率直に全体のレベルとしては、例年と比べても遜色なかったように思う。寧ろ違いが大きかったのは、今年から大幅にリニューアルされた審査方法であった。

 

とりあえず以下、登場順にネタの感想を・・・パンチ!

 

 

 

 

■シソンヌ
喜怒哀楽が入り交じる、文学性の高い世界観であった。

 

 

 

 

1本目のおじさんキャラは味わい深いが、やや地味で二人の会話のやりとりを長時間観たいと思わせる。
4分でケリをつけるには決め手に欠ける印象に思えた。

 

 

2本目のタクシーコントは、そこに感情を動かすというか弄ぶようなドラマ性と動きが加わり、グッと引き込ませてくれた。
2本目のクオリティをもって、順当な評価の優勝と思えた。

 

 

 

 

■巨匠
対戦相手のシソンヌと「パチンコおじさん」という点でキャラクターが被っていたが、こちらの方がその駄目さ加減が明快であった。
その明快さは、ベタさに違いない。

 

 

 

 

 

 

■ラバーガール
価値観のズレ。噛み合わない会話。
これぞラバーガールという2本であった。

 

 

 

その不条理な世界観の揺るぎなさは圧倒的で、とにかく会話というものの不毛さを思い知らされた。
個人的には優勝してもおかしくないと思ったが、安定感がありすぎたのかも知れない。

 

 

 

■リンゴスター
こちらはラバーガールとは対照的に、会話が常時噛み合いすぎている。
特にツッコミのフレージングの丁寧さが説明過多につながっている場面が多かった。
ツッコミのテンションが言葉の強度をはるかに越えていることもあって、そういった温度感のズレが、観る側に入り込みづらい印象を与えていたように思う。

 

 

 

 

 

 

■バンビーノ
動きとリズム。
1本目は踊りの「ココリコ遠藤感」が気になったが、言葉を排除したストイックなスタイルは非常にインパクトがあった。

 

 

 

 

2本目は後半30秒で間延びした感じで、その前に終わっていたらもっと印象は良かったかも知れない。
基本的に繰り返しが多いので、そこに観客が飽きるタイミングを見極めるのが難しそうである。良くも悪くも若さは感じた。

 

 

 

 

 

 

続く・・・