山口鍼灸治療院

山口鍼灸治療院

一緒に《もじもじ》しましょう!

【鍼施術会at四条】

開催日時:2022年6月26日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定

施術時間:1時間程
詳細はこちら
 
6月の鍼施術会のお知らせです。
いつも施術会に来て頂いてるJ.Sさんから、今回も感想を頂きました。
 
J.Sさん 女性
先日の鍼。 ありがとうございました。 すべて忘れちゃわないうちに書いておきます。
 最初に準備運動的にいくつか打っていかれる時も その刺激はもちろん痛いと言えば痛いのだけど おしゃべりしつつ俯瞰して捉え感じられるのは けっこう自分はいいのかなあと思います。 あの時に痛みだけにフォーカスしていちいちグッと緊張してしまっていたりするときっと大変だろうなあと思う。。 施術者の雰囲氣や施術者との関係性も影響するのだろうと思います、私は恵まれてると思います。
 前にもお聞きしてた身体の対角線上の位置関係というのは興味深いなと思いましたが 自分の痛い部分が左という意識があるだけに 右腰に鍼を打っていかれるのが面白いなあと。 右は大丈夫と思っているというか、それは逆にあまり意識が届いていないのだろうなあという。。
 後半の、右腰の3つ(①〜③)と首への1つ(④) について。
① 打ってすぐじゃなくてしばらくしてから、急に弾けるように響きが出現し、10秒間(?)ほど、お尻、右足の方にグワーっと流れていったのはすごくびっくりしました。
② この箇所は一番変化を感じずらかったかもで それでも山口さんは手応えを追ってくれているのがわかったので面白かった。 鍼を刺す瞬間に、中の筋肉がデュルンと滑ったような感覚があって、筋肉がよけたのかなとか、なんかわかりませんがそれも面白かったです。
 ③ 一番、硬結に近いポイントとですと言われていた箇所。 さっき書いていたように、そもそも右の腰とかそのちょっと上部のそんな箇所は全く日頃痛みもなければ意識をしていないところなだけに 面白いなあと思いました。 打っている間の感覚はとても変化があって 主に左半身(首肩だけでなく下半身の足の方まで。うつ伏せになっててわかる、ねじれているのか違和感があった左膝のベッドへのつき方が変わっていくような。)が緩んでいく作用が段階的にずっとありました。 段階的にというのは 何回にも分けて波のように起こる感じ。
 ④ 首はいつも、どこに打つのかなあと興味津々なのですが 今回は、打ったと同時ににまず大きく 明らかにプシューと空氣が抜けるように左半身がゆるむ感覚。 その後もじっくり作用が続く感じ。 出血があったこともいい感じがして興味深かった。
肩甲骨はがし 氣持ちよかったですー。 もっと自分が脱力できればよかったろうなあと思ったり。 具体的な覚え書きは以上です。^_^
あの時もお話ししてましたが とにかく、テーマになってるいつもの自分の痛みや違和感のそのポイントが まあ消えることはないままに (この春先は強くなる傾向があった。) ここしばらくは 他のいろんなところ(左だけじゃなく右側とか、同じ左でも背骨沿いにもっと上とか下とか肋骨の周辺とか。)にも 動かした時に小さな痛みや緊張を感じるようになったのが 最近の大きい変化です。 でも痛みの箇所が増えてダメなんじゃないかというより より感度が増してわかるようになってきたんじゃないかという 根拠のない勘というか予想があって 観察を続けています。 観察する それが本当に大事なキーワードで 答えとかはまだまだわからないのですが 続けていくしかないだろうと思っています。 氣付かなければ感知できなければ知らなかった、なかったことになってたことを見ていくのは 厳しくも 興味深い道です。^_^
 
山口返信

いつも詳しく感想を書いて頂いてありがとうございます(^^)/

 鍼施術の反応なども、その通りで、こちらから説明することがなくなってきましたね(^-^)。

 当日もお話させてもらいましたが、自分が気になる同じ場所に起こる痛みなどの症状が、少し離れた関連性のある所にも起きて来るのは、おっしゃる通り身体の感受性が増えた為です。

もっと良く成ると、さらに離れた所の反応も、「これは、ここから来ているな。」と自分で分かるようになってきます。

そうやって、身体の反応の広がりや集中を観察していると、動かなかった最初の支点が移動していきます。

身体の反応も痛みや突っ張り感から、痛気持ち良いなど、心地いい感覚に移行していきます。

《もじもじ考》で気持ち良く動いている状態ですね。

自分でバランスと取りながら停滞部分を解消できると、それすなわち治療ですから。

 鍼治療は「ここにも動いていない所がありますよ。」と自分では気づけない所を刺激して身体の対流を助けています。

 観察して、気づいて、コントロール出来るまで時間はかかりますが、続けていると大きな力になってくれるのが、良いですよね。

 

以上

 

 

もうこの方のようになったら、鍼治療というより、鍼施術を通した《もじもじ考》と言ってもいいかもしれません。

本来、自分の身体は自分にしか治せません。
鍼灸治療をしても時間が経つと、フォノグラムが自分の自我の型に戻るので、それに伴って身体も元に戻ってしまいます。
鍼施術の良い所は、自分では触れることができない硬結を刺激してもらえる事です。
そして施術者に硬結をマッサージしてもらえる事ですね。
筋肉は圧刺激でマッサージしますが、硬結を取るには鍼刺激に加えて、施術者と患者の生気を使います。
施術する側とされる側、2人で協力して硬結をほどいていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【鍼施術会at四条】

開催日時:2022年5月8日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定

施術時間:1時間程
詳細はこちら

 

人は1日過ぎれば、24時間分年をとります。もっというと1秒ごとに寿命が縮まっているんです。

中医学では、人が生また時に持っている生命力を「先天の元気」といいます。1日分の精気をそこから、くみ出し、食べ物から得た栄養や呼吸などと合わせて、その活動エネルギーとします。

 

仕事をするのも運動にも、もちろんエネルギーはいります。そして食物を消化する事やお風呂に入るという、身体を回復させる行為にも体力は必要となります。

つまり、寿命を長持ちさせる・老化を防ぐには、身体のエネルギー効率を良くするしかないんです。

 

料理やDIYなどでものを作ると、ゴミが出ます。人の身体も大便や尿、汗などから、日常生活で出来たゴミ(毒素)を排泄しています。

健やかに明るく元気に過ごせれば、身体に毒素は残りませんが、過労やストレス、不摂生があると、徐々に蓄積されて行きます。

身体が毒の蓄積に耐えられなくなると、緊急に排毒を始めます。それが様々な《病》として起こる症状です。《病》を部分的に排除すると、その原因が残っている場合は、必ず違う症状となって現れてしまいます。

 

筋肉に凝りが出来るのは、まだ排毒の機能が生きている証拠で、実はありがたいことなんです。

身体に柔軟性が無くなってくると、それが固まり硬結となります。さらに悪化すると空洞症となり。排毒がとても難しくなってしまいます。身体の各組織の接続が分離してしまって、非常にエネルギー効率が悪い状態です。ドンドン「先天の元気」をすり減らしてしまいます。

 

鍼施術は、身体の深部に隠れてしまった硬結を、患者さんに自覚してもらい、それを取って行く手伝いをするのが、本当の目的となります。

まずは《硬結》を動かさなければ、排毒は進みませんからね。

筋肉の凝りを取るとスッキリするように、硬結が取れると、自分の生命力を感じるようになってきます。

それは、身体に力が充実して、やる気がみなぎる感覚です。もちろん直ぐにはそうなりません。《病》が作られたと同じ時間、治るには掛かります。施術後に好転作用が起こるのは、その時間を短縮させてくれている反応です。

 

身体に柔軟性がある内に、気持ち良く健康になっていきたいものですね(^-^)

【鍼施術会at四条】

開催日時:2022年5月8日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定

施術時間:1時間程
詳細はこちら
 
肩が凝っていても感じない人がいます。
筋肉が固まっても感じないなら、その人にとって無いのに等しいので、その時点では、良い事と思うかもしれません。
違和感がないので、その人はいつものように身体を使い続けます。
そして自分の意識に上がる状態になった時に、やっと異常に気づきます。
肩に痛みが現れたり、肩が動かなくなった時です。
ちょっとした動作で痛みが出たり、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)になるのは、それまでに筋肉や軟部組織が徐々に固まって、知らない内に症状が進行しています。
これは、腰痛やギックリ腰だけではなく、様々な症状にも言えるんです。
どんな病にも、事前に身体はサインを出しています。
中医学では、精神のストレスは内臓に伝搬すると伝えます。
また、そのストレスは臓から腑、内臓から筋肉や皮膚に向けて発散させる事で、体内の衝撃を緩和させています。
自然治癒力の発現です。
身体は生命維持の戦略として、身体の中枢から守ろうとします。
皮膚や筋肉は、細胞の代謝が早いので、ストレスからくる衝撃を解消しやすくなります。
筋肉の凝りや皮膚の痒みなどは、直接的な理由がなければ、自然治癒が発現している事になります。
また、若い内は身体の柔軟性があるので、衝撃の解放がスムーズにいきますが、高齢になるほど、体内のどこかで衝撃の伝搬がブロックされ、体内で衝撃が解放されると、臓腑の病が発生したり、様々な症状が起きてきます。
鍼治療で硬結を刺激するのは、まだ被害が少ないうちに毒素(衝撃)を体外に排泄させる手伝いをしている事になります。
身体の深くにある硬結はサイレントキラーとも言えるかもしれません。
さらに硬結が悪化すると、硬結は空洞症となり形を失ってしまいます。
そう硬結も悪者ではなく、自然治癒の現れなんです。
身体の毒素を排出させるポイントを塊として、作ってくれているとも言えます。
この身体の仕組みが分ってくると、病自体が自然治癒の現われである事が分ります。
石坂流鍼術で、《身体が本当に治るの為には、反応が起きるのは当たり前》と説明している理由も観えてきます。
《病》を作られた時間より短縮して消して行く為には、痛みと共に解消する必要性が観えてきます。
しかしもう1つ、《病》を治す方法があります。
それは時間をかけてコツコツ解放して行く事です。
自分の《病》がバランスをとりながら解放される時、身体と心には《えもいわれぬ》感覚があります。

【鍼施術会at四条】

開催日時:2022年5月8日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定

施術時間:1時間程
詳細はこちら
 
人の身体には、元々自分を治療する機能が付いてます。
自然治癒力というものです。
アクビやクシャミ、ゲッブやオナラなどの生理機能が、健康に向かう代謝が起こっている事を間接的に教えてくれます。
実際、鍼灸治療をしていると、アクビやオナラが出る事は良くあります。
それは決して恥ずかしい事ではなく、体内の滞りが動き出した事を示しています。つまり治療が良く効いているという事です。
特にアクビは積極的に自分でする事が出来ると、それだけで治療に成っています。
自分の凝っているところを押さえながらアクビをすると、そこが弛むのがハッキリ分かります。
それだけで、下手にマッサージをするより、かなり身体が緩みます。
その固い場所だけでなく内臓から全身を通して緩んでくれるので、治療といえるんです。
是非、皆さん試して下さいね。
 
新しいブログを始めました。
こちらもよろしくお願いしますm(_ _)m。

5月にまた、鍼施術会を開催します(^^)/
開催日時:2022年5月8日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定

施術時間:1時間程
詳細はこちら
 
〔2月の鍼施術会の感想を頂きました。〕
J.Sさん 女性 
山口さん、 先日はまたありがとうございました。
特に大きな好転反応は今回もなく、 でも、当日、翌日は いつもに増して眠氣が大きく、 いつもついつい夜更かししちゃうのに、 当日は抗えなくて撃沈、 翌日の日中もまだだらだら居眠りがちでした。笑
今回の鍼は、現場でも言いましたけど、 刺しているところから、明らかに少し離れた箇所に ギューッという痛みというか刺激を感じることがあったり、 もっと離れた別の箇所 (たとえば、右腰に刺しているけど、 左肩の緩み。)に作用しているのがよくわかって面白かったです。
渦とその渦から繋がったラインというか自分のフォノグラム的な画は今そうなっているんだろうって思いました。
その続きで 後半は、 同じく、刺している部分とは違って、 骨盤というかその中が動いている感じ、 また、 股関節が緩んでくる感じ、 で、そのつながりで、 足(股関節から下。また、膝から下。)のねじれが少し動いていくような感覚があり、面白かったです。
とはいえ、終わったらなんかカラダが超劇的に変わって、シャキーンとなるとか もう何も違和感も痛みもないとか、 そんなわけではないわけですが、 それが当然と思いますし、かつ、自分が感じた感覚はウソではないし、実際作用しているし、 でもほんとに自分の状態を変えていくのは日々の自分がやっていくことの積み重ねが大きいということ。 (^^♪ その重要な部分やサポートをしていただいているということだと思います。
以前にも増して、 時間はかかるけど自分自身で改善できるはず、 という根拠のない思いがなんとなくあって、 そういうことへの疑いが減っていくというのがいいんじゃないかなあと。
また、例のもじもじ考でやってるポリリズムアプローチの、さらなる具体的な方法のご紹介、ありがとうございました。 とてもいいです~。 ボチボチ続けてみます。!!
 
山口返信 
J.S さん、先日の鍼治療会にも来て頂いてありがとうございました。
 鍼治療で変化した身体の内部緊張は、眠る事で安定されるので、とても良い反応だと思います。
 好転反応は、自分の体力(共鳴)より変化の度合いが大きい時に、起きる事が多いです。
 刺鍼中も、ご自身の身体の変化を繊細に感じられていたので、《もじもじ考》で確実に少しづつ共鳴を養えているのだと思います。
 身体の共鳴が増えると、それだけ、身体が排毒する際に起きる歪みも少なくなります。
 ポリリズムいいですよね!僕も身体が凝った時には重宝しています。 いつも感想と報告ありがとうございます。
 
以上
 
最近鍼灸治療をしていて改めて感じるのは、お灸はゆっくり時間をかけて自分の共鳴を増やして行く方法。
お灸をする事で、自分の癖になっている身体の使い方の裏側を起こして行きます。
身体の使い方の癖は意識の使い方にも通じ、裏側に気づくと、全体を俯瞰出来るので、自分の癖を《緊張》や《違和感》として、意識に上がって行きます。
それがフォノグラムの渦であり、自我であり、健康を滞らせているブロックです。
その《緊張》や《違和感》を、身体の使い方や生活習慣を変えて、消して行く事で、フラクタルにつながっている渦の繋がりを取る事が出来ます。
そうする事で、自分の癖を、薄皮を1枚1枚コツコツはがして行くように、健康に向かって行きます。
 
鍼治療は、身体の深部にある硬結を刺激して、自分の健康の妨げになっている核の部分を揺さぶります。
身体は、普段自覚していない硬結に気づくと、硬結を構成する毒素を排泄するために一気に代謝運動を進めます。
若かったり、排毒に耐える体力があれば好転作用は起きにくいのですが、内部緊張の変化の落差が大きくなるほど、その人なりの1番無難な症状で表面化していきます。
そう病気や症状とは、自分の体内にある毒素が内在しきれなくなって表面化しているとも言えます。(器質的な病気は除く)
鍼治療は、排毒する体力がある内に、それを手伝う施術なんです。
硬結を取れば、後天的に作られる精気(生命力)の生産性が一気に上がります。
つまりアンチエイジングになるんです。
日々の生活で積み重なった不摂生は、体内で滞り、固まりとなって、自分の意識さえも、覆い隠して行きます。
時間を短縮して、健康に向かうには、体力や痛みが必要になる事が多いようです。

【石坂流鍼術研究レポート6】

p54より抜粋

〔現在広く活用されている非西洋医学的療法は、石坂流鍼術からみて、そのほとんどが生命の質を高めていくという意味では、むしろマイナスの効果をもたらすものが多い。また以前は有効であったと考えられる療法も、ここまで人間の生命力が低下してくると、有効な治療になりえないことが多い。〕

 

-  さいきん多くの人々が、西洋医学の限界を感じるようになってきた。それとともに鍼にたいする関心も高まっている。

 が、一口に非西洋医学といっても、それは様々あります。鍼療法、それも石坂流鍼術はいまや異端になってしまって、多くは中国流の鍼です。それに漢方薬療法。さらに指圧。お灸。またヨガ、整体、整骨、断食療法なども行われている。

 漢方薬療法は副作用がなくていい、といわれていますが、どうも根本的には治らないようだという人もいます。昔から薬石というように、漢方薬と鍼は昔からの二大療法のようにみられていますが、鍼と漢方薬の直し方は基本的には同じだったのでしょうか。

 

町田:そうですね。

 

-  つまり漢方薬療法は薬草などを使って、体内から硬結や空洞症をなくしていく。そうすると直接、患部に鍼をさす鍼療法とは、どちらが早くきくか、という違いがあっただけで、昔は漢方薬も効いたわけですね。

 ところがさいきん漢方薬がきかないといわれているのは、身体が極端に悪化して、劇的な強い療法をしなければ効果がない、ということなのでしょうか。

 

町田:そうです。実は大分前からそうであったと思います。質のいい硬結であれば、漢方薬でも効くはずですが、しかし、硬結が悪質になっている、空洞症になっているという場合には、漢方薬では非常にむずかしいと思いますね。

 人間の身体はその生命の段階に応じた刺戟量を求めているのです。飲んでいる漢方薬の質、量と身体が要求しているものとがつねにあっていればいいのですが、それを漢方薬で実現するのはむずかしいのではないでしょうか。

 

- 鍼の場合、身体の状態に応じて強さを変えられる。

 

町田:そうです。それに場所によっても自在に変えることができる。

 

山口考察

漢方薬の処方の仕方も流派が沢山あるのですが、現在日本で多く行われているのは、症状に合わせて漢方薬を選ぶ手法が多いと感じます。鍼灸で例えると、これは便秘のツボ、ここは頭痛のツボと配穴するようなものでしょうか。

伝統的な手法を重んじる先生は、望診(視覚情報、色、動き、舌診)、聞診(臭い、音、話し方・身体から出る音)、問診、切診(直接触る検査、脈診・腹診など)をしっかり行って、身体の状態に合わせて処方されていると思います。

漢方薬は副作用がないという話は風説で、伝統治療では「処方を間違えると、重症化する。」とキッチリ伝えています。

それでも、生薬は自然物を用いているので、身体に蓄積されている薬物や添加物を除去しきるのは、難しいのではないかという話もあるのだと推測します。

 

- もうひとつ、指圧療法については。これも鍼と考え方は同じだと思います。ただ現在のように、さまざまな原因で、空洞症や悪質な硬結が生まれてくるような段階になってくると、指圧のように、身体の上から圧した刺戟という治療方法ではムリがある…。

 

町田:そうです。

 

- お灸も含めて、昔から日本で使われていた療法は元を辿れば、同じ考え方にもとづいた治療方法だといえますか。人間の生命段階が昔のように高い水準であれば、これらの療法でも充分治せた。

 

町田:そうです。

 

- たださいきんの整体、整骨というのはどうでしょう。あれは空洞症や硬結と骨の曲がりなどは密接な関係があるのに、それを空洞症などを治さずに、骨だけを治そうとしているようにみえますね。

 

町田:そうです。これは効果があるどころか害があります。私のところにも、かつて整体でかえって悪化してしまった患者さんが何人も観えましたが、骨だけ真直ぐになりすぎてしまっていて、すぐにわかりました。

 また鍼をさしても、始めは何も効かなくて、空洞症を治療しても何の反応もなかったのですが、そのうち空洞症の奥に硬結が出てきました。ところがその段階で特有の反応が出てきてよくわかるのです。患者さんには何もきく必要はないし、患者さんも言いたくないでしょうから黙っていましたが、整体治療の結果がどんなものになるかは、すぐわかってしまいます。

 

- 身体のバランスが崩れてきて、たとえば内臓を支えるために、骨を曲げて支える、その必要性から骨が曲がっている。それなのにその原因を治さないで骨だけを治すのは、障害があるということですね。

 

町田:骨を治すときに、その内臓なり崩れたところが一緒に治ってくれればいいのですが、もし治らずに骨だけ治すと、これはえらいことになります。

 

- さいきん断食療法というのがひろまっていますが、その考え方は、身体の中心、とくに背骨の周囲に毒素がたまっており、それは主要には薬物である、と。食品添加物とか薬などの残留毒物。それを出してしまわなければいけない。断食をすると身体は弱るが、ある段階で薬物が出る、そうして身体は回復すると考えているようですが。

 

町田:残留薬物といっても、身体の浅い所から内臓のまわり、あらゆるところに薬物は入りこんでいます。ですからいちばん望ましいことは、身体のいちばん深いところにあるものを出すことですね。例えば抗生物質は、どうも身体の深部に結晶体のようになって残っているらしいし、また眼の奥とかアゴのまわりにも残る。そういう深い所にあるものをまず出す、それが治療の基本です。

 つまり手でさわってわかるような浅い場所にあるものだけを出そうとすると、そのとき中間にたまっている薬物がさらに奥に入ってしまうおそれがある。現実にそういうことがおこるのです。だから、とりあえず表面近くにあるものはそっとしておいて、深い所にあるものから出していく。私の場合はそういう考え方をとっています。生命力がついてくれば自然に出ていくのですから、表面にあるものは放っておいてもよいのです。

 

- 薬物といっても細胞のなかに入りこんでいるものもあるし、硬結と結合しているような悪質なものもある。断食療法によって、すべての薬物が出てしまえばいいけれど、表面的なとりやすいものだけをとってしまえば、実際は悪質なものが残ってしまう。

 

町田:そうです。断食の間に体力も消耗しますから、そのすきに悪質なものはさらに悪質化すると考えられます。それは断食療法だけではなく、さまざまな療法についていえると思います。ところがこのような療法をもちいると、一時楽になることが、多いのですね。鍼でもこういった鍼をしようと思えば、一時患者さんは楽になるのですね。私の場合そういうことはしない。むしろこういう安易な療法をもちいると、本質的には身体を悪くしてしまうと考えています。

 私の療法では逆に症状としては一時悪くなるというときがあるのですが、考えてみればそれが当然のことなのです。

 

- つまり町田先生の治療法では、治療していく過程で、むしろ症状としては悪化していくことがある。それは一向にかまわないし、そうなる方が普通である。

 

町田:そうです。一時楽になる、という治療法は表面だけしかみていない。人間の身体の深さをみていない。

 

- 人間の身体がかなり悪化しているのに、ちょっとした療法で一時楽になる、ということは、生命を低い段階で安定させてしまうことになる。

 

町田:そうです。どうしてそういう安易な考えになるか私にはよくわかりませんね。人間の身体をみていれば、身体全体をひとつの生命としてつかむことが、どれほどむずかしいかすぐわかるのに、治療がそんな安易なものであっていいはずがない。

 

- すでに悪くなっていた身体がよくなっていこうとするとき、そこに摩擦が生じて一時的に症状が悪化するのは当たりまえである…。

 

町田:そうなんです、よくなるはずなんてないんですよ。どうしてそういう考えに陥ってしまうのか。

 

- 悪いなりにとれていたバランスが一時的に崩れるわけだから、症状としては一時的に悪くなる。

 

町田:そうです。ただ私にとって救いがあるのは、人間には理屈ではない世界があることですね。症状は悪くなっていても、いまおこなわれている治療はひょっとしたら信用してもよいのではないか、この治療を続けていけば、この苦しさを乗り越えていけば、よくなるのではないかと感じる力を人間はもっているということですね。生命の危機に対して、人間の本能が目を醒すのですね。私は治療をしていて、この人間の力に大きく頼っているのですね。人間の本能に大きく頼って、自分の仕事をしているのです。

 

山口考察

中医学には、内外表裏という考え方があります。

特に漢方理論では、身体の表面に邪(毒)が残っているのに、内部に力が無くなってしまうと、表面の邪気が内臓に侵入し重症化するとあります。

どうして論理は似ている所があるのに、意見が違ってくるのでしょうか?

1つ大きな違いは、人間の身体を診る際に、知識や体表観察で間接的に捉えるか、石坂流鍼術のように人間そのものを直感的に捉えて施術していくかだと感じます。

情報を間接的に捉えると、どうしても大元からずれて行ってしまいます。

また観念が邪魔をし実体からどうしてもずれてしまうのです。

ただ伝統鍼灸のどの流派も熟達するほど、治療が直感的になっていくのはうかがえます。

石坂流鍼術は、患者の身体に合わせて鍼を刺して行きます。

それは施術者の意志を出来るだけ省いて、患者の身体の反応を直感的に読み取る事で可能となります。

これは決して難しい事ではなく、施術者の感受性に合わせて硬結は観えてきます。

身体を回復させる単純な方法は、意識を身体に向ける事です。

こんな簡単な事を完璧に出来る人は、なかなかいません。

瞑想がその1つの方法ですが、たいがい雑念を浮かべてしまうか、妄想に囚われてしまいます。

ちなみに僕も瞑想は大の苦手です(;^ω^)ゞ

意識を思考に囚われれば、身体は回復するどころか、逆に固まってしまいます。

だからそういう人は太極拳のように、ゆっくり気持ち良く動きながら、身体に意識を向けようとすれば、囚われている思考を動作に集中する事で、元に戻す事が出来ます。

意識と身体の仕組みは、奥は深いのですが、基本は物凄く単純なんです。

この仕組みが腑に落ちれば、散歩でも呼吸するだけでも、身体を治療できるんです。

 

ではなぜ、こんな簡単な事に普通は気づかないのか?

身体や思考(固定観念)が固まり過ぎて、感受性を失ってしまっているからです。

感じれないなら、分かるはずありませんよね。

その感受性を取り戻す技術が、本来の鍼灸治療です。

身体の滞りを無くして、本来持っている感覚を取り戻す事が出来ます。

感受性が戻ると、自分の身体・性格の固さや、身体が回復する時に起きる気持ち良さに気づくようになります。

そうすると、自分が生活の中で何かしらのストレスを受けて身体が固まって行く様子や、ご飯や睡眠によって緩んでいる事にも気づいてきます。

身体の細かい弛緩と緊張に気づけるので、そのバランスをコントロールして、身体を回復させる事もできるようになります。

それができれば、意識を身体に向けるだけで、身体が回復しているのが実感できます。

 
そこで、身体を回復させつつ、自分の感受性を取り戻す方法を、山口鍼灸治療院では、【webお灸個人レッスン】でお伝えしています。
お灸の熱が自分の意識をより身体に向かわせるので、回復が加速します。
そして、正確にお灸のツボを見つけられたり、経絡をコントロールできると、さらに回復が加速するんです。
このお灸レッスンの重要な所は、自分で身体を回復させる技術を指導していくという事です。
なんらかの治療によって、症状が取れてもそれは一過性のものにすぎません。
なぜなら、生活習慣によって身体は元に戻ってしまうからです。
自分で自分を変えようと動く事で初めて、健康を掴み取る事ができます。
レッスンで教えるお灸の方法は難しいものではありません。
ビックリするくらい単純ですが、それだけに続ける事が重要になります。
いつでもできるという油断をしないためにも、一緒に頑張って行きましょう。(^-^)/
【webお灸個人レッスン】詳細はこちら

3月より、山口鍼灸治療院では、【webお灸個人レッスン】を始めていきます。

 

お正月より1週間に1回オンラインでのお灸レッスンを受けるようになった叔母は、あれほどあった腰痛が大分落ち着いてきました。(その頃の様子)

現在では、自分でもお灸を週1回するようになり、お灸をやった日は、良く眠れると喜んでくれています。

叔母は、腰痛にも困っていましたが、夜間にトイレに何回も起きてしまうのが大変だったみたいで、それも少しづつ改善されています。

いくら良いとは分かっていても、自分で毎日お灸をするのはハードルが高いので、週1回は自分で出来るように頑張っています。

 

人間とは怠惰なもので、少し楽になってきたら手を止めてしまいます。

患部が癒えても、身体は毎日何らかのストレスを受け続けています。

それが蓄積して表面化したものが病気や症状なんです。

氷山の一角である症状が軽く成ったからといって、まだまだ身体にはその原因が残っていることは多々あります。

そういう不調の原因に気づける感受性を育てるのも【webお灸個人レッスン】の目的でもあります。

 

本当の健康とは、自分で獲得する事で実現する事が出来ます。

いくら治療して症状を減らしたとしても、それは1次的なものなんです。

簡単な事を積み重ねて行く、それが本当の健康を作っていきます。

webお灸個人レッスン詳しくはこちら

【鍼施術会at四条】
開催日時:2022年2月27日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定
(残り3名)
施術時間:1時間程
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「よく肩がこるわぁ。」という方と、「全然こらない。」という方がいます。
でも身体の凝りや硬さを感じないからといって健康な訳ではありません。
身体の仕組みからすると、身体が固まっているのに自覚が無い方が不健康と言えます。
自分の身体の状態を感じる感受性が落ちているんです。
むしろ、凝りや痛みを感じている人は、身体がサインを出している事を感じ取れる分、健康的だと言えます。
身体に不調があれば、それを治そうと努力しますし、実は《痛み》を自覚する事自体が身体の治療にもなっています。
部分の緊張を、意識に入れる事で、全身に分散する作用があるんです。
 
山口鍼灸治療院の鍼治療は、身体の《硬結》に刺して行きます。
《硬結》は身体の緊張のムラの要になっています。
身体の深くにある《硬結》を自覚する事で、人の感受性を呼び戻し、「こんなものが、体内にあるのか。」と身体が自覚する事で、排毒を促します。
この排毒が起きる時に、症状が増したり、新な症状が出る事もあります。
石坂流鍼術では、これを《反応》と呼び、「《反応》が起きなければ、身体の生命力が上がらない。」とまで言い切っています。
しかし、健康に向かう《反応》は不思議と分かるものです。
身体にとって、本当に良い事が分るのも《生命力》が上がっている事を示していると感じます。

【鍼施術会at四条】
開催日時:2022年2月27日(日) 13:40~18:15
施術料:6千円
場所 :四条駅付近
定員 :4名様限定
(残り3名)
施術時間:1時間程
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お正月に実家に帰った際に、和歌山の叔母の鍼治療をしました。
2年前に緊急事態宣言でカー〇スに行けなくなり、運動しなくなったせいか、腰痛が出始めたそうです。
その後、再び通えるようになって少しはマシになったそうですが、腰痛は取れず、宣言が出る度に、運動不足が増え、腰痛も徐々に強くなったそうです。
同時に、以前からあった夜にトイレに起きる回数も増えて行ったとの事。
最近は、娘達に背中が曲がったと言われる事も増え、「このままではあかん!」と思っていたら、去年の10月に図書館で『猫背が治るストレッチ体操』という本を見つけ、「これは良いわ!」と思って1ヶ月毎日頑張ったそう。
すると、曲がった背中を無理に伸ばした為か、腰痛がかなり酷くなって、痛くてカー〇スにも行けなくなりました。
お正月に久しぶりに会った時には、「イスから立ち上がるのもシンドイわ。」と言っていました。
 
せっかくなんで、帰っている間、2日連続で鍼治療する事になりました。
結果、多い日は2時間ごとにトイレに起きていた夜間も、10時間程一気に眠れて1回も起きなかったとの事。
腰痛も1回目の鍼治療でかなり良くなり、2回目で大分安定したようでした。
パートの後には、いつも腰痛が酷くなっていたのが、ずいぶん軽くなったと、かなり喜ばれました。
さすがに、1週間経つと少し戻ったそうですが、イスから立ち上がるのは痛くないそうです。
 
後はお灸で調整しようという事で、現在1週間に1回webでお灸指導しています。
お灸レッスンがあった日には、夜はグッスリ眠れるか、トイレに起きたとしても1回で済むので、「お灸でもこんなに効くんや(゜o゜)。」とビックリしています。
一昨日のレッスンでは「腰痛も自分で治すぞ!」とやる気が出てきました(^-^)。
山口鍼灸治療院では、【webお灸個人レッスン】も近々始めて行きます。