ハイヒールに愛を!
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十六歳の時に少女を拗らせ爾来少女になることだけを目標としてきた私も二十歳になってしまった。結局達成出来たか否か私には判断できないが、存分に楽しんだ事だけは確か。見守って下さった皆様に感謝致します。

少女という目標を失ってしまった今、オンナは少女の次に何になるべきかを考える。淑女なんて言うのはナンセンスが過ぎるし、乙女も少し違和感を覚えてしまう。何がいいのかな。やはり少女という言葉は語感も含め偉大である。

田山花袋の少女病を読み返してみたら、「二十二、三歳の少女」という表現があった。当時の感覚では二十三歳を少女と呼び得たのだろうか。私は三島を信じて十九歳までだと思い込んでいるしそもそも何歳までが少女かなんていう不毛な議論には全く興味を持てないが、終わりがあった方が美しい。

いざ二十歳になってみても私の少女趣味に何ら変化はないしリボンつけ続けるつもりだし、なんていうか少し落胆している。変わったのなんて少女病のオブジェクトだったのがサブジェクトになったことくらいなのかもしれない。なんだか詰まらない。もっと過激な変化があると思っていたんだけど。

恐らく私は今後も少女の素晴らしさを忘れられないのでせう。
このまま老いていくのでせう。
若さという価値が少しずつなくなってゆくのはとっても怖いけれど、素敵なオンナになれますように。