いまさらだが、映画『ラ・ラ・ランド』をめぐる国内の論争メモ。「論争」と書いたけど、ほとんど僕が、いままで目にしていたのは、実に辛口の批判だけだったが 笑。
ただこのブログの記事を書くために簡単にググると、高い評価を与えたり、高い低い関係なく面白い分析もあるので備忘録にしておきたくなった。
少し前の記事になるのだが、オリコンのニュースによると日本での興行収入は38億円に迫っている。実際にロングランしているところもあって、僕の近所のシネコンでもまだ公開している。
http://www.oricon.co.jp/special/49913/
つまり一般的にはたいそう支持されているのだが、他方で冒頭にも書いたが、(このブログ記事を書く前に)僕の目にした批評家たちの論評は実に辛口でコテンパンである。
いまさらオスカー受賞がそれほどヒットの要因にはならないのは自明であるので、単純にいうと「世論の支持vs批評」という、映画ではよくみる構図に近いかもしれない。
僕個人は、『ラ・ラ・ランド』はエマ・ストーンが好きなので最初から観る気でいたのだが、かなりいい映画だとは思う。ただ永遠の名作とかではなく、よくできたラブ・ストーリーというものだ。やはり感動した。
また音楽的には僕は好きなシーンもあるし、逆に冒頭の高速道路のシーンなどはいまいち盛り上がりに欠けるな、と思ったところもある。
好きなナンバーは以下のもの。
さて目についた批評をメモ代わりに。
このブログを書く前に読んでた辛口批評は以下の四編。
『LA LA LAND』の愛のなさ 矢野利裕
http://blog.livedoor.jp/toshihirock_n_roll/archives/51991033.html
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
http://realsound.jp/movie/2017/03/post-4278.html
菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評 第二弾:米国アカデミー賞の授賞式を受けての追補
http://realsound.jp/movie/2017/03/post-4359.html
前田有一の超映画批評 一般人の感覚とズレた業界人が過大評価
http://movie.maeda-y.com/movie/02145.htm
ここから下がこのブログ記事を書くために検索して気が付いたもの。
こちらはかなり絶賛しているライムスター宇多丸氏のもの。読んでると僕の実感を支持するものがある。宇多丸氏とはアイドルソングの趣味が同じ傾向にあるので、感性が似てたりして(笑。
【映画評書き起こし】宇多丸、『ラ・ラ・ランド』を語る!
「『ラ・ラ・ランド』は少女漫画か!?〜評価が割れる3つの理由と『けものフレンズ』とのアナロジー 山田玲司のニコ論壇時評
古谷経衡さんのラジオでのコメント。「恋愛映画で癒されようと思ったら鬱になった」という感想からスタートw。いまのアメリカで決して実現できないことが描かれている。実現できそうな夢ではなく、単に夢。アメリカの現実は徹底してこの夢をかなえることはない。それゆえ癒されることはない映画、とのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=Varvn0qKJ5U
菊地成孔“ラ・ラ・ランド酷評”の動機を吉田豪が解説。「あれは菊地ジャズ警察による町山智浩への攻撃なんですよ」
http://originalnews.nico/14915
町山智浩 映画『ラ・ラ・ランド』を語る
http://miyearnzzlabo.com/archives/41170