「動くな。死にたくなければ頭の後ろに手を組め」


「ほう。誰に向かってやっているかわかってるのか?その程度自分でどうにかできるわ!・・・なに」


「ほぅ・・・もう1度だけ聞く。死にたくなければ頭の後ろに手を組め。動かせるならな」


「・・・お前何者だ。私が誰か知っていてやっているのか?要求はなんだ?」


「要求はプレゼント用のアクセサリー代金6人分。お前は大悪人アデルソンだろ」


「・・・私をそう呼ぶ人物はひとりしか知らない。普通に入ってこいと言っているだろうがハイロリ!!」


「ほら遊びにきてやったぞアデルソン。人質ごっこは楽しかったか?」


「いつ目が覚めたのだ?」


「さっき起きた。随分長く寝たもんだ」


「マナの質がまた変わったな。言っておくが破れないわけじゃないんだぞ。ただこのカジノがなくなるからしなかっただけだ」


「へぇ。素直に解けなかったって言えばいいのに。まぁいつかボコボコにしてやるよ」


「減らず口を。返り討ちにしてくれるわ。で何しにきた」


「いや普通に遊びにきただけだぞ?プレゼントを買うのは本当だがな。長い間心配をかけたし」


「ならこの店へ行け。そこに1番腕のいい職人がいる」


「ああ。ありがとう。んじゃバレないようにお金稼いでくるわ。また遊びにくるぜ」


「次こそは普通にこいよ。・・・セキュリティシステムを見直す必要がありそうだな」


ハイロリは黒いなにかに包まれ消えていった。


「やれやれ・・・復帰祝いに金くらい出してやるのに。まぁ話は伝えておいてやるか。金を稼ぐということはラルカスのところにいったか」


バンッ!!


勢いよく扉が開く。


「邪魔するよ。アデルソン」


「フーカか。いつも言ってるが普通に入ってこれないのかお前は」


「はん?壊されてないだけいつもよりましでしょ」


「そうだな。でどうした?ラルカスとの喧嘩でも終わったのか?私はどちらにもつかないと言っただろう」


「あん?ラルカスの野郎が薬草で金を金持ちから巻き上げてる癖にあいつらうちに金落とさないからな。相変わらず商売上がったりだよ!だが今日はその話じゃない」


「なんの話だ?」


「うちの子達のやる気が出ない話を前にしただろう。原因がわかったんだよ。どうやら1人の男にみんな惚れちまったらしくてね。今日その男が久しぶりに現れたのさ。1500人くらいの娘達がその男の従者になるから仕事を辞めたいと言ってきた。その男の話なにか知らないのかい?」


「・・・いや知らないな(あいつだ。間違いなくハイロリだ。私は知らない。巻き込まれたくない)」


「そうかい。何かわかったら教えてくれ。しかしアリスに男ができたって時は嬉しかったけどそいつはずっと寝たきりだって言うじゃないか。起きたらそいつにもアリスを悲しませた罪を償ってもらわないといけないわね。中途半端な気持ちだったら容赦はしないよ。アリスは私達の大事な友の娘なんだから」


「・・・ああそうだな」


「そういやラルカスのクソ野郎のところにできた道場は誰が頭なの?師範の上にさらに誰かいるみたいなのよね。アデルソンは何か掴んでないのかい?リヒテルのやつも道場ごと叩き潰せばいいのに。あの狂騎士がおとなしくなったもんだね」


「まだなにも掴めていない。住人じゃないとなると来訪者絡みじゃないのか。一応武術は発展しているからリヒテルは目を瞑っているんじゃないか?なんだかんだあやつも強者を求めているからな」


「へぇ〜〜そんなもんかね。何かわかったら教えておくれよ。とりあえずあたしは来訪者を探らせてみる。さぁて・・・この落とし前どうつけてくれようかね」


「・・・街は破壊しないでくれよ(全部ハイロリじゃないか。私は知らない。ハイロリとは無関係。そうゆうことにしよう。自分でなんとかしてくれ・・・ハイロリよ)」



「ラルカスさーーん。現生払いでバイトさせてくれない?ってなんでこんな武装してる人多いの」


「やぁっ!ハイロリ君じゃないかっ!目が覚めたのかい?僕は嬉しいよ。バイトならいくらでも歓迎するよ。薬草関連で揉め事になっちゃってね。あちこちで喧嘩してるんだ」


「へぇ・・・持ってきたのはオレだから手伝おうか?排除すればいいんだろ?」


「いやその時がきたら頼むよ。まだたいしたことじゃない。どれくらいやっていく?」


「50鯖分10万羽ずつでどうだ?すぐ終わらせられるぞ」


「・・・!助かるよ。君がいなくなってから効率が落ちてたし人員が足りなくてね」


「用意してくれればこの場でできるよ」


「あはは。久しぶりに会ったと思えばさらに規格外に成長しているとは。すぐに準備させよう」


アイシステム起動。


ふーん。喧嘩相手はくノ一か。ちなみにアイシステムというのはオレが名付けた。新しいお姉さん達を探すためのシステム。お姉さん達の匂いや姿を堪能するためのシステム。お姉さん達への愛と目をかけてこう名付けた。アイシステムとは50鯖分のお姉さんを堪能するシステムなのだ。


くノ一衣装って可愛いな。ずっと眺めていたい。匂いも中々いい匂い。中身は可愛いお姉さん達か。とりあえず捕獲しておこう。逃がさないよお姉さん。慌てたお姉さん達もまた魅力的だ。それと鑑定の準備ができたのでさくっと終わらせた。大金ゲットだぜ。


「ラルカスさん。とりあえず可愛い曲者達を捕獲したけどどうする?」


「ふふふ。手が早いね。ここに集めることはできるかい?あとは僕がやっておこう」


「わかった。ありがとう。内緒でアリス達にプレゼントをあげたくて今日きたんだ。随分心配をかけたからね」


「いやいやこちらこそ助かったよ。なるほどねぇ。アリス泣いちゃうんじゃない?とっても喜ぶだろうねぇ。またいつでもきてね。このペースなら月2くらいできてくれると助かるよ」


「わかった。アリスも連れて遊びにくるよ。じゃあいくね」


そう言うとハイロリは黒いなにかに包まれまた消え去った。


「・・・これは本気でやったらいい勝負になるかもね」


今オレは上空を姿を隠蔽しながら駆け抜けている。ちょうど転移塔の真上くらいにいる。来訪者達が増えた街並を眺める。随分増えたもんだな。可愛い女の子を探してみよう。


アイシステム起動。


んん〜〜いい匂い。しかし姿を盛ってるやつ多過ぎだろ。ありのままの姿で戦えよ。美男美女カップル発見。これアバター無くなったら2人ともどうなるんだろう。ホントの見た目が2人とも違いすぎる。醜い争いにならないことを祈ってるよ。ん?あれは・・・。


おっさんがいじめられているな。助けてやらねば。紳士として見捨てられない。いじめた罪は重いぞ。地獄を見てもらおう。