人はふとしたことで、落ち込んだり、悩んだり、ふさぎ込んだりする生き物である。
現代はそういう人が増えている。
それを証拠に心療内科や、心理カウンセリングに通う人が軒並み増えている。
疲れているのだ。
「負」のパワーにとらわれることは非常にしんどい。
こればかりは他の人になかなか伝わらない辛さだ。
そういう人たちのために我々、心理カウンセラーが存在している。
クライエントさんたちの闇は人それぞれだ。
先ほど、心療内科や心理カウンセリングに通う人が軒並み増えているといったが、それでもまだ日本では敷居が高いのが実情ではないだろうか。
アメリカではお抱えの心理カウンセラーが一家に一人、下手すると一人に一人という世界だ。
兎に角、ちょっとしたことでもカウンセラーに話す。
メンタルヘルスが大事だという事がわかっているからだ。
やっと、日本でもその大事さが認知されてきた。
しかし、最初の一歩は勇気がいる。
そういう人にやってもらいたいことがある。
おならの匂いを嗅ぐ。
人間だれしもおならをすることはよく知られたことだ。
そして大概のおならが臭い。
臭いという事もあってか、少々恥ずかしい行為だ。
なので、なかったことにする向きがある。
しかし、落ち込んだり、悩んだり、ふさぎ込んだりしている人にやってほしいのがおならと真剣に向き合ってほしいのだ。
おならが出たら、匂いを嗅いでほしい。
間違いなく臭い。
それを今の状態で受け入れてほしい。
「ああ、俺こんなんだけどいっちょまえにおならは臭いな」と声に出してほしい。
大小はあるが、そのくだらない行為をすることで、なんとなくどうでもよくなるのだ。
心理カウンセラーのわたしが言うのだから間違いない。
改善する第一歩は今の状況を受け入れることから始まる。
そして、わたしのルームに来て第一声こういってほしい。
「おなら、臭かったです。」
わたしは、きっと爽やかな笑みを浮かべてこういうでしょう。
「臭かったですか」
そこから改善する間口は広がるのだ。