ハイボールのブログ -15ページ目

駅に向かう市営バスで最寄り駅まで移動中、

世界一周100万円なる看板を見かけた。


ふむ、世界一周か。

世界一周したことが無い僕は

エキゾチックな光景を想像した。


自分は場末のレストランに居て

インド人だかアラブ人だかのオッサンが

ニヤニヤ笑いながら料理を運んで来るのだ。

トレイに盛られたパエリア風の地中海料理。

インドとかアラブは何も関係ない。

ただのイメージであって、想像そのものがカオスだ。

頭にターバン巻いたら似合いそう、という見立てだけの想像だ。


バスが信号で停止して

想像は現実に引き戻された。

ふと窓の外を眺めると

警備員の服装の中年女性が2人。


遠目にも恐ろしく厚化粧と分かる2人は

交差点で信号を待ちながら談笑していた。


失礼なことだが、その笑顔の何ともイビツなことよ。

しかし、ああ、むしろこういうのがエキゾチックと言うのかもしれない。


世界一周ってのは、このようなイビツなオバサン達が笑っているという

日常的な部分には立ち入らずに、ただ粛々と世界を回っていくんだろうか。


時間も、カネも、守るべき家族も無い。

僕のような中年男が思い浮かべる世界一周とは

はなはだウワベだけを取り繕った旅行であるようだ。

そんな妄想を覆すために、いつか本当に世界一周したいものだが

きっと100万貯めるのに必死で、旅行どころではないだろうな。