「あなたには、功夫(クンフー)が足りないわ!」昔、対戦に負けるとそう説教されるゲームがありました。(^-^)
功夫(クンフー)の本来の意味は、『時間と努力の積み重ね』だそうです。まさに練功は、時間をかけて氣を練っていく行法です。こう書くと、どこか空想の世界の話に聞こえがちですが、実際の練功は、リハビリの様なものです。例えば、ピアノの練習をする時には、日常生活では、あまり使わない薬指を良く動くようにトレーニングをします。それと同じで練功のコツは、自分が普段使えていない身体の部分を意識に上げつつ身体を動かして行きます。
では、実際にやってみましょう!
目の前にコップを用意して下さい。そのコップにギリギリまで水を入れます。その水を溢(こぼ)さないように、近くのテーブルまで運びましょう。その際に出来るだけ身体に力が入らない様に脱力します。以上です。
太極拳の訓練をする際は、ゆっくり動作して氣を練ります。これは身体の重心の動きや身体の感覚に繊細に意識が届くようにするためです。太極拳の型を正確に行うと、常に空気イスをしているのと同じくらい脚に負荷がかかります。普通の人では、5分も行うと脚がプルプルして立てなくなる程です。その脚にかかる重力を全身に分散させる方法が、全身に意識を向けて力を抜く事です。このコツが分かると肩こり、腰痛の治療が自分で出来ます。肩こり腰痛は、部分的な身体の緊張ですから、そこの緊張を全身に分散させる事が出来ると症状が無くなります。人間は、身体の部分的な緊張を自覚出来ると、意識的に力を抜くことが出来るんです。話を戻すと、コップから水が溢れないように運ぶ為には、繊細な身体のコントロールが必要です。ですから強制的に全身を自覚する事になります。しかし、普段していない繊細なコントロールを急に行うと誰でも身体が硬直してしまいます。そこで出来るだけ力を抜いて水を運ぶ事で疲れ難くなるんです。この訓練を行って身体を繊細にコントロールする感覚を体験すると、《ゆっくり身体を動かして、身体の感覚に意識を向ける》コツが分かって来ます。
是非みなさんも功夫(クンフー)を鍛えてみて下さいね。 d(^-^)o









