結論から言いますね。
あなたの口座の中身は、1枚も変わっていません。
でも、決まっていると思っていたことが、決まっていませんでした。
2026年9月15日。
アメリカの上院で、クラリティ法案を審議に入れるかどうかの採決がありました。
賛成49、反対50。
不成立です。
進むのに必要な票は60。11票足りませんでした。
過半数の50にも、1票届いていません。
日本時間で言うと、9月16日の午前4時8分の出来事です。
私、この話をずっと勘違いしていたんですよ。
イーサリアムは証券じゃない。
アメリカでもう決まっている。
そう聞いていたので、そういうものだと思っていました。
じゃあ、どこで決まったんだろう、と調べたんです。
出てきたのは、法律じゃありませんでした。
2026年3月17日に、SECとCFTCという2つの役所が出した「解釈」の文書でした。
仮想通貨を5種類に分けて、デジタル・コモディティの例として16銘柄の名前が挙がっています。
Ether、つまりイーサリアムは、その1つ。
ビットコインも、ソラナも、XRPも、カルダノも、同じ16の中にいます。
で、その文書を読んでいて、手が止まった1行がありました。
「この文書の日付の時点での、特徴・条件・機能についての理解に基づく」
日付の時点での、です。
分かります?
私はここで、ようやく順番が見えたんですよ。
法律の道と、役所の道は、別々に走っている。
9月15日に止まったのは、法律のほうです。
例えるなら、仮免許で走っている車みたいな状態なんです。
教官が横に乗っていて、今のところ事故も違反もありません。
周りから見たら、普通に走っている車です。
本免許の試験の日も決まっていました。
でも、その日、試験会場の都合で試験が開かれませんでした。
本人の運転が下手になったわけじゃない。
明日も同じように走れます。
ただ、仮免許のまま、が続く。
9月15日のイーサリアムは、この車に近いです。
走れなくなったんじゃなくて、本免許の日が決まらなかった。
それだけの話です。
もうひとつ、意外だったことがあります。
止まった理由が、仮想通貨のルールじゃなかったんです。
SECとCFTCがどう分担するか、という肝心なところではもう揉めていませんでした。
揉めたのは、政府の偉い人とその家族が、仮想通貨をどう持てるか、という条文でした。
Crypto Times(2026-09-16)とCoinGape(2026-09-15)によると、交渉に加わっていた民主党の7人は全員反対に回っています。
Warner上院議員は「この根本的な利益相反に手を付けないことが、支持を不可能にした」と。
共和党のLummis上院議員のほうは「もう終わりだと思う。もう十分だ」と言ったそうです。
1年以上やって、126か所直して、最後の1行で止まった。
採決のあと、Coinbaseの株価は8%ほど、Circleは11%ほど下がったと報じられています。
じゃあ今、私が何をしているか。
見る場所を1つだけ決めました。
アメリカ議会の、クラリティ法案のページです。
開いて、いちばん上の日付を見る。
それだけ。
今は9月15日の採決が、いちばん上に出ています。
この日付が変わっていたら、何かが動いた合図。
変わっていなければ、止まったまま。
チャートを見ている時間の、1分だけこっちに回せば済みます。
日付も2つだけ覚えました。
10月20日。SECが8月18日に出した規則案への、意見の締め切りです。
11月3日。アメリカの中間選挙。
上院の指導部は、中間選挙の前に審議の日程はほとんど残っていない、と示したと報じられています。
そしてお金のほうは、これだけ決めています。
日付が決まっていないものに、期限のあるお金を置かない。
やり直しの動議は、Tillis上院議員が9月15日に出しました。
でも、その採決がいつなのかは、どこにも書いてありません。
自分のイーサリアムの扱いが、いつ法律で決まるのか。
その日付も、まだ存在しません。
存在しない期限に、今年使う予定のあるお金を合わせにいく理由は、ないですよね。
今日、やることは何もありません。
売る話でも、買う話でもないです。
議会の記録と、役所の文書を読んだだけ。
でも、見方は1つ変わりました。
決まった、と聞いたら、どの紙に書いてあるのかを先に見る。
それだけで、次に「通った」「通らない」のニュースが流れてきた時、慌てなくて済みます。
▼ 今日の動画
https://www.youtube.com/watch?v=JI4BIrKkidY
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