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てげてげ親爺

ご隠居のてげてげモットーの生活、カラオケ、ギター、卓球、囲碁、コレクション、他もろもろのつぶやき

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沖縄の美しい海

 

単身赴任沖縄の想い出


単身赴任
 48歳のときに、那覇地方裁判所に単身赴任した。初めての沖縄で期待と不安で赴任した記憶がある。熊本から那覇空港に到着したときは、職場の上司が迎えにきてくれていて、昼に沖縄そばをごちそうになった。


沖縄の気候と車
 沖縄は猛暑日がほとんどない。それは、沖縄本島の周りが海のために温度が上昇しにくい。2017年には、琉球新報で那覇市樋川で35.1°Cで11年ぶりの猛暑の記事がある。
 特記すべきは、夏クーラーなし、車なしの生活をしたことだ。
 夏クーラーなし扇風機で過ごした。沖縄は猛暑日がなく、海からの風が良くふくので凌ぎやすい。公務員宿舎寝るときは、窓を開けて扇風機を使った。沖縄は海に囲まれているので、湿気が多くてムシムシした。背広にはすぐにカビが発生した。夜はヤモリがよく出てきた。沖縄のヤモリは本土のカエル並みに鳴くのでびっくりした。
 車なしの生活をした。沖縄は、当時鉄道がなくバスかタクシー自家用車の車社会だった。沖縄に赴任して車がな不自由に気付いた。バス停でバスを待っていると通り過ぎて行った。タクシー同様に手を上げないと止まってくれないのだ。


沖縄生活で知ったこと
 沖縄は独自の文化、風土、食べ物がある。
 那覇市は坂が多く、その後赴任した長崎の街と同じ風景だ。那覇市、石垣市など多くの家屋はコンクリート製である。これは台風の影響である。那覇地方裁判所の前の小さな丘には「ハブに注意」の札が立っていた。私の首里の宿舎に行く道横にはハブが潜む石垣があった。
 沖縄の人はお酒好きで泡盛をよく飲む。宴会のときは、仕事の後いったん家に帰り、7時頃から宴会が開かれて、その後、延々と夜遅くまで飲み続ける。
 結婚式は本土と逆だった。新郎新婦の席の前は親族が陣取り、来賓者はその後に列席する。親族のための結婚式である。参列者は百人以上の人が参列する。ご祝儀は本土の半分でよかった。演芸の出し物が多く、盛況になると参列者たちから「カチャーシャ」の踊りが飛び出す。
 沖縄は囲碁が盛んである。私は伊波沖縄本因坊経営の碁会所に通ったが、那覇交通の社長来て伊波沖縄本因坊と打つときは、となりに泡盛があり飲みながら楽しく囲碁を打っていた。伊波本因坊とは一緒にバーで泡盛などを飲んで交流した。


沖縄は礼儀を重んじる(守礼)
 首里城に守礼の門があるように、沖縄の人は礼儀を重んじ目上の人を大切にする。囲碁を沖縄の人と打ったとき、私が年上と分かった途端に態度が良変した。お墓は屋根の付いた豪華なお墓が並んでいた。
一番の印象は海の青さ
 沖縄の海はコバルトブルーで、海の底まで透明に見える。特に、沖縄の離島は海の青さが素晴らしい。夏の旅行会で北部の伊是名島に行ったが、忘れられない海の青さだった。砂浜でのバーベキューパーティーも楽しかった。
 宮古島、石垣島にも行った。いずれも海の青さが印象に残っている。石垣島の川平湾は、美しいエメラルドグリーンと白く輝く砂浜が素晴らい。石垣島は、台湾より南に位置することを初めて知った。


沖縄料理
 チャンプル料理(ソーメンチャンプル、ゴーヤチャンプルなど)が有名である。チャンプルとは、ちゃんぽんと同じ語源で「混ぜ物」の意味である。ソーキそば(昆布などの和風味に、細いうどんとラーメンの中間位の麺)は、本土の蕎麦とは違い細い固いうどんのイメージである。
 サーターアンダギーは洒落た名前だ、アメリカ製かと思ったが、サーター(砂糖)でアンダーギー(揚げた)ということで、単に砂糖で揚げた丸いドーナッツだった。
 石垣ではヤギ汁を初めて食べたが、ヤギの臭みで食べれなかった。初めての人にはヨモギを入れて臭みを消して食べる。ヤギの刺身は、臭みがなくて美味しい。八月の月見では、豚の丸焼きを食べた。


沖縄生活で知ったこと
 南国なのか人情豊かで親切な人が多い。美人が多く不美人とのギャップが大きい。沖縄の方言が面白くて理解が難しい。東は「アガリ」、城間は「グスクマ」などと独特である。名前の渡嘉敷、瑞慶覧など3文字の姓が多い。
 米軍キャンプがあるというのは悲劇だ。私は普天間基地のイベントのときに基地を見学したが、普天間市内の密集地に比べて膨大な敷地を有してる。戦後の沖縄の悲劇を感じた。


首里城
 首里の宿舎に住んでいて近くに首里城が見えていた。最近、世界遺産の首里城が火事で焼失したのは悲劇だった。
  

 

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首里城