「さて聞いた上でもう1回言うね。オレは七瀬唯。君が欲しい。愛しているこの気持ちはずっと変える気もないし変わらない。オレもひとりが嫌だ。ひとりは怖い。だから一生そばにいてほしい。なにがあってもオレは唯を離さないから」


「ボクを一生離さないでください」


その瞬間2人は抱き合っていた。長い間2人の唇と唇は触れ合っていた。ただし絵面的にはおっさんと男のキスである。相当やばいものになっている。


「じゃあ行くところあるから一緒にいこう。唯にもあげたいからな」


「ダーリンって呼んでもいい?」


「唯の好きなように呼んでいいよ」


「じゃあダーリンて呼ぶ。もっとくっついてもいい?」


「いくらでもいいよ。唯ってデレデレするのな」


「ダメ?今までひとりだったからいっぱいダーリンに甘えたい」


「すごく可愛いからもっとデレデレでもいいぞ」


何度でも言おう。絵面がやばいぞハイロリ。2人はアデルソンに聞いた店に入っていく。


さて、何を買うかと言うと指輪を買おうと思う。ホントは1年の記念日に渡すつもりだったが3年くらい寝てしまったらしいからな。起きた日の今日にあげたい。随分待たせてしまった。まず唯の指輪を選んだ。当然左手の薬指にはめる。オレの女は誰にも渡さない。その意思の表れだ。


次に美貴。アリス。アヤネ。そしてあの3人の分も選んでいく。そしていつ渡せるかわからないがもう1人の分も・・・。指のサイズわかるのかって?もちろんわかるさ。修行中にオレはチェック済だ。そのぐらい男の常識だぞ。


選び終わったのでそろそろマイルームに帰るとしよう。アデルソンがお金を出してくれていた。あれ?稼いだ意味とは・・・。今日から唯も一緒に暮らすことになる。唯のドレッサーも用意しようと思ったその時だ。来訪者が2人になったことでベッドを2つ置けるようになっていた。来訪者の人数に合わせて数が解放されるらしい。なかなか凝ったシステムだな。ということでドレッサーを用意。さらにキングサイズの同じベッドをもう1つ配置し元のベッドと融合させた。最大5人で寝るから広めじゃないと狭くなる。まっ、狭い方がいいんだけどな。結局くっついて寝るから変わらない気もするがまぁいいだろう。


さてマイルームに転移しよう。夜になったしアリス達も帰ってきているだろう。なんで転移で行かなかったのか?唯と2人で歩きたかったからだよ。しょうがないじゃん。デレデレ唯が可愛いんだもの。さぁ転移しよ。


「慶太ぁぁぁ
ご主人様ぁ
ハイロリ様ぁ」


転移するなり3人の声がする。おおう・・・3人とも伝説のエプロン姿だ。久しぶりに見ると神々しさが増すな。ん?なんでみんな固まってる。


「「「・・・誰?」」」


「紹介しよう。唯だ。新しい恋人だ」


「ダーリンに紹介された唯です。よろしくお願いします」


「「「・・・」」」


沈黙が流れる。解せぬ。反応が薄い。なんでよ。


「ご、ご主人様がそういう趣味をお持ちなら私は構いません」


「そ、そうだね。ハイロリ様の趣味なら我慢する」


「ドレッサー増えたし1人増えるのは知ってた。でも・・・慶太っておっさん好きなの?」


ああ。なるほど。オレの目には美しい美女が見えているけど、見えていないのか。


「ああ・・・。ごめん。忘れてた。これならいいか?」


「女性の方だったのですね」


「びっくりしたよ」


「アバターか。私も完全に忘れてたわ・・・ん?誰かに似てるわね・・・」


「そうだ。待たせてごめん。手を出して目を瞑ってくれるか?」


3人は目を閉じる。修行で得た高速の技。ここで見せなくてどこで見せる。3人の左手の薬指にそれぞれはめていく。


「もういいよ」


3人は自分の手にある指輪を見る。3人は顔を見合わせた。彼女達の目から涙が溢れている。彼女達がオレに抱きついてくる。唯は後ろから抱きついている。


「ただいま」


3人からそれぞれ文句を浴びせられる。すべてその言葉を噛み締め受け止める。オレが悪いのは明らかだ。


「美貴。アリス。アヤネ。愛してる」


「ダーリン。ボクは〜?」


「唯ももちろん愛してるよ」


4人としばらく口づけを交わしていた。ひと息ついたところで唯が3人に連れて行かれる。唯をいじめないでくれよまったく。


長そうなのでソファーに座って待っている。4人の姿を見ていると幸せだなと思う。話が終わったようだ。どうやら仲良くなったらしい。4人で食事をする。久しぶりの食事なので多めに作ってくれたらしい。さすがアリス。気がきくな。


会話しながら食事をしている。美貴は紅羽マリアのファンだったらしい。元気そうな姿を見れて嬉しいと言っている。3人の近況を聞いた。全員多元命唱を使えるようになり、アヤネは鏖殺冥月流を作り、美貴はできるだけこっちの世界にいれるようになったという。喜ばしい限りだ。アリスはサモナーとして目覚めたと言っていた。アリスの母親がサモナーとフーカお姉ちゃんに聞かされ特訓したらすぐに才能が開花。なるほど。調教の才能が元からあったわけか。みんなと話すのはとても幸せだ。


食事を済ませ、お風呂に4人で向かった。久しぶりのお風呂だ。何十年ぶりなのだろう。3人はオレを入れてくれていたらしいが直に入るのはまた違うものがある。入る時、唯が恥ずかしがっていた。唯の心も体もオレだけのものだよ。一生オレのものだと言ったら顔を赤らめながら入ってくれた。唯はB。1番大きいな。そしてワンフィンガー。衣装的にそうしたのが癖になったそうだ。もう誰にも見せないぞ。そんな衣装。そしてアヤネがハート型になっていた。そういえば似合いそうって言ってたわ。


4人で洗いあった。アリス先生が唯を指導していたのはいうまでもない。途中から3人で指導してたがオレは何も言うまい。4人でいつものように浴槽で寝そべる。これもっと増えたらどうするんだろうと小さな疑問を持ちながら浸かっていた。


明日のバトルロイヤルの話になっていく。そこでオレは3人のことを事情聴取されなぜか唯も混じり、4人から叱られることになる。おかしい。なんで1人増えた。


お風呂を上がるとみんな久しぶりなので積極的になっている。オレも我慢できない。唯ははじめてだそうだ。3人が教えるから大丈夫と言っていた。先生がどんどん増えている。どうなっているんだこの部屋は。4人でベッドに入る。幸せだ。だけど今日はネオする前に甘えたい。寂しかった。ずっとひとりだった。


オレは泣いていた。そうがっつりと。なにをしてきたか4人に話しながら。4人はそんなオレを受け止め、話を聞いてくれている。アリスと唯の胸にうずくまって泣いている。アヤネと美貴が手を握ってくれている。美貴は頭も撫でてくれている。オレには4人がいない世界なんてもう考えられない。みんな優しい言葉をずっとかけてくれる。涙が止まらない。ずっとそばにいると言ってくれた。愛してる。言葉にできないくらいオレはみんなを愛してる。オレは言った。


「オレは何の魅力もない男だ。ただ愛してあげることしかできない。でもこの先ずっと愛情を注ぐ。なにがあっても絶対に離さない。だからオレと結婚して欲しい」


「ごめんなさい
イヤです
やだ
ダ〜メ」


なんかみんなに断られた。