鉄道員(ぽっぽや) (1999年 日本)
監督:降旗康男
出演:高倉健、大竹しのぶ、小林蓮司、広末涼子

浅田次郎の直木賞受賞作品を高倉健を主役に迎え映画化。定年を迎えた一人の仕事に実直な鉄道員の半生を描く。日本アカデミー賞作品、監督、主演男優、主演女優賞等、数多くの賞を受賞。
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単線の終着駅の駅長の佐藤は、筋金入りのぽっぽや。仕事に忠実なあまり、娘と妻に先立たれた時も、その最期を看取ることができなかった。そうして一人残った田舎の駅で定年を迎えようとしていた・・・
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高倉健さんが亡くなりましたが、偶然なくなる数日前に何故か何となくこの映画を観たくなって一人で観ました。不思議なものですね。健さんのことなんか考えた事もないのにね。さすがに訃報を聞いた時はビックリして、とても切ない気分になりました。
映画自体は日本映画特有の野暮ったさはあるものの、正に健さんの佇まいを観る、という感じでしょうか。一人の男の仕事へのこだわりと、家族との関わりを描いており、健さんの為の映画という感じでした。
こういうストイックさが魅力であり、観客が高倉健にいだきたいその印象を自分を犠牲にしてまでも(本当にそれが犠牲だったのかは知りませんが)徹底し貫いたところが、健さんの凄いところですね。意外と気さくだったとのことですが、全て引っ括めて、真の男だったと思います。今後もこのような俳優が出て来ることを切に願います。
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そういえば、私、生の高倉健を一度観たことがありました。大阪で撮影したブラック・レインのロケでした。目当ての松田優作はいませんでしたが、リドリー・スコット監督と、健さんとダグラスさんは見れました。
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このシーンの撮影現場で、リドリー・スコット監督のすぐ後ろにいました。



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