‥分かってるんだよ。
自分が弱いってことも、他人に甘え過ぎてるってことも、あの頃には戻れないってことも。
 
全部、分かってる。
だからキツい。辛い。怖い。
 
被害者ヅラなんかする気ないけど。
だけどキツい。
毎日、一日一日過ごしてくのがやっとだよ。
夜中に目ぇ覚めちゃった日とかは泣きそうになるのを必死で我慢してる。
 
我慢しきれなくて、涙が ぶわってなった日には朝日が見えるまで泣いてる。
 
何が悲しいのか、誰に会いたいのか、何がしたいのか。
分からないまま、ただひたすらに泣く。
そして切る。ズタズタのボロボロになるまで切る。
 
それでも足りない。
満たされない。
 
きっと満たされることなんてない。絶対に。
 
だからあたしは切る。
血が滴る程に切った後の快感を求めて。
言葉にしないと、想いは伝わらないんだって。
 
僕の想い、伝えたいな。
 
でも今の僕は弱いから、君への想いを言葉にできるかな。
 
‥不安だけど。怖いけど。
[弱い]って言葉に、逃げたくないんだ。
 
だから、僕の想いを君へ送ろうと思うから。
 
‥‥覚悟して、待ってて。
はしゃいだ時間より思い出す
祭りのあと 人はまばらに
地面に落ちた花火の跡見て
淋しさ覚えた
 
遊び疲れた帰り道に
大きな背中で見る夢は
まだ終わらない宴の人、人
笑顔に包まれ
 
背の高い夏草
時は流れて
いつしか追い越して
過ぎ行く日々は蜃気楼
 
青い時は色あせもせず
今日も胸を照らし続ける
数え切れないぬくもりを知り
止まることない涙を知った
 
いつも満たされたわけじゃないだけど明日に胸躍らせ
雲を掴もうと伸ばした手は
あの日の少年の夢
 
 
吹く風が冷たくなったら
虫の声を待って 夜更かし
よく見えた星空の帰り道
小さな手引かれ
 
背の低い露草
明日も咲くように
今夜はおやすみと
夜明けを待って 家路へと
 
青い時は色あせもせず
今日も胸の中 みちしるべ
下を向いて立ち止まっても
あの日の花 咲いて微笑む
 
 
時計の針があの頃まで
もう一度 戻ったとしても
きっと同じ道を選んで
悩み歩いてきただろう
 
いつも満たされたわけじゃないだけど明日に胸躍らせ
雲を掴もうと伸ばした手は
あの日の少年の夢
 
lalala…
(遥か遠く 群青の写真の中で
笑いかける 君は僕になって)
 
雲を掴もうと伸ばした手は
あの日の少年の夢