降りしきる雨の中。
たかやん・エディは目を覚まさなかった。
「・・・・・・・・・。」
ブルース・リーに似た謎の男はたかやん・エディが倒れたのを確認すると、その場を去っていった。
それから・・・
どれだけの時間が経っただろうか。
「う・・・・う~~~ん・・・」
「院長!目を覚ましましたぞ!」
「本当か!!」
「やはり・・我々の治療に間違いはなかった!」
「シカシ・・・」
そこには、病院のベッドで目を覚ましたエディの姿があった。
エディ「こ・・・ここは?」
院長「君は・・ずいぶん長い間、眠っていた。」
医師A「しかし、よくあそこからここまで回復したものだ!」
医師B「イヤースゴイナー」
エディ「・・・そうか!俺は確か・・」
院長「思い出したようだね。」
医師D「君は道端に倒れていたんだよねー。たまたますぐに発見者が現れて、ここに送られてきたからよかったものの・・・もう少し遅かったら助かっていなかったかもしんない。」
医師B「ウンウン」
エディ「そうだ・・・思い出したよ。
・・・あれ!?たかやんは!!??」
医師E「たかやんとは・・・一緒に倒れていた、もう一人の男のことですかいな?」
医師B「ウッヒョー」
エディ「はい!!!彼はどこに!?」
院長「残念ながら・・・彼は」
エディ「!!!???」
医師F「マジで手は尽くしまくったんだけどもー、手遅れってやつ?」
医師B「ゴメンナサーイ」
エディ「いやなんとかしてくれよ!あんたら医者でしょ!?っていうか医者何人いるんだよ!」
医師G「いや・・・本当・・つまりリアルに彼は傷跡が深く・・・現代医学ではもう手・・すなわちハンドの施しようがないのだよ」
医師B「ゲンカイ!リミテッド!」
よく見ると、エディの横のベッドには、白い布をかぶった人間が寝かされている。
おそるおそる、その布をはがすと・・そこには紛れもなく、たかやんの姿があった。
エディ「たかやん!!」
返事がない。ただのしかばねのようだ。
エディ「た・・・・・た・・・・たかやーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
エディの声は、空しく鳴り響くだけであった。
