東野圭吾デラックス

東野圭吾：最新刊！！『祈りの幕が下りる時』

やっぱりすごい・・・！！

｢あたしには幼い頃の思い出が全然ないの。｣
７年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、
彼女と訪れた『幻の家』
そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは！

高校時代のライバルの妻は、初恋の女性だった。
自分は刑事になり、ライバルだった男は容疑者。
宿命の対決は、余りにも皮肉で感動的な結末となる。

この本の題名は文庫本になると、｢時生｣と漢字で書いています。

過去・現在・未来が交差する内容のこの小説にピッタリの
名前だと思います。

こんなに面白くなるなんて、作者自身もビックリ！

育ての親は、産みの親ではなかった・・。
どんなに後悔しても取り戻せない過去。
複雑な事情が交錯する中、変わらないのは
子どもを思う親心。子どもにすべてを話すのか。
主人公の気持ちが揺れ動きます・・。

この作品を読んでいると、登場人物と一緒になって、
推理する自分がいました。

この作品は、衝撃でした。私が読んだ時が、
台風や竜巻など日本にさまざまな自然災害が起きて
いる時だったので、この本の中に出てくる　すさまじい
地球の力と重なって見えて、恐怖を感じました。
映画になっても良さそうな迫力ある作品です。

平凡な青年が不慮の事故により、世界初の
脳移植を受けた。術後の自分の変化を
止められない。自分が壊れていく・・
恐怖に駆られた青年は、自分に移植された脳の
持ち主の正体を突き止めようとする・・

学生時代のライバル、初恋の女の夫、
刑事と容疑者。
幼なじみの二人が宿命の対決を果たす時、
余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。