Anthony(Tony) Williams /『Spring』 | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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電子決済が色々なところから出ていてわからなくなる。

 

わたしの住んでいる町の商品券もスマホ決済だ。

名前は『たまにゃんPay』。

 

2万円購入して8000円が付与されるので、8000円お得だ。

 

しかし、困るのは買物を決済するときのセリフだ。

 

「たまにゃんPayで」

 

よくわからないがとても恥ずかしい響きだ。

 

店員さんは何とも思っていないだろうが、いい年をしたオジサンが『たまにゃん』はないのではないか。

 

なんとなく「にゃん」がいけない気がする。

 

早くこの恥辱プレイから解放されたくて、買い物を優先的に『たまにゃんPay』から使う。

これが市の目的なのではないだろうか。

消費を拡大させるのだ。

 

ちなみにこの『たまにゃん』は、市のゆるキャラだ。

 

ゆるキャラの名を告げて買い物をする。

とても恥ずかしいのだ。

 

そんな、日中の恥辱に耐えて、今音楽を聴いている。この一枚だ。

 

マイルス・コンボに参加したことで有名になったドラムス、アンソニー(トニー)・ウィリアムスがブルー・ノートに1965年8月12日に録音した彼の代表作だ。

 

共にマイルス・コンボに参加したことのあるウェイン・ショーターとサム・リヴァースのテナーの共演も興味を引く一枚だ。

 

全曲、アンソニーのオリジナルで、いわゆる”新主流派”の名演としても高く評価されたアルバムである。

 

フリーの要素も多分に織り交ぜながらも、聴いているものに違和感を与えないところは流石である。

 

ハービー・ハンコックのピアノのリリシズム、ゲーリー・ピーコックの深みを与えるベースもいい。

 

ちなみに簡単に来歴を記すと、幼少期はアラン・ドーソンと共に学び、13歳から本格的にボストンのコノリーで音楽活動を始めた。その時、一緒に活動していたのがジョニー・ハモンド・スミスと、サム・リヴァースだった。

 

1962年16歳の時にジャッキー・マクリーンにスカウトされ活動の場をニューヨークに移す。

その時、世に言うマイルス・デイヴィスの『黄金のクインテット』に大抜擢され、名を知られるようになる。

マイルス・コンボには1969年まで在籍した。

 

よって、この一枚は在籍中にリリースした一枚だ。

 

1969年以降、ロックへ傾倒していき、ジョン・マクラフリン、ラリー・ヤング、アラン・ホールズワース、ジャック・ブルースらを迎え自らのグループ『トニー・ウィリアムス・ライフタイム』を結成した。

 

高速の4ビートを得意とし、彼の加入後のマイルス・コンボは、同じ曲でも年を追うごとにテンポが上がっていくのがよくわかる。

 

このスタイルは多くのドラマーに影響を与えた。

 

 

 

 

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