高畑勲監督の遺作を久しぶりに拝見した。近年宮崎駿改め、宮﨑駿監督の君たちはどう生きるかが公開され、やれ意味不明だの散々叩かれていたが、私も非常に叩きたい気持ちでいた。というのもあまりにも一般向けではないのである。作品が。

映画としては本当に酷いものだった。しかし映画ではなくエッセイとして見るにはかなり興味深い内容であることに、きっと気がついている人はかなり少ないと思う。


本編

みんなは北極を知っているだろうか。

当然知っているとは思うが、今回はみんなが思い浮かべるものではなく、別のものを指す。



ホピ族の聖地フォーコーナーズを指していて、またの名をウルティマトゥーレとも呼んだりする。

何を言っているかわからないはずなのでものすごく器用に説明している動画をあげる。


驚きの長さだが最初の5分くらいは見てほしい。

今日本が誇っている作品のほとんどは、この北極伝説もとい、ホピ族の予言に基づいているという説があることを、みんなは知っているだろうか。

賢者の石があり、それを選ばれしものが聖地に持っていくことで世界が海に沈み、終わる。

宮崎駿作品のラピュタでいうところの賢者の石は飛行石、ラピュタが聖地であり、結果としてバルスをとなえることによって聖地は海の底に沈む。

新海誠作品にも北極の地図に似たような聖域が存在し、中心に行った瀧くんは水に沈むシーンが作られたり、ティアマト彗星(水の神の名を冠する)が落ちた後一夜にして糸守町は湖になるわけだ。

他にも進撃の巨人は座標を持ったエレンが円形の都市の真ん中で地ならしするなど、この動画を見るとわかるが数々の作品に共通点がある。

今回はその共通点とともに君たちはどう生きるかを紐解く。

先に紹介した内容では、主人公(選ばれたもの)が賢者の石とともに北極の中心に行き、世界が終わる。というものである。

実は君たちはどう生きるかもそれに当てはまるのだ。

真人が途中でおじさんのところに行く。あのシーンに映っている三角形の白い通り道が北極の入り口である。北極にたどり着くとそこには意味不明な赤黒い石が浮いている。これが賢者の石だと思われる。のちに紹介するが賢者の石には多くの作品において飛行能力がある。そしておじさんは真人に管理人をついで欲しいというが悪意があると言われ断られてしまう。そこから世界は終わり地獄の世界がなくなるのだ。こうして見ると北極伝説に無理やりしたかったせいで訳の分からない石ころやら積み木が出てきて大変なことになる話になった理由が分かるとおもう。少しは。この真人が宮崎吾朗や、庵野秀明を表していておじさんが駿本人を表しているとおもうと余計に彼の描きたかったことがひしひしと伝わってくる。そうして見るとこの作品は宮﨑監督の伝えたいことエッセイだと解釈できて少しは楽しみやすくもなると思う。さて、ジブリ映画ではないがもっとダイナミックに高畑勲監督と宮崎駿氏が北極伝説を描いた作品がある。

太陽の王子ホルスだ。

この作品はまず北極伝説すぎて話にならない。主人公は氷に閉ざされた大陸の生き残りであり、冒頭でお爺さんに南へ行けといわれホルスは南下する。その先に村があるのだがその村で使われる楽器がなんとバグパイプなのだ。もう隠す気がないのである。南下した先にイギリスがあるならもはや北極から来ていること間違いなしなのだ。

なんならその後ヒロインがつけている青い石をホルスがつけることによってホルスは空を飛ぶことができるようになり、敵を討ち取るのだ。こんな話を高畑宮崎がやってたと思うとのちに出たラピュタや、かぐや姫の物語、君たちはどう生きるかに影響が出てしまうのも納得である。


ということで、宮畑宮﨑の巨匠二人は北極に脳を焼かれている人間だと思うので、ぜひyoutube根っこさんの考察を見て他の作品にも目を通してほしい。ワンピースもこの動画が出てから大陸が沈むとか言い出したので間違いなく北極伝説だとおもわれる。

次回、かぐや姫の物語について