僕は、特に霊感が強いタイプでもありません。
どちらかというと、そういった現象には、あまり関心がないです。
えらく安い割に状態のいい中古車を購入した時、
『事故車だけど』
そう、お店のディーラーさんに言われたのですが
『全然かまわない、譲りたまえ』
即決現金で購入しました。
ダッシュボードに
「入院の手引き」が。
天井の小物入れに
「子供の絵」が。
クリーニングの行き届かない場所に
「飛び散ったジュースのシミ」が。
それ以外は、まったく問題ありませんでした。
壊れないし、燃費はいいし、とてもいい車でした候。
えと、不思議な話はコレではありません。
ではでは…本編。
~真夜中の浴室~
もう同業者の方は感づいている方はいるかもしれませんが、僕は福祉職です。
夜勤もあるんですね。
そういった施設は亡くなる方も多いからか、そんな心理からなのか、不思議体験もたくさん聞きます。
今回は、僕が体験した夜勤中の出来事。
お年寄り達がいっしょに生活していて、その中に職員である僕達が居る。
そんな施設で夜勤をしていた時の事です。
秋の夜長の夜8時。
日勤帯の職員は帰り、残ったのは僕と同僚の2人。
利用者さん数人。
夕食も終わり、片付けを始めていた時のこと…。
利用者さん達は、テレビを見て笑っています。
とても平和な光景。
その中、誰かが廊下を歩いていく足音がしたんです。
施設の廊下は、突き当たりが浴室。
その手前がトイレなので、利用者さんの誰かがトイレへ向ったのでしょう。
ただ、近くにもトイレはあるので、この時間奥のトイレへ行く事には少し違和感を感じました。
誰が行ったか、安全の為に把握していなければなりません。
「見落としちゃったかな?」
念の為に利用者さんの誰が席を立ったのかを確認していました。
ところが、その足音はトイレを通り過ぎ、浴室へ。
ガラガラ…ドンッ!
浴室の戸を開け、勢いよく閉める音が。
お年寄りの腕力では到底無理な力で。
席を立った人を確認し終わって、鳥肌が立ちました。
全 員 い る
では、風呂場へ向ったのは誰!?
気づいた瞬間、
浴室から激しい物音が!
ガチャガチャガチャガチャッ!
ここには居ない誰かが
浴室の仕切り戸を
激しく揺さぶっている!
しばらくすると、そんな気配はなくなりました。
おびえ静まり返るホール…
困ったことに、僕は職員。
こんな事態になれば、男子たるもの
確認しに行かねばなりませんねぇ~!
もう一人のコはお姉さんだけど女子だし…おびえてるし。
選択肢な~し
もう開き直って
『上等じゃ、ドルァ!』
たとえ未確認生物であっても
ワンパン入れるくらいの意気込みで
ズカズカと風呂場へ向いました。
バーン!
脱衣所の戸を勢いよく開けます。
変化なし。
ババーン!
激しい音のした浴室も、いつも通りきれいに片付いています。
ガラガラガラ!
一番嫌な浴槽も、まだ温かいお湯がはってありました。
窓の鍵もキチンと閉まっており、問題なし!
同僚はおびえていたので、適当に
『シャンプーの棚が崩れた音だったよ!足音?したかなぁ!?』
そんなウソも方便をついて
この事はなかった事にし、
夜勤を終えました。
その日の心のもやもやは誰かの
カントリーマァムを盗み食いする事で癒しました。
未だに、何の音だったのか不明です。
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どうでしょう?
すこし涼しくなりましたかぁ~?
また暑い日が来たら、別のお話をしたいと思います。のし