こんなにも、ボロボロになったのは、あの時以来かなぁ・・・
わたしはMIXIをやっているが、彼も同時にMIXIをやっている。
最近の彼の日記(というかバトン)に、
Qどの日が楽しいですか という質問に
A日に楽しいものがあるのだろうか
  あるとすれば、未来の彼女ができた時が楽しい時

だと。ものすごい、ショックだった。
あたしのことは、一体なんだったのだろう。
何だった。なんて、考えたくもない。
所詮、道具だったのだ。

一度は、「わたしのことは道具としか思ってないんでしょう?」
そう、聴いた事がある。

「そんなことは思ってない。これだけは信じて欲しい」

そんな事、信用出来るか。

なんもかんも、信用出来ない。
なんもかんも、現実だなんて・・・。認めたくない。

仕事から帰って、ひとしきり泣いて
メイクも落とさず、目はカピカピのまんま、疲れて寝てしまった。

頭の中は真っ白だ。
これから、どうやって過ごしていけばいいのだろう。
彼の連絡先は、携帯かすべて削除した。
こっちからは連絡出来ないように。
やっぱり未練タラタラな自分がいる。
そんなのかっこわるいよ。
もぉ、時間がもったいないでしょう。
こんな男に費やす時間。
そんな時間を過ごすより、もっと、充実した時間を過ごそうよ。

ひとりだっていいじゃん。
わたしには、たくさんの友達がいるよ。
救ってくれる、たくさんの友達がいるよ。
泣いたって良い。洗い流す事が出来ればじゃんじゃん泣いてしまえば良い。

彼氏なんて、いらない。
男の人と過ごす時間なんて、いまはいらない。
男の人に、執着心はない。

女であることに強くなるんだ。
もぉ、大丈夫。ひとりで生きる、土を耕すんだ!!

ね、人間って、たくさんいるんだよ。
自分を幸せにしてくれる人と、幸せになろう?
いっぱい費やして来たけど、もぉ、いいでしょう?
見返りを求める訳じゃないけど、
わたしの体を心を、ボロボロにしてくれた彼に、尽くす必要、ある?
自分は彼でもって、幸せになれると思う?
いままで何回泣いて来たのか。考えてみる。
いままで何回裏切られて来たのか。

もぉそろそろ、自分の事、労ってあげても、いいんじゃない?



と、自分を自分で宥めてみようかな。
昨日の手術の後から、徐々に痛みが出始めた。
生理痛のような痛みが時折きて、出血がある。
生理の出血ではない。

下のお腹がかすかにぽっこりしている。
手を当ててみると、心なしか「しーん」としている感じがする。

「いなくなっちゃった」

涙があふれ出てくるのをこらえながらも、唇が震えだす

昨日までは、ムカムカでなんども吐いたりしてて苦しかったけど
「お腹のなかで生きてるからなんだな」って、生を感じてた。

ところが、もぉ、それは無い。

とても勝手な感情だ。
とても身勝手だ。


生きてく意味ってなんだろう。
自分のため。
彼のため。
子供のため。
家族のため。

もぉ、軽い気持ちで毎日を生きていくのはやめよう。
いなくなったこの子は、
いつまでも、いつまでも、私の土に芽を出している。

それは一心同体

私自身に水を与え、私自身に花を咲かせる。
この子に愛をあたえ、命を咲かせる。

それは見えないものだけど、
目を閉じれば、見えるもの。

ずっとずっと、忘れないからね*
ずっとずっと、一緒*
今日、中絶の手術をした。
前日に子宮の中に釘のような細長いものを入れられた。
一度もお産を経験した事が無いので、子宮を広げる為らしい

初めて手術の分娩台に横たわった。
天井にはライトが8つほどついた大きなUFOみたいなものがあった
よく、ドラマに出てくるやつ。
不安が募る。

右の腕には血圧をはかるベルトを装着され、
左手には点滴の針を刺され、
足はおもむろに広げたかたちでベルトで固定。

こんな惨めな格好で数分待たされ
いよいよ先生到着。

肩に麻酔が効きやすいようにと薬をブスリと打たれた。

次に麻酔を点滴の管の途中から注入。
徐々に目がクラクラして来て、
力が無くなって・・・・・・。



「●●さーん(私の名)!!」

ハッ!!と気づくと両脇にいる看護婦さんから
腕をつかまれ起こされて行く。

「びっくりしたー」
意識が朦朧としている中なぜか、この言葉。

脱いだショーツも、上着もいつのまにか着せてもらっていた。

麻酔ってスゴい。まったく意識が無い。
ベッドに横たわるまでの間、頭も足もフラフラで、
看護婦さんに色々話しかけられたけど、
うっすらとしか覚えていなかった。

同じ部屋には妊婦さんがいらして
小さな娘さんと、おばあちゃんが面会に来ていた
ママとおばあちゃんが二人で話している間に
「ママ大丈夫?ねぇ、きつくない?」と割り込む娘さん。
とてもかわいらしい*

わたしもいつかは「ママ」って呼ばれる日が来るのかな。

しばらくクラクラしながら、眠りにつき、
ふと気づくとトイレに行きたくなってきたので、ふらつきながら便器に座った。
うまいことでなくて、大の時のように力を入れないと・・・という感じだった。
先生に術後の診察をしてもらう為に、分娩台に座ると
「出づらかったでしょう?」と、中からガーゼをスルスル~と取り出してくれた。
このせいだったのか。

手術する前まで、つわりが酷くて死にそうだったけど、
今は何も無かったかのように、スッキリしている。
いるのといないのとでは全く違うんだ。すごく、さみしく、悲しく思う。

もうこんな事は二度としない。
次は、きっと素敵な旦那さんと一緒に大事に育ててゆきたい!!
この子の分と一緒に。

前よりも一層、子供に対する愛情が芽生えたように思う。
はやく子供が欲しいな。