先日 娘が 通学途中 自転車で 乗用車と接触事故にあいました
相手の方は 一旦は車を降りられ
「大丈夫 ・ ごめんね 痛かったね 」などの声をかけられたそうですが
その勢いにつられて
「あ・はい・はい」 と娘が答えると ご自分の名前なども告げずその場を立ち去ってしまったそうです
その後 娘からの電話
「もしもし」
「・・・・・」
「○○ どうしたの なんかあったの？」
「ゥ・・・ゥ・・・ゥ・・・」
かすかに鳴き声のような・・・
もう真っ青です
「どうしたの 誰かとぶつかったんか？」
「ゥ・・・ゥ・・・ゥ・・・」
「どうしたの 車とぶつかったんか？」
「車に・・・・」
声にならない答えが返ってきます
「今どこ！ いつもの道か？」
「違う 大きな道」
「今行くから 動かんのよ」
場所なんて わかりません ただ 娘の学校までの距離は ２ｋｍありません
通学で使う道なんて しれています
ただ 車が置ける場所が 限られているので 車で向かっても 立往生する可能性もあり
急いで 自分のかばんと鍵と携帯だけをもって飛び出しました
走りました
きっと あんなに真剣に走ったのは 学生以来かもしれません
娘がこの道を行くのではと 想像に任せて 走りました
しかし そこには娘の姿はなく
娘に電話
・・・・・・・ 電話に出ません
悪い想像ばかりが頭をよぎります
途中まで引き返し もう一度別の道へ
大声で呼ぼうかとも思いましたが 交通量の多い通りです
聞こえるはずがないと思い 必死で目を凝らしながら 東奔西走
そこへ 電話が鳴り響きました
娘からでした
そしてようやく 到着
娘は 血の気のない顔で すすり泣いていました
見た感じ 外傷は見当たりません
「どうしたんや」
「けがは ・・・ 体どっかぶつけてない・・・」
ようやく 娘が 口を開きました
その通りは 片側2車線の 大きな通りです
朝の通勤ラッシュは ひどいものです
娘は 普段は きちんと左側走行を心掛けているのですが
その日は 急いでいて まずいとは思いながら 右側を走っていたそうです
そこへ わき道から 一台の車が 大通りに出ようと 出てきたそうです
娘もいったんは止まったそうなのですが
大通りの車は途切れることもなく
わき道からの車の前には 十分自転車が 通れる広さもあったので
先に行けると思い 前に自転車を進めたそうです
タイミングの悪いもので その時 もう少し先で車が1台 駐車場へ入っていったそうです
そしてその瞬間 娘の体と自転車に衝撃が
自転車の後輪は 車に当たり 大通り側へ 押し出され
娘は 出てきた車の横へ 自転車から振り落とされた形でおしりから落ちたそうです
頭を打っていてもおかしくない状況だったようです
しかしながら 幸いにも 当日娘は大きな箱型のリュックを背負い
その中には 学校の教科書類がぎっしり
おそらく １０ｋｇ前後は あったのではないでしょうか
その箱型のリュックが娘の体が後ろに倒れることを防いでくれ
頭を打つことは免れたようです
それを聞いて私もどうしたらいいのか 一瞬迷いましたが
すぐ近くに交番があったのでそちらへ娘と行きました
警察で事情を話すと ひき逃げになるそうです
・・・・そんな 大事に
と思ったのですが
相手のけがの程度に関わらず
車の運転手には それを警察に届ける義務があるそうです
娘は 自分が記憶している範囲で 状況を説明し
相手の方のことを話していました
娘曰く 時折 この道を利用する際には 見かける車だそうです
停止状態からぶつかったのだから それほどでもと思いがちですが
その時の衝撃を物語るかのように 自転車のサドルが 20度ほど 中心から回っていました
決して 締め方が緩かったのではなかった証拠に 戻そうと思っても手では戻りませんでした
その後 病院へ行き レントゲンやCT撮影を行い 調べてもらった結果 骨が折れているとか
ひびが見つかるなどは ありませんが 背骨が少し横へ湾曲しているようです
ただこれは 事故のためにそうなったのか 以前からそうだったのかははっきりしないとのことです
事故から数日立ちましたが まだ 相手の方はみつかっていません
娘は 事故の時は 緊張していたのか おしりだけ痛いと言っていましたが
あちらこちらに痛みが出てきています
警察に人身扱いにするかは お任せしますといわれ悩みましたが
主人や友人とも相談して 人身扱いにするために本日診断書を提出する予定です
今になって調べてみたら ひき逃げの場合 免許取り消しだそうです
3年間は再取得もできないそうです
あの時 相手の方が 警察に向っていただけていれば
人身扱いで 減点されることはあっても 免許取り消しには・・・ と思いました
他人事ではありません
安全に車を運転することはもちろんですが
万が一 事故を起こしてしまったら 程度によらず 警察に向わなくてはと 強く感じています
今は 娘が これ以上 体に不調が出てこないことを祈るだけです