お借りしていました

登場人物たちの少年は高校1年くらいの年齢の男子
確か昔は中学生の時に読んだと思う。
その時にどういった感想を持っていたのか勿論覚えてはいない
多分現代の中学生が読んだとしても、
この小説はあまりに純粋で正直な少年たちや大人の物語なので
共感できるほど身近には感じられないであろう。
たぶん昔の私もそう思いながら読み終えた筈だ。

しかし いい年の大人が読むと
なぜかそれが甘酸っぱく感動的であった
自分の若かりし頃にそのような感動的経験をしたことはないが、
1900年代初頭に書かれ、ドイツが舞台であることを想像して読むと
面白い。

作者 エーリッヒ・ケストナーのことば
「賢さを伴わぬ勇気は蛮行であり、勇気を伴わぬ賢さなど何の役にも立たない」
 世界の歴史には愚かなものが勇気を持ち、賢い人々が臆病だったような時代がいくらでもある。だがこれは正しいことではなかった。勇気のある人々が賢く、賢い人々が勇気をもつときにはじめて人類の進歩は期待されるのだと。

ナチが主導する狂気の時代へと進んでいく世の中で
それに抵抗し、その次代の少年少女へ向けたメッセージは
純粋と正直を忘れてしまった現在の我々が読んでも
感動的である。