元就:ちょっと詳しくなっただけでもうゾッコンか?


秀吉:わしはもうイデコちゃん一筋じゃ♡名前がかわいい♡


元就:まったく・・・

イデコちゃんの悪いところが見えても好きでいられるか?


秀吉:えっ!?


元就:当たり前だが、何事にもデメリットは付きまとうだろ?

そこは確認しているのか?


秀吉:イデコちゃんはメリットしかないじゃろ?


元就:とりあえずお金を掛けとけばメリットしかない!!

なんてもの、あるならわしにも紹介して欲しいくらいだ!もう


秀吉:そうなんじゃ・・・


元就:ま、まぁ単純にメリットもデメリットも知った上で

うまく活用して欲しかっただけじゃ!!元気だしてくれ。


秀吉:お詫びにメリット・デメリット教えてください!わかりやすくな!


元就:現金なヤツめ。

そんなに好きなら、イデコちゃんのメリットから教えよう


秀吉:お願いします!


元就:この前少し言ったが、なにより税金に関するメリットが大きい。

積立時、運用時、さらには一定額だが受取時も優遇措置が取られるんじゃ!


秀吉:ほう!


元就:まず積み立て時についてだが、

iDeCo(イデコ)で積み立てた掛金は所得控除の対象になるんだ!


秀吉:ふむふむ、つまり?


元就:拠出した掛金の総額を所得から差し引くことができ、

その分所得税と住民税が軽減されるんだ!

節税される額はその人の年収などによっても変わるが、

いずれにしろ節税対策としては最高じゃろ?


秀吉:なんと・・・!

わしのように年収が高くて税も高くて高くて、

なんていう者には最適じゃな!


元就:夢でも見とるんか?

まあ掛金だが、少額だとしても長い目で見たら何十万と節税されるからな。

そして運用時だが、そもそも通常の預貯金の利息や投資信託の運用益には、

20.315%の税が課されることになっているんだが、知ってたか?


秀吉:えっ、マジか?


元就:残念ながらマジじゃ。

しかし、iDeCo(イデコ)を通じて金融商品を利用したとしよう。

すると得られた運用益に税金が一切かからない!

つまり100%の利益が得られるということだ。


秀吉:素晴らしい・・・!

本来課税されるはずだった20%を生かして運用できるわけじゃな!


元就:そう!冴えてるな!そうこうしているうちに60歳、

運用資産を受け取ります・・・って時も

ちゃんと税に対する優遇措置があるんだ。


秀吉:なんと!痒いところにまで手が届く!


元就:簡単に言うと、

年金として分割で受け取る場合は「公的年金等控除」

一時金としてまとめて受け取る場合は「退職所得控除」

というものが適用される。

そしてこれらの控除を所得から差し引いて税負担を軽くする仕組みだ。

こんな感じで税に関して多くの利益があるし、

この前も言ったが月々5,000円から始められるし、

手が出しやすいことがメリットだな。


秀吉:さすがイデコちゃん!やります!

ありがとう元就くん!!


元就:さ、デメリットに関してだが・・・


秀吉:うぅ・・・このまま好きでいたい


元就:なんだか心苦しいが、そもそもイデコは

老後の資産を築くことを目的とした制度じゃ。

なので60歳までの運用以外に活用できない。

これはお金を引き出せないということもあるし、

解約して資産を取り戻す!ということも不可だ。


秀吉:取り戻すことすら・・・生きるか死ぬか、

明日のことすら分からんかったあの頃ではありえない制度じゃな。


元就:確かに・・・それだけ老後もお金が必要な世の中と言えるな。

他のデメリットでいうと各種手数料がかかる点だ。

口座開設手数料や口座維持管理料などなど。

そこらへんが無料の金融機関もあるが、

投資したい商品を取り扱っていない!

なんてことも起こるから、そこはバランスを考えた方が良いぞ。


秀吉:口座開設にもお金がかかる、世の中難しいのう


元就:さらに資産を増やすためには投資信託が必要だ。

当たり前だが投資と言っている以上、

増やすことも出来ればその状況によって利益が減ることもある。

そこはよく覚えておいてくれ。


秀吉:イデコちゃんはいい子だけど欠点もあり、

それを補ってあげるのがわしの仕事ってところじゃのう。


元就:60歳まで引き出せないのは逆に言えば、

「すぐお金を使っちゃう、貯蓄が苦手!」なんて人には

強制的に老後のために資産形成がされていくからメリットにもなる。

いずれにせよ少額から始められるし、

生活に負担がかからない程度にコツコツ積み立てて行くことが大切じゃな。


秀吉:イデコちゃんのことはよく分かった、ありがとう。

それでは早速始めようとしようかの・・・


元就:あぁ〜っと、他にも似たような資産形成方法があるぞ?


秀吉:えっ、そうなのか?


元就:あぁー・・・だが、うん、疲れた!

今度にしよう、酒でも飲みいくか。


秀吉:もったいぶりやがって・・・奢らんからな!


 

 

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