吉沢秋絵さんの2ndシングル。

1986年に発売されました。

『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』の挿入歌。

デビューシングルは主題歌でしたが、2ndシングルが挿入歌

だったのは、主題歌は主演の南野陽子が担当する事になった

為です。まあ、順当に考えてそうですよね。

何故、最初からナンノじゃなかったのか・・・、なんか大人の

事情が見え隠れしますねー(笑)

そんなワケでデビューシングルから4ヶ月後の発売。

まあこれはドラマでの主題歌切り替え時期なども関係

していたので、少し遅めだったのかも知れません。

デビュー曲同様、マイナーコードのアップテンポで、デビュー曲

より派手な感じになっています。吉沢秋絵ちゃんの歌声

（カン高くてお世辞にも上手いとは言えないいわゆるアイドル声）

が絶妙な感じでアイドルらしさを出しているな、と(笑)

おニャン子全般に言える事ではあるのですが、彼女達は

歌がヘタなんですが、それをレコーディング技術でごまかさず、

ありのままを録音していたかな？と。

それが親近感となり、ヒットしたのかも知れません。

そして、デビューシングルがオリコン８位と、あまり売上げが

振るわなかったので、壮大なテコ入れが行われました。

どーすれば売れるのか・・・。

そう、「おニャン子クラブ」を前面に出せばいいじゃないかっ！

と、ゆーワケで、B面は「おニャン子クラブ」の楽曲となりました。

その名も「会員番号の唄」です。

この時の総勢21名、それぞれにソロパートがあり、時間も

7分20秒と45回転では収録できないので、33 1/3回転で

収録されています。

この曲のお陰で、ファンのみんなは会員番号と名前を覚える

事が出来ました。

中島・河合は卒業直前とゆー事もあり、それを意識した内容

の歌詞だったり、本当に「この時のおニャン子」にしか歌えない

リアルタイムな楽曲だったと思います。

そして、そのテコ入れには絶大な効果があり、オリコン１位

を獲得する事ができました。

なんかこの頃はB面商法とか言われてましたね。

まあ正直、全体曲をもってこられたら、みんな買うわな・・・(笑)

実は、片面が33 1/3回転のシングルレコードってコレが初めて

では無いんですよね。アイドルで言えば「ソフトクリーム」のセンター

遠藤由美子が「ユミ」の名義で歌った「もしもタヌキが世界にいたら」

のシングルが33 1/3回転でした。奇しくも、これもフォーライフ

レコードなんだよな・・・。フォーライフはそーゆーの好きなんでしょうか？(笑)

あとはさだまさしさんの「それぞれの旅」のB面「シラミ騒動」が９分あり、

これも33 1/3回転。でも、まあこれはライブ録音でこの曲の経緯を

説明したMC込みなので、純粋に曲が長いワケでは無いです。

（さださんは、それより前に純粋に曲が12分ある12インチシングル出してる）

まあ、それでもここまで売れたレコードでのこの形は、やっぱり

注目されました。そして「会員番号の唄」はメンバーが変わる度に

定期的に作られましたね。

なんかB面曲の方が記事長くなった・・・(笑)

ま、仕方ないか～

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吉沢秋絵「季節はずれの恋」