6:45pm
方南町の商店街を歩く。
本屋に入り雑誌を買う。新しい店員。
タバコ屋でキャメルを買う。おばちゃんの優しさ。
鰻屋に向かう。いつものオッサン(マイ箸、マイグラス持参)は今日も饒舌。
帰り際の大将の一言。「まいどありがとうございます」に、えも言えぬ幸せえを感じる。
クリーニング屋に入る。
おばちゃん:「もしかしたらこの中にひどいプレスがあるかも」
俺:「まじ?」
おばちゃん:「うん、たぶん君のシャツだと思ったなあ。ひどかったらタグつけたままもってきてね」
俺:「ありがとう。でも来ないよ、たぶん」
おばちゃん:「えっ?!気にしないの!?気にしろよー気にしろよー!!アタシの懐は痛まないんだしさ!ヨロピク」
俺:「うん、まあひどかったらもってくんね」
おばちゃんはヒョウ柄が好きなのだ。いつか聞いた事がある。
俺の幸せは、日常生活にあるんだと思えた。
何気ない生活の中の一遍が、とても大切なんだ。
いくら仕事上やる事が多くても、遅く帰っても、家に帰ってベランダに出て、
いい音楽を聴いて、本を読んで、まったりと過ごせればそれが幸せ。
会いたくなったら会える友が居る事が、本当に幸せ。
気張らなくていいんだ、過度な無理もしなくていいんだ。自由にやればいい。
だから、だから一緒に過ごせる人がいることはとても大事だ。
あの人が今ここに居たらもっと幸せになれるだろうと思う。
なんのしがらみも無く、ただ同じ空気を共感できればいいなと思う。
neil youngが外から聴こえる。子供の泣き声も聞こえる。
今日はなんかほっこりにぎやかな夜だ。夏至にロウソクを立て過ごすスローな夜。
至ったのは、夏だけじゃなかった。
tell me why/neil young