22時を回って帰宅する頃には雨はやんでいた。
湿気を帯びた空気が好きだ。
小さな公園を横切る時でさえ木の匂いが漂って来る。
僅かばかりの緑の香りを吸い込むだけで
身体はリフレッシュされ、疲れが癒される。
近くの神社を通ってあと400メートル。
緑を多く植えた民家からも癒しの空気を受けながら
坂道をあがっていると、坂の上から1台の原付が
突如現れて汚い煙を撒き散らしながら
こちらに向かって降りてきた。
原付とすれ違った後には
原付特有の鼻の曲がりそうな排気ガスが充満し
僕の不快指数は一気に跳ね上がった。