よく知られた話なんだろうけど、日清の「どん兵衛」は地域によって味が違う。
「大阪のどん兵衛は『西のどん兵衛』なんやで」
僕は以前、関西人の妻からその話を聞いて初めて知ったのだけど、近所では買えないので、食べる機会は無いだろうなと思っていた。
「食べ比べするで」
昨日遅い夕食を食べた後、突如妻が東西ふたつの「どん兵衛」をテーブルに置いた。
「西のどん兵衛」は大阪の実家にリクエストして我々への「補給物資」として送ってもらったそうだ。
一見、パッケージに大きな違いは見られない。
だが「NISSIN」のロゴの横に小さく(W)の文字が。西(WEST)だ!
そして写真もよく見たら、おあげと箸で掴んでるうどん以外は違う様だ。
蓋を開けると粉末スープ袋の色に違いが。
お湯を入れて五分後。出来上がったどん兵衛を見比べると、明らかにつゆの色が違う。
西のどん兵衛はうす口の関西だし。
おいしさは東と西どちらも甲乙つけ難い。妻は西の方が好みの様だ。
「西のうどん」って言うと「あしたのジョー」っぽいなと妻に振ったけど、それはスルーされました。