モンスター/地球外生命体(2010年 イギリス)
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル

低予算ながらもアイデアで勝負したSF映画。この長編デビュー作で認められたギャレス・エドワーズ監督は2014年版のゴジラを任せられることになった。
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【ストーリー】
2009年、NASAは地球外生命体のサンプル採取に成功したが、地球に持ち帰る際、メキシコ上空で宇宙船が大破してしまう。それから6年後、メキシコの約半分が宇宙生命体の生息地として危険地帯とされ、アメリカとメキシコの軍隊により必死の封じ込み作戦が進められていた。報道カメラマンのコールダーは現地の危険地帯の中心地への潜入に成功したのもつかの間、逆にそこにいる新聞社の社長令嬢を安全地帯に連れ出す命令を受けることになる・・・
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【感想】
iTunes100円レンタルで鑑賞。この映画のパッケージは知っていましたが何の興味もなく、観ることも無かろうとスルーしていましたが、ストーリー、解説を見るとナカナカ面白そうなので早速観ました。
で、ナカナカ面白かったです。こういうアプローチは大好きなんですね。その環境の中でのリアルさがシッカリあって、面白いです。
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自分達のせいで招いた事態なのに必死にメキシコを隔離するためにフェンスや塀を築くアメリカ。その中で逃げ出すことも経済的に無理なため危険な生活を強いられている人々と、わざわざそこに出向きながら危険だとわかると逃れる西洋人。意外と普通に暮らせる日常と、危険地帯の殺伐感。SF映画というより、シュミレーション映画であり、ロードムービーとしても楽しめます。
設定は第9地区も思わせますが、描写が全く逆のアプローチでした。イギリス映画らしくとても地味ですが、そこが肝ですね。いっそのこと宇宙生物など出てこなくてもいいくらいです。隔離されたメキシコの中で右往左往しているのを観ているだけで楽しいですね。
ちょっと最新版のゴジラに興味が湧きました。
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一番の被害者は誰だ?





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