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中国、子供誘拐2274人の現実 人身売買や犯罪の手先に


 中国公安当局は先月、新疆ウイグル自治区での未成年者誘拐グループの摘発について発表した。
助け出された同区の子供たちは2274人に上り、窃盗などの手先にさせられていた。中国全土で相次ぐ未成年者誘拐では、病院から新生児が連れ去られたり、故意に障害を負わされ、物ごいをさせられたりするケースもあり、ここ数年救出された児童らは2万人を超えるとされる。
世界第2位の経済大国でなぜこれほど誘拐事件が続発するのか。

 ■全国で2万人超、病院から赤ちゃん連れ去りも

 中国共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」など中国メディアによると、中国公安省は11月20日、新疆ウイグル自治区のほか、北京市や吉林省、上海市など全国の公安が合同捜査を進め、昨年4月以降、同自治区の未成年者を誘拐した336グループ、2749人を摘発し、2274人を救出したと発表した。
 子供たちは、殴るなどの虐待を受けて脅され、北京や上海などの大都市のデパートや駅といった人が集まる場所で、窃盗や強盗など犯罪の手先にさせられていた。
 公安当局は保護した児童らを、身元が分かり次第、実の親のもとに送り帰している。ただ、あまりに幼いときに誘拐されたため、自分の家の住所や電話番号が分からない子供も多く、身元確認が難航しているという。
 中国で社会問題化する未成年者誘拐について公安当局は2009年ごろから捜査に力を入れ始めた。昨年末には四川や福建など10省自治区で子供を誘拐し、売り飛ばしていた2グループ約600人が摘発され、児童ら178人が保護されるなど、新疆以外でも大規模誘拐が明るみに出ている。
 09年4月から昨年末までに保護された子供たちは1万8000人以上とされ、新疆の一斉摘発を加えるだけで、被害者は優に2万人を超える。 今年6月には、223人の赤ちゃんを雲南省で誘拐するなどしていたグループの主犯の女=当時(51)=に死刑判決が下された。男児は1人3万元(約40万円)、女児は2万元(約26万円)で売り飛ばしていたという。
 昨年5月には、湖南省邵陽市で、役場職員が病院から新生児少なくとも16人を連れ去り、海外に養子として送り出してカネを得ていた事件まで発覚した。

 ■30年ぶりに実父と再会…背景に「買い手」の需要

 未成年者誘拐をめぐっては、温家宝首相が昨年、対策強化を指示したとも伝えられた。 子供誘拐自体は以前からあった経済成長の陰に隠された中国の悪しき“伝統”といえ、世論の批判の高まりから政府や公安当局がようやく重い腰を上げた形だ。
 今年6月には、湖南省チン州市でかつて誘拐され、両親と生き別れになった38歳の女性が投稿したインターネットの書き込みがきっかけで30年ぶりに父親らと再開したニュースが話題となった。
 両親が貧しく働きづめで親の目が届きにくい子供が狙われ、言葉巧みにかどわかされるケースが指摘されるが、地方の貧しい子供ばかりが被害に遭うとはかぎらない。都市部の小学校などでは、誘拐被害を恐れて毎日、車で送り迎えする親の姿も見られる。
 「中国本土の摘発を逃れるため、誘拐グループが香港に拠点を移し、子供をさらっている」
 今年に入って香港でこんな噂が広まり、警察が誘拐事件の存在を否定したにもかかわらず、親が神経をとがらせる現象まで起きた。
 誘拐された子供たちの多くは人身売買され、跡取りのいない農家などに売り渡される。「きちんと料金を支払って子供を紹介してもらっているだけだ」。農村などでのこんな犯罪意識の希薄さが誘拐を増長させていると中国メディアや専門家は指摘する。
 つまり背景に「買い手」側の需要があり、買い手側の意識が改まらない限り、誘拐は根絶できないというのだ。養子縁組の法的緩和や買い手側の処罰の軽さも原因に挙げられている。
 少し以前には、公安当局の摘発で、地方のヤミレンガなどの工場で強制労働させられていた多数の誘拐児童らが相次ぎ見つかり、中国社会を驚かせた。子供たちは暴力と徹底監視のもと、1日18時間も酷使されていた。
 そしていま、ネットを中心に最も関心を引いているのが物ごいをさせられる誘拐児童の存在だ。

 ■故意に障害負わされ、物ごいに…ネットで救いの手

 「解救乞討児童(物ごいの子供を救え)」。昨年初め、こう題したミニブログがネット上に立ち上げられた。 街角で物ごいをさせられている子供たちの多くが誘拐児童であることを知った中国社会科学院の研究者が、物ごい児童を見つけるとすぐに通報し、その状況をネットで“実況”し始めたのがきっかけだった。
 ミニブログ上で「街で物ごいする子供を見かけたら写真を撮って投稿して」と呼びかける動きが広がった。瞬く間に1000枚を超す児童の写真が投稿され、実際に実の親が名乗り出るケースも現れた。
 中国メディアによると、障害を持つ子供として哀れみをこうため、刃物や硫酸で体を傷付けられ、街角に立たされる児童もいる。もうけが低いと殴られ、「硫酸だけはやめて」と刃物で傷付けられることを受け入れる女児もいたという。
 児童を物ごいに仕立てる犯罪グループのメンバーが元誘拐被害児童という“負の連鎖”を示す事態まで判明した。
 このような事態が野放しにされてきたのは、物ごい児童の多くには、そばに立つ“親”役の大人の存在があり、哀れな“親子”としてある種の「民事不介入」として見逃されてきたためだ。だが、この“親”が実は深刻な児童誘拐の「犯人」だったというわけだ。
 ミニブログに写真を投稿する取り組みに対し、子供のプライバシー侵害を危ぶむ声もあった。しかし、今年に入って公安当局がこの動きに駆り立てられる形で、「ホームレス児童帰宅キャンペーン」として、街角に立つ児童らの身元を確認し自宅に送り届ける取り組みを進める方針を打ち出した。
 北京市は、身元が確認できない児童らに血液検査を実施し、DNA型鑑定で実の親を見つけ出す「誘拐被害者DNAバンク」の立ち上げも発表した。
 ただ、取り組みは緒に就いたばかりだ。保護された児童のケアに当たる福祉施設も整っているとはいえない。 中国では、各都市で、行方不明となった幼いわが子の写真を掲げ、涙ながらに情報提供を訴える母親や支援グループの姿が度々取り上げられる。
 新疆ウイグル自治区で誘拐され、救出された子供の数2274人。世界の常識からして驚くべきこの数字も中国の子供誘拐の現実からすると、氷山の一角に過ぎない。




〈転載終了〉

中国は本当に恐ろしい国ですね(恐)

中国が怖いとかいってる場合ではありません。

日本でも毒親たちの少数があり得ない事をしているのです・・・

次回につづく