Chet Baker : Chet Baker Sings | ongaku:キョウノイチマイby『飄逸庵』

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どうもおと虫です。

 

音楽は形のないラグジュアリーアイテムだと僕は思っているのですが、今日は我が家のあまたあるライブラリーの中から一枚を抜き取って紹介する『Ongaku,キョウノイチマイ』をお送りしたいと思います。

 

このチャンネルを見続けていただければ、必ずあなたのライフスタイルにマッチする一枚に出会うと思いますので是非、チャンネル登録をしてご覧ください。

 

今日、ご紹介する一枚はコチラ。

 

Chet Baker Sings

 

 

チェット・ベイカーの1954年2月15日、1956年7月23日、30日に録音した「チェット・ベイカー・シングス」です。

 

よく、チェットは歌を発見していなかったらもっと素晴らしいトランぺッターになっただろうと言われますが、だけど、彼の歌声そのものがまったく見事なものであることは、周知の事実であります。

レスター・ヤングから『クールの誕生』、そしてウェストコースト・ジャズへと受け継がれた、力を抑制するのではなく、力を消去したトーンの探求はチェットのボーカルによってくっきりと成就されていると感じます。

彼の歌と言えば即座に持ち出されるのが、ホモセクシュアリティーの話ですが、ゲイですらなかったチェットについてこんなことをいくら言ってみたところで、本アルバム録音当時マイルス・デイビスよりうまいとさえ言われていたトランペット・プレイヤーがなぜ歌う事にしたのかは一向に不明なままであります。

息を吹きながら、そこへそっと声を忍び込ませるようなチェットの歌声は、レスター・ヤングのボーカリーズ=ボーカル・ヴァージョンだったのではないでしょうか。

トランペットではどうしても実現できなかったトーンが、歌ってみたら容易に出来てしまったからこそ、この初ボーカル・アルバムで彼はこれまでに自信に満ち嬉々として歌っているのであります。

だからこそ、歌を発見してしまったという事件自体がトランペッター、チェット・ベイカーの命取りになったとも言えます。

50年代の彼のトランペットは最高にすばらしい。このアルバムを聴くたびにチェットは歌うべきではなかったのではないかとふと感じてしまうのです。

それでも、未だに愛される名盤であることは認めざるを得ません。

是非、あなたもその耳でこの一枚をじっくり鑑賞していただきたいと思います。

実際の楽曲は音楽ストリーミングサービスSpotifyのリンクを概要欄に貼っておくのでそちらからお楽しみください。

そして、あなたのご意見、ご感想をコメントで頂けたら嬉しいです。

最高の一枚を聞き逃さないためにも、是非チャンネル登録をお願いします。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

また、次回の動画でお会いしましょう。

 

 

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