行事がある日の朝はだいたいバタバタする。


子供の準備。

自分の準備。

時間との戦い。


入学式の日も例外ではなかった。


うちは、子供がいると旦那は自分の車を出さない。

理由は汚したくないから。


だからその日も私の車で行く予定だった。


出発の時間が近づいて、

旦那に車の鍵を渡そうとして——


気づいた。


ない。


車の鍵が、ない。


戸棚。

バッグ。

昨日着たアウターのポケット。


どこを探しても、ない。


頭の中に「遅刻」が浮かび始める。


これは私が100%悪い。


鍵の管理ができていなかったのは事実だし、

こういう日に限ってミスは起きる。


分かっている。


分かっているけど、


今はそれを反省している時間ではない。




私は旦那に言った。


「鍵見当たらないから、パパの車出してくれる?」


すると旦那は言った。


「ダメだ、探せや!これで痛い目見てわかるだろ!遅刻しろよ!」


一瞬、何を言われたのか分からなかった。


入学式の朝である。


遅刻していいイベントではない。


探せど探せど鍵は見つからない。


私は焦りを通り越してパニックだった


どうしよう、間に合わない。

入学式なのに!!

受付時間が!!!!


時間だけが、進んでいく。


気づいたら旦那は動いていて義父から車を借りてきた。


結果。


入学式には、2分遅刻した。

教室にはうち以外の全ての家族が揃っていた。

子供に対して申し訳なくて情けなくて涙が出そうだった。



今回の件で分かったことがある。


ミスをした側が悪いのは、当たり前だ。



そのミスに対してどういう言葉をかけるかは大事だと。


旦那の辞書にはやっぱり優しさはないのだと。



遅刻した。


それは事実だし、私の責任だ。


ただ一つだけ思う。


大事な日に遅刻しろなんて絶対言ってはダメだ!!