プリズナーズ(2013年 アメリカ)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ
出演:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール

アメリカの田舎町で起こった6歳の少女の誘拐事件を、冷静沈着に捜査を進めていく刑事と、一刻も早く我が子を取り戻そうと暴走する父親を対照的に描いたスリリングなサスペンス。
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【ストーリー】
ペンシルベニア州の田舎町。感謝祭を祝おうとホームパーティを行っていたケラーと友人のそれぞれの幼い娘が忽然と姿を消してしまう。警察は誘拐事件として、現場の近くで目撃された怪しげなRV車を手掛かりに、乗っていた青年アレックスを逮捕する。しかしアレックスは10歳程度の知能しか持たず、まともな証言も得られず釈放されてしまう。捜査がなかなか進展しないことに不満を募らせたケラーは、独自の計画を練り暴走していく。一方、捜査を担当するロキ刑事は冷静沈着に捜査を進めていくが・・・
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【感想】
私自身も二児の父として、誘拐という犯罪は脅威であり、実生活においていろいろと気を遣うわけですが、特に海外にいると所得格差が激しく、的に成りやすいのでより注意が必要です。ただ意外と先進国の方が犯罪者が病んでいて、且つこちら側も無防備になる傾向があることを考えると、どこが安全かということもなく、常に身近に危険は潜んでいるのだと注意しなくてはいけませんね。
この映画でヒュージャックマン扮する父親が娘を誘拐され、警察も当てにならないと感じで、突拍子もない行動に出てしまうわけですが、実際そうするかどうかは別にして、そういう選択肢も考えると思います。そういう意味でのこの父親の行動を固唾を飲んで見守らせるサスペンス感が素晴らしかったですね。また、それと並行して確実に裏を固め捜査を進めていく刑事とのコントラストがとても効いていて2度美味しい感じでした。サスペンスの題材や舞台が身近で、登場人物のいろんな感情を垣間見れた今作は最近のサスペンスの中ではかなり優秀だったように思います。この監督の前作も評判がいいようで、必ず観ようと思います。あと、リトル・ミス・サンシャインのポール・ダノが出ていますが、彼もなかなかイイですね。
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この二人のコントラストが効いてましたね。



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