「いつかの君に」(韓国ドラマ:2023)。
あらすじ
【1年前に飛行機事故で他界した恋人ク・ヨンジュンの死が乗り越えられずにいるハン・ジュニ。彼にもう一度会いたいと願っていたある日、突如として1988年の世界にタイムスリップしてしまう。クォン・ミンジュという自分と同じ顔をした女子高生として、過去の時代を生きることになった彼女は、やがて亡き恋人と瓜二つの青年ナム・シホンと出会う。】
Netflix視聴。
韓国ドラマレビュー200本目!
本作は台湾の人気ドラマ
「時をかける愛」のリメイク。
オリジナルは観ていません。
えーっと 難しかったです...。
ドラマの中で登場人物が2人も
別々のタイミングで
タイムスリップするので混乱。
漠然としたまま観終わりましたが
うん まぁ良かったと思いますよ。
(知らんけどw)
恋人ヨンジュンが事故で他界し
ジュニは彼の死を受け入れられないまま
日常を送っていた。
そんなジュニの元に
差出人不明のある写真が届く。
その写真には自分とそっくりな女子高生と
ヨンジュンにそっくりな男子高生
そして もう1人男子高生が写っていた。
身に覚えのない写真。
写真が撮られたであろうカフェに出向き
オーナーから話を聞くと
写真の中のジュニに似た女子高生は
ミンジュという名前で既に
亡くなっていることを知らされる。
戸惑うジュニの元に また差出人不明の
カセットウォークマンが届けられる。
帰宅中 バスの中でそのウォークマンから
流れるソ・ジウォンの「僕の涙を集めて」を
聴きながらうたた寝してしまったジュニは
1988年にタイムスリップしてしまう。
写真の中の女子高生ミンジュとして...。
ミンジュは交通事故にあい入院中。
その体に入って目覚めたジュニは
目の前に現れたヨンジュンにそっくりな
シホンに涙を流しながら抱きついてしまう...。
驚くシホン。そして インギュ。
周りからの話を聞き状況を把握したジュニは
どうにかミンジュの死を避けられないか
頑張ってみることに...。
ここまではまだまだ始まりに過ぎません。
後にシホンが未来にタイムスリップして
ヨンジュンの体の中に入り
ヨンジュンが亡くならないようにしてみたり
ジュニとシホンが過去や未来に
行ったり来たりします。
え?どういうこと?って
何度も思いながらなんとか観終わりましたが
ラストはとても美しくまとめられていました。
チョン・ヨジンさん好きだし
アン・ヒョソプさんかっこいいし
カン・フンさんも素敵だったので
3人の共演を楽しめて良かったです。
それと
タイムスリップのポイントになってる
ソ・ジウォンさんの
「僕の涙を集めて」が非常にいい曲。
ドラマ「賢い医師生活」でも
いいシーンで流れてて号泣してましたが
せつない曲なんですよ。
今回歌詞の字幕を付けてくださってたので
ありがたかったです。
ちなみにソ・ジウォンさんは
19歳で亡くなられてるそうですよ。
↓以下ネタバレ↓
戻ってきたヨンジュンの姿を見て
涙を流すジュニを観ていたら
1日だけでいいから大切な人が
戻ってきてくれたらどんなにいいだろうかと
思ってしまいました。
誕生日ケーキのろうそくの火を
吹き消す前に願いを祈ってる姿を観て
私だったら何をお願いするかなぁ...。
大切な人を亡くしてしまった方が観ると
いろんな想いが出てくるんじゃないか
と思いました。
本来のミンジュが好きだったインギュ。
そして 中身がジュニになったミンジュに
恋をしたシホン。
インギュがミンジュを好きだから
遠慮していたシホンだけど
中身がジュニのミンジュには
興味を抱かなくなったインギュ。
だから僕に気を遣うなとシホンに伝える。
ジュニが抜けて元の場所に戻ると
シホンはミンジュに魅力を感じなくなる。
シホンとインギュの2人が
見た目ではなく中身に恋をしたところが
素敵だなぁと素直に思いました。
でもね
結局ヨンジュンは幸せだったのかな?
ってことが気になったままではあります...。
「マスクガール」(韓国ドラマ:2023)。
あらすじ
【自分の外見にコンプレックスを持つキム・モミは、昼間は普通の会社員として過ごし、夜はマスクで顔を隠してインターネット放送BJとしてライブ配信をしている。だが、予期せぬ出来事に巻き込まれ、人生が一変することになる。】
シネマトゥデイ より。
Netflix視聴。
韓国の同名ウェブ漫画が原作。
モミは幼い頃からアイドルというか
舞台に立つような人というか
注目されるような人になりたかった。
でも 外見があまり良くなく
ずっとバカにされ続けた人生を送り
普通の会社員になったんだけど
夢が諦められなかったモミは
体のラインが強調された服を着て
マスクをし「マスクガール」の名で
ライブ配信で歌や踊りを披露していた。
もちろん誰にも内緒で...。
でも 視聴者も多く モミは充実していた。
しかし ある日会社のパソコンに
自分が「マスクガール」だと正体を知ってる
人物からメールが届き恐怖を覚える。
ここからどんどん
想像もできない展開になっていく。
幼少期からモミがどんな感じだったのかとか
母親との関係とか
逃亡するようになってからのその後とか
そこからまた数十年後とか
あらゆる年代のモミの姿が観られます。
ドラマなのでとんでもないことが
連続して起こるのですが
登場人物たちは逃亡して
平然と暮らしてたりするので
現実世界で犯罪を起こしても
ドラマの中の人たちのように
簡単に逃げることができるんだって
いや 待って もしかして私 既に
1人殺めてる?って錯覚に陥りそうなほど
混乱しちゃってましたw
たぶん同時進行で「ペントハウス」を
観てたからかもしれません...。
なかなか残酷だし
ネガティブになりがちですが
お久しぶりにコ・ヒョンジョンさんが
観られて嬉しかったし
アン・ボヒョンさんの変わりようには
びっくりでした。
「D.P.-脱走兵追跡官-:シーズン2」(韓国ドラマ:2023)。
あらすじ
【韓国軍の脱走兵追跡部隊のジュノとホヨルが様々な背景を持つ脱走兵を追いかける中で、自分たちも知らないような現実に直面する。】
filmarks より。
Netflix視聴。
シーズン1とシーズン2を合わせて
1作品って感じなんだと思います。
シーズン1の最終話からお話は繋がってますし
ジーンズ2の1話目が第7話となっています。
「大韓民国の男子は法の定めるところにより兵役義務を遂行しなければならない。─大韓民国兵役法 第3条─」
D.P.=Deserter Pursuit(軍隊離脱者追跡)
ジュノとホヨルはD.P.。
しかし ホヨルはソクポンの事件後に
失語症を患って入院中。
そんなときソクポンと仲が良かった
ルリという兵士が軍隊で乱射事件を起こし
銃を持ったまま姿をくらます。
D.P.としてルリの捜査に参加するジュノ。
軍隊がメディアを使ってルリを
母親が経営する飲食店に誘き寄せる作戦を決行。
雨の中 ルリを確保するためジュノは現場へ。
そこへ雨に濡れるジュノに
ソッと傘を差し出す人が現れる...。
はい。ホヨルの登場(退院=復帰)!
D.P.は脱営した兵士をそのまま元の場所へ戻す。
というマニュアルがある。
しかし 軍隊は生死を問わず確保という作戦。
最終的な目標が違う人たちが集まる現場に
ルリがやってくる。手には手榴弾...。
ジュノとホヨルはルリを元の場所へ戻せるのか。
「何ができるんだよ...」
↑ホヨルの言葉。
本作の中で脱営する兵士たちは
いじめられて苦しみ逃げ出した人たちです。
ジュノやホヨルは
今にも死を選ぼうとしている人たちを
探すことが任務ですが
果たしてそれが彼らを救うことに繋がるのか。
いったい自分に何ができるんだよって
思いながら悩みながら それでもただ懸命に
脱営した兵士たちを探してるんだと思う。
それが救うことに繋がると信じて。
ルリだけのストーリーだけではなく
いくつかのストーリーがあるのですが
個人的にはニーナのストーリーが
印象に残っています。
ホヨルが逃げたニーナを探してるとき
「実はよく分からない。何をしたいのか。死ぬほどやりたいことをやって死ぬ人もいるのに 俺は分からない。何をしたいのか。除隊後にやりたいことがたくさんあった でも思い出せない。1つも思い出せない。」
と遠い目をして言います。
それをジュノは黙って聞いていたけど
きっとジュノも同じなんだろうと思う。
それだけ彼らの任務は過酷なんだよね。
ジュノやホヨル
そして 2人の担当官中士のボムグと
憲兵大将補佐官大尉のジソプたちが
懸命に事件と向き合ってる姿は
こちらの胸を熱くします。
ホヨルがジュノを「俺の息子」
って言ってたり
ボムグがジュノとホヨルを「子供たち」
って言ってたり
最後の最後でジュノがホヨルを「ヒョン(兄貴)」
って言ったときは これまた胸熱でした。
軍特別捜査団団長役でチ・ジニさんや
軍特別捜査団副部長役でキム・ジヒョンさん
(↑ジソプの元妻でもある)
そして 特に一番怖かった
軍捜査官役のチョン・ソギョンさんが
シーズン2から新たに加わってます。
いじめがテーマなので重ための内容。
しかも ラストシーンがね
すべてを物語っているのですよ。
それでも ジュノたちのような人がいれば
すぐにでも環境は良くなっていくのでは?と
思える作品でもあります。
ラストシーンまで観てどう思ったか
聞かせていただけると嬉しいです。
ホヨルは「またな」と言ってましたが
続編するつもりなの?
「すべての国民は人間らしく生きる権利を有する。国は災害を防止し その危険から国民を保護するため努力しなければならない。─大韓民国 憲法 第34条─」