今、鹿児島中央駅にいる。電車待ちの時間、週刊誌や新聞を読んでいたら、「週刊朝日」の記事に「僕が、都知事選の準備をしていた」と出ていた。

 以前、事務所にペーパーで取材が来たので、その時にも応えたが、「事実ではない」。

 そもそも選挙出馬の準備や計画とは、僕の定義としては「選挙ポスターや各種印刷物を実際にデザイン構成し、業者に相談・発注する、政策立案、不動産業者に対する事務所探しや事務所の備品等の調達、選挙カーの発注やボランティア、スタッフの調達・募集等」を実際に推し進めることである。

 今回、僕はそういうことを一切していない。それは、最初から出るつもりが無かったからだ。

 また、記事にあった「記者会見」なんて全く予定も告知もしていない。普通、記者会見を行う場合は、数日前にマスコミ各社に情報を投げなければならないが、全くそういうこともしていない。つまり、記者会見の予定等は一切無かったということである。因みに、事前説明会や事前審査等にも一切参加していない。

 まぁ、実際、政治行政の経験者として、仲間やスタッフ達と「茶飲み話」というか、「酒のツマミ話」というか「単なる雑談」というか、「もし、出馬したら、どういう選挙戦略になるか?とか、どういう目玉政策にするか?とか、どういうキャッチコピーにするか?」等について、飽くまで雑談・暇潰し程度、井戸端会議的にワイワイガヤガヤ話合ったことはあった。


 特に面白かったのが、様々ユニークな案が出たキャッチコピーだった。

 「改革・・」「革新・・」「新進・・」「元気・・」「明るい・・」「若さ・・」「躍進・・」「安全安心・・」「強い・・」「優しい・・」「世界一・・」等のいわゆるオーソドックス・凡庸なコピー案は僕らの間では余り出ない。

 確かに、週刊朝日で指摘されている「がんばる・こくばる・グローバル」というのは出た。他に「がんばる・こくばる・カーニバル」「サバイバル」「ふんばる」「へばる」何でへばるやねん(笑)・・・「がんばる、ガンバルマン」・・・そういうのは沢山出た。あくまで、冗談の域である。


 「ぴかり 東国原」「輝け」「ぴかっと」「まぶしい」「一人太陽光発電」・・・「熱湯、熱闘、東京」「石原軍団からたけし軍団へ」 「どげんかせんといかん2」


最も受けたのが「進撃の東国原」。何、それ?「進撃の巨人」のパロです。完全に遊んでいる(笑) 他に、「そのまんま東京」「裸一貫 東国原」「叩き上げ 東国原」「座頭市(嫌な都政だな~」「僕、これで議員辞めました」

 もっと爆笑だったのが、「猪瀬、都知事辞めるってよ」(笑)。それって、「桐島、部活辞めるってよ」じゃないの? 大体、全く都知事選と関係ないし!


 その程度の戯言である。誰がリークしたのか知らないが、こういうのが一々記事になるのも困ったものだ。もし、記事にして頂くのなら、「がんばる、こくばる、グローバル」より面白いコピーを記事にして頂きたかった。