英国ブルースの雄、ジョン・メイオール。
しばしば、メイオール学校と比喩される様に彼の元からは素晴らしいアーティストが生まれている。
まずは三大ギターリストの1人、エリック・クラプトン(と、言ってもクラプトンの場合既にヤードバーズ時代に名を馳せているが)。そして、クラプトンが抜けた後に加入したピーター・グリーン(後、フリートウッド・マック)。
そのグリーンの魅力を開花させた作品が本作だ。
クラプトンの魅力とは一味違う、ギターテクニックが余す事なく堪能できる。
クラプトンが陽性であるならば、グリーンはさしずめ陰性。
しかし、ブレイカーズに於いてはグリーンの方がメイオールとの相性が良いように感じる。
この作品が生まれた頃のイギリス音楽界は、ブルースロックの黄金期と言える。その中でもクリームやツェッペリン、ストーンズと肩を並べる名盤の1つである本作。
一聴の価値ある1枚である。
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