あけましておめでとうございます。
提言の一つ目は、検討委員を委嘱して基本構想を練ることになったという、あたらしい砺波市図書館のことです。
庁舎、ホール、美術館、体育施設などとくらべ、箱物行政のなかでは、まだ規模も小さく、コストパフォーマンスの高いものではあるでしょう。
基本的には、今の図書館で何の不満があるのやら、という気持ちなのですが、やるとすれば、ということで考えてみます。
図書館の機能には、書籍などの収集・整理・保管というものもありますが、砺波市レベルでは、それは付属機能でもいいくらいでしょう。それよりも、いかに居心地の良い読書空間をつくり、人が集まり、図書などの情報が「使いこなされる」場になるか、が大切です。
1.場所を、ショッピングセンター、チューリップ公園、砺波駅、総合病院、水公園など、より大きな施設に隣接したところとし、充分な駐車場と、公共交通とのすぐれたアクセスを確保する。開館時間も広げ、利便性に一切問題のないように。
2.飲食もできる開架式の新聞雑誌スペース、貸し出しだけではなく図書類を販売購入できる機能、学習専用スペース、親子コーナーなど、利用者それぞれのニーズに応じた、ボーダレスの情報提供機能をもつこと。
3.農業・植物関係の資料ならどこにも負けないとか、世界中の図書館と伍していけるような特色を持たせ、市民が自慢できる施設となること。
私の提言は、たった3つです。ですがどれも、簡単にはできないことです。そして、この3つが満たされれば、規模や建物の構造などは、自ずから決まっていくことでしょう。ネットであらゆる情報にアクセスできる時代に、情報を集める「場」とはどういうものであるべきか。砺波市のまちづくり全体の中で考えていただきたいと思います。
追:
1.別ブログに、二つ目の提言、書きました。
2.図書館への提言の、続きを書きました。