いとこの引っ越しの手伝いに。
そのアパートは一階の隅の部屋。

というかいとこに外人は居ませんけど。

一段落したとこで僕はトイレへ。

かなり古いタイプで共同トイレ。しかも外。
向こうからも大体見えるしこちらからも大体見える。

ふとその一階の反対隅の部屋を見るとあなたがいました。

ベランダの戸が開いていて子どもの世話をするあなたの姿が見えた。

僕は薄々気付いていたつもりで、他の皆さんは解っていた模様。

そこに

「久しぶりやね」

と突然現れました。

僕は慌てて返した言葉が

「うん、引っ越し。」

それを聞いてあなたはクスクスと笑っていました。

親父が顔を出してきて透析の話などしつつ(後で思えばそれも知っていた)。

片付けが落ち着いた部屋では持ってきてたLP盤があり、子どもにクラシックを聞かせていた。

「ちょっといい?」

とあなたはいい、そこに置いてあったノートパソコンでネットをする。

そういやこの近くで釣りができたんだっけ。


男は過去を振り返るのがすきで色々話したかったが、女は今、そして未来のことを話す。
ここらがだいぶ違います。

speenaのせいだな。
夜神輿かなんかがあって
時間は夜

辺りは暗く時代のせいか
明るくしましょうということで
当時としては画期的な「ガスライト」を
照明代わりとすることに

灯をつけたのは僕

そのとき何故か
あの

ボーイスカウト風のおじさんが(笑)


点灯はしたものの
火力調節がうまくいかず
みるみる灯が大きくなり
やがて隣にあった家に引火する

同じことをあと数ヵ所でやっていたらしく
同時火災の羽目になる

あわてふためく民衆

火に囲まれていることも知らず

僕もどうしていいか分からず
ただ崩れる家を見
立ち尽くすのみ

そこにある若い夫婦のうち
旦那が声を掛けてきた

「チッ、チッ、チッ。」

アメリカ風に指を左右に振り
「未来がみたいかい?みたいならおいで」

といい
とある方向へ逃げる

生憎崖があるほうがあったので
危なくなったら
そちらへ逃げようと考えていたが
それは間違いらしい
それを教えてくれていたみたい

舞台は明治頃

僕は逃げてこられた

火の力は怖いですね


といったところで

なんかの作品にあったような

金子みすゞ?
ちがうな

誰だろ…
玩具工場が爆発した模様

1分ほど火山性微動

後日新聞掲載


すでに避難済みです