赤ひげ(1965年 日本)
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、加山雄三、山崎努

山本周五郎原作の「赤ひげ診療譚」を巨匠・黒澤明が映画化。江戸時代の診療所を舞台に、貧乏で厳しい生活を余儀なくされた庶民たちとそれを助ける医者、そこで働くことになった青年医師との心の交流を描く。ヴェネチア映画祭主演男優賞(三船敏郎)、国際カトリック映画事務局賞受賞。
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【ストーリー】
保本は、長崎でオランダ医学を学んだ後、ある診療所に勤めるよう江戸に呼び戻される。そこは赤ひげと呼ばれる無骨な医者が仕切る、貧乏な庶民に溢れかえった診療所だった。自分に相応しくないと感じた保本は破門されるように、わざと赤ひげの教えに反発するのだったが・・・・
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【感想】
黒澤明のDVDは世界中どこにいても手に入り易いのかと思います。これは15年程前のインドネシア赴任時に買い漁ったDVDの中の一枚。で、15年程観てないまま・・・(^_^;)
何度か観ようとプレーヤーのトレイまでは載せるのですが、3時間の長尺となると自信をなくしてしまうんですね。アカデミー賞発表の週にレヴェラントを観ようと思っていましたが、娘がインフルエンザにかかり、治ってから観たいとのことで、急遽、一人鑑賞用に映画を探すことになり、これを選んだ次第です。
で3時間、いやぁ、あっという間です。こう面白いと全く時間が気になりませんね。話の展開が飽きさせずに流れるようにいろんな話が続いていきます。観ながらもその流れが上手くて唸らされました。
この後、TVシリーズでも制作されたようですが、その方がしっくりくるくらいエピソード豊富な感じです。
三船敏郎の無骨さはもちろんいいのですが、加山雄三が良かったですね。若く、プライドの高い青年医師が、医者として、人間として成長していく姿がとても良かった。
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頭を大根で殴られる憎まれ役の杉村春子が強烈でしたが・・・

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「先生はいい医者だ・・・・、いや偉い人だ」




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