どうも、おと虫ミュージックへようこそ。おと虫でございます。
空間音楽コンサルティング、ライターやらをしております私目が、私のライブラリーから一枚を抜き取りレビューする「ongaku,キョウノイチマイ」を今日はお送りいたします。
本日、取り上げる一枚はコチラ。
セシル・テイラーの「ザ・ワールド・オブ・セシル・テイラー」でございます。
1960年10月12,13日に録音されキャンディドからリリースされた、セシル・テイラーを代表する一枚の一つです。
その暴力的なまでの圧倒的なピアノ・プレイによってアヴァンギャルド・ジャズに一画をなすアーティスト、セシル・テイラー初期の傑作です。
ジャズ評論家ナット・ヘントフの監修によるキキャンディドのシリーズの一枚としてこのピアニストの姿を余すところなく伝えています。アーチ・シェップとの共演というのも大変興味深い一枚であります。
セシルのピアノは手以外にも肘やら使えるものはすべて使うという荒々しいスタイルを創造しがちですが、よく聞くとそれだけでなく、繊細なタッチで緩急自在なスタイルが魅力であることがこの一枚には良く表れています。
この一枚は、じっくりと聴き込むほど、味わい深さを感じますが、この一枚を空間に漂わせるだけで、芸術的感性を高く感じる空間を表現してくれます。
炒りの深いコーヒーとスパイシーな甘美を持ったお香の香りなんかと共に、聴いてほしい一枚です。
実際の楽曲が聴ける音楽ストリーミングサービスSpotifyのリンクを下に貼っておくので是非聴いてみてください。
https://open.spotify.com/album/1GF206842iN5YEYg2RZcdi?si=FtehSPtvSSCdfEh60ab6pg
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最後までご視聴いただき、ありがとうございました。また、お会いしましょう。