上島竜兵さんの訃報が入ってきてショックを受けている。
ぼくが18歳の頃バイトしていた『池袋屋台村』には数多くの芸能人が来ていた。
当時、ダチョウ倶楽部のマネージャーが片岡鶴太郎さんの弟である荻野さんがやっていたこともあり、特に上島竜兵さんには仲良くしてもらった。
ある日、来店されて終業時間まで飲んでいかれた。
一旦、店を出られたのだが、お一人で戻ってこられて「終わったら、今から飲みに行こうよ」と言っていただいた。
残念ながらその日は予定が入っていったので断ったのだが、寂しそうに去って行かれる後ろ姿が印象に残っている。
それが、お会いした最後の日で、それ以降はテレビでの活躍を楽しく拝見していた。
すごく周りに気を使い、繊細な部分を持っていらっしゃった芸人さん。
いつも、色々な話をして、応援していただいた事がついこの間のようだ。
心よりご冥福をお祈りします。
そんな、ナーバスの日に聴いている一枚はコレ。
Penpalsの2003年にリリースされたベストアルバム『There's No Greatest Hits』である。
一曲目にその後のバンド名となる『A.F.O.K.』が収録されており、2005年の解散後のことを考えていたのかと思うが、こればかりは本人たちにしかわからない。
上気した通り2005年に解散後、2019年から『AFOK』名義でオリジナルメンバーで活動を再開している。
こうやって聴くとホントしっかりしたロックバンドだとあらためて気づかされる。
自分と同世代の人間がこうやって活動しているのを見ると、こちらも鞭を打たれる気がする。
沖縄テイストの曲が2曲収録(『Days Gone By』『Okinawa Go Around』されているが、今年は沖縄本土復帰50周年という事もあり意識がそちらに行く。
『Days Gone By』は、4枚目のアルバムに収録されていて出だしがもろ沖縄グルーヴだ。
『Okinawa Go Around』5枚目のアルバムに収録されている。サウンド的にはシンプルなパンクロックだ。
彼らにとって、『沖縄』というのはどのような意味合いを持っていて曲を作ったのか、興味がある。
2000年前後様々なジャンルのアーティストが国内外問わずちょっとした『沖縄』のグルーヴを取り入れたブームがあった。
まぁ、その前から『沖縄』というのはライ・クーダーをはじめミュージシャンの間では島唄のテイストが注目されていた。
いま、ロシアによるウクライナ侵攻があり、きな臭い社会情勢に入りつつある。
沖縄には日本に駐留する米軍基地が7割存在している。
そして、返還前には核ミサイルを配置していたこともある。
個人的に沖縄の時代推移に興味があるのでこのような事を書いてみたのだが、わたしと同世代の彼らがどういう想いで音楽という手法で『沖縄』を語っているのか聴いてみたいものだ。歌詞の表面上だけを聴けば沖縄のシチュエーションを使ったラブソングだが、メッセージ性を待った曲を作る彼らの奥底を覗いてみたい。
群馬出身の上条兄弟にとっての『沖縄』とは恋愛模様だけの場所なのだろうか。
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